2014年9月19日 (金)

『わたしのマーガレット展』 @ 森アーツセンターギャラリー

集英社が1963年に刊行した女の子向け雑誌『マーガレット』の、
半世紀を振り返る企画展『わたしのマーガレット展』に行ってきた。

開催期間は9月20日~10月19日までの一か月。
場所は、六本木ヒルズ森タワーの52階。
詳しいことは公式ページをご覧あれ。

ともかく『マーガレット』とくれば『ベルサイユのばら』。

では、福井晶一応援家にして、
ベルサイユのばら検定2級合格者」でもあります紫の文字の人に、
まず、語っていただきましょう。

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ワラワの人生であまり縁のない、
少女漫画雑誌展の特別会に行ってきた。

何が“とくべつ”かというと、
現役漫画家の直筆による屏風絵が撮影可能という日。

ただ、そもそも知らない絵ばかりなので、
ワラワには“ふ~ん、、、”の世界だった。

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をを!オスカルさま~

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・・・だけど、お顔立ちが秋葉原。

やっぱ、2次元を3次元にするのって、難しいのね♪

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2014年8月24日 (日)

『魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展』 @ 国立新美術館

春にチラシを見て以来、楽しみにしていた展覧会に、ようやく行ってきた。

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行って驚いたのだけど、、、
『バレエ・リュス』ってバレエの衣装に関する言葉だと思っていた。
もちろん、今ではそういう意味合いで使う事があるらしいんだけど、
そもそもはバレエ団の名称だったんだね・・・

フランス語で『ロシア・バレエ団』を『バレエ・リュス』と言ったそうだ。

しかも、さらに驚いたことに、
あの、というか上の写真の「ニジンスキー」が活躍したのが、
この『バレエ・リュス』だったんだね。。。
 (だから、テッドくん、、、それ、おじさんだからね・・・・)

ほんとにバレエは、まだまだ知らないことが多い。

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2014年8月14日 (木)

メトロポリタン美術館「古代エジプト展 女王と女神」 @ 東京都美術館

今日は、とてもめでたいニュースがあったので、
東京・上野の森で開催されている『女王と女神』展へ駆けつけた。

この美術展には、古代エジプトの美術品収集でも有名な、
ニューヨークの「メトロポリタン美術館」のコレクションの中から、
「女性」をテーマにして選んだ200点が来ていて、
そのすべてが日本初公開という、見逃せない内容だ。

なにしろ、このブログでさんざん取り上げてきた、
ブロードウェイ・ミュージカル『アイーダ』のその最初の場面は、
メトロポリタン美術館をモデルにしてあるというのだから!
以前にも「こんな写真」を張り付けたりした(笑)

そのメトロポリタン美術館からやってきた美術品の中で、
最大の目玉が、ハトシェプスト女王像の頭部だ。

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この左の像を見たら、『アイーダ』を観た人は「ああ!」と思うだろう。
そう、このハトシェプスト女王は、アムネリスのモデルになった女王なのだ。
とても堀が深くて、なるほど美しい人。
(ちなみに、赤い服を着た「将軍さま」のモデルは、ラムセス2世との事)

ハトシェプスト女王の時代、
古代エジプトはとても安定し、繁栄していたと考えられている。
それまで周辺国との戦争に明け暮れていたが、それを終わらせ、
貿易と文化交流をもって国を維持し、
エジプトに真の統一をもたらしたのが、ハトシェプスト女王なのだ。

貿易によって得た財産で文化を磨き、
その輝かしく美しい文化をもって、隣国を支配したと言えるのだが、
そうした「輝かしい文化」が、装飾品や化粧道具、楽器などで紹介される。
デザイン、細工の見事さは、まさに必見で、
例えば、蓮の花を模したゴブレットなどは、大胆なデザインながらも繊細で
「これを床に投げつけるなんて、将軍さま、ストレスに弱すぎ!」
と、改めて将軍さまを窘めてしまいたくなるほど(笑)

と、ここで、紫の文字の人にも語ってもらおう・・・・

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2014年2月 4日 (火)

『ラファエル前派展』英国ヴィクトリア朝絵画の夢

麗しの『オフィーリア』再びである。

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六本木ヒルズの52階にある「森アーツセンターギャラリー」に、
ラファエル前派』の絵画が集まっていて、
そこに『オフィーリア』も『プロセルピナ』も来ている・・・

もちろん、いそいそと逢いに行ってきた。

行ってみたら、隣のレストラン『マドラウンジ』では、
「美しい女性モデルたちの競演」
をテーマとしたランチ・コースが用意されていたので、
まずは、そこで、腹ごしらえ。。。

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2013年12月18日 (水)

『印象派を越えて点描の画家たち』 @ 国立新美術館

「ゴッホ、カーラから、モンドリアンまで」

という、ちょっと刺激的なコピーが掲げられている、
「クレラー=ミュラー美術館所蔵作品」を中心にした展覧会に行ってきた。

『クレラー=ミュラー美術』はオランダの美術館で、
とりわけゴッホの作品群で有名。
「クレラー=ミュラー」というのはこの美術作品たちを収集した夫婦で、
とくに夫人のヘレーネが学んだ美術に関する教養が軸になっている。

