2008/11/01

『ブーリン家の姉妹』

チューダー朝のハイライトを描いた映画としては、
『わが命つきるとも』とか『1000日のアン』(これは観てない)という名作があって、
特に『わが命つきるとも』は素晴らしい映画なのだけれど。
この『ブーリン家の姉妹』は、その映画のちょうど裏側。

当時の、いろいろな「背景」を知って観た方が断然面白い。
少なくとも「イギリス国教会」に関する知識ぐらいは身につけて観るべきだろう。
映画のパンフレットに書いてあって驚くのだけれど、
登場する姉妹の「姉」と「妹」は、本当は、逆なのだそうだ。
つまり「1000日のアン」は妹なんだねぇ。

衣装やセットに力を入れた映画なのは良くわかるけれど、
やはり「アップ」の多い映画で、全体を眺められる場面が少ないのが残念。
それと、ずーっと不思議に感じていたのだけれど、
この映画は「カメラ」と「その対象人物」の間に「なにか」が存在する画が多い。
例えば、王がブーリン家に到着した場面。
王がブーリン家の者達と親しく会話しているその画は、
王が引き連れてきた兵士たち越しの映像で捕えられていて、
それこそ「アン」を映している画では、アンが手前の兵士の影に隠