それはつまり「分割主義」とも呼ばれる美術の流れで、
その原点の「点描」と呼ばれる手法が、
研究を重ねるにしたがって「線描」とも言うべき方向を目指してゆくもの。

人の目に映る「色」が、
点と云う刺激から「線」という流れへと移り変わるその中で、
さらに題材においても「象徴性」を備えてゆく絵画がコレクションされている。

さて、六本木のランドマーク・国立新美術館に集められたのは・・・・

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2013年12月 1日 (日)

吉村和敏写真展『カスタム・ドクター』 @ 新宿ニコンサロン

少し前に「予告」した吉村和敏さんの写真展、

『カスタム・ドクター』ソロモン諸島の伝承医

へと行ってきた。

残すところ、もう12月2日月曜日一日だけなので、
慌てて写真展会場へと向かった。

場所は西新宿ロータリーの一角に面した「新宿エルタワー」の28階。

途中でこんな光景を眺めながら、エレベーターで会場へ。

Airship

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2013年11月20日 (水)

【予告】 吉村和敏写真展『カスタム・ドクター』ソロモン諸島の伝承医

このブログでも、何度かご紹介した写真家・吉村和敏さんが、
久しぶりに、東京で、個展を開催します。

カスタム・ドクター ソロモン諸島の伝承医

というタイトルの写真展で、
11月26日火曜日から、12月2日月曜までの一週間、
新宿にある「Nikon Salon」での開催です。

同じタイトルの写真集も刊行されていて、
密林のこのページには、こんな解説が書かれています。

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2012年11月12日 (月)

『機械の眼 カメラとレンズ』展 @ 東京都写真美術館

東京ディズニーシーのアトラクションに、
フォートレス・エクスプロレーション」というところがある。
「ザ・レオナルド・チャレンジ」という、比較的並ばないミッションがあったりして、
けっこう楽しめるのだけれど、、、ここに外の景色が見えるドームがある。

『カメラ・オブスクラ』という装置なんだけど、あれが「カメラ」の原点。
つまり「ピンホール・カメラ」というもので、
暗い部屋の中に、小さな穴からの光を入れて、壁に景色を写して楽しんだ。

やがて「レンズ」という眼が生み出されて、穴に装着され、
例えば(画家の)フェルメールが構図を考えるために使ったりもした。

そして、19世紀の前半に「感光材(フィルム)」が発明されて、
光を取り込んできた「箱」は、カメラとして進歩し始める。。。。

11月18日まで、恵比寿の「東京都写真美術館」で開かれているのが、
その「カメラとレンズ」をテーマにした写真展だ。

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2012年7月13日 (金)

『大英博物館 古代エジプト展』 @ 森アーツセンターギャラリー

いま、東京では、密かに古代エジプトがブームらしい。

六本木ヒルズの52階にある「森アーツセンターギャラリー」では、
『大英博物館 古代エジプト展  ―死者の書で読みとく来世への旅』
という展覧会が開催されている。

上野では、上野の森美術館で、
『エジプト考古学博物館所蔵 ツタンカーメン展
    ~黄金の秘宝と少年王の真実~』
(このページ音がうるさい!)
が、8月4日から始まる。

もちろん、浜松町でも、『アイーダ』が絶賛(?)公演中だし、
最近、こんな本も読んだ。。。
(ちなみに、著者は、ヒルズの展覧会の監修もしている。)

さて。。。

ヒルズの方は、タイトルにもあるように、
「来世」を扱ったもので、それはとても『アイーダ』的だ。

また、そのコラボ企画で、こんなもの(pdf)があるらしてので、
「行ってみたいなあ・・・」と思っていた。

Aida

ところに、、、なんと。。。

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2012年6月 9日 (土)

植田正治作品展『童暦・砂丘劇場』 @ JCII PHOTO SALON

恵比寿にある「東京都写真美術館」のエントランスには、
写真芸術の記念碑のように、大きな写真が3枚掲げられている。

一つは、ドアノーの『市庁舎前のキス』。
そして、ロバートキャパがスペイン内乱で撮った写真。

こうした、世界で最も有名な写真に並んでいる3枚目は、
鳥取県が生んだ世界的な写真家・植田正治の写真だ。
(ちなみに、
 日本で最も人口が少ない鳥取県は、大スターの「小野ヤスシ」氏をはじめ、
 水木しげる先生や、岡本喜八監督と云った偉大な才能を育んでいる)

その、世界が認めた、
しかし鳥取県だけをホームグラウンドとした写真家・植田正治の写真展が、
東京・半蔵門にある「JCIIフォトサロン」にて開かれている。

この作品展の素晴らしいところは、、、まあ当たり前の事だけど(笑)
「オリジナルプリントが掲出されている」ところだ。

この「オリジナルプリント」という部分も織り込んで、
6月9日土曜日昼下り、ハービー山口氏によるトークショー、

『ぼくが植田正治さんから学んだもの』

が行われて、
予てより植田氏とハービー氏のファンだったので、駆けつけた。

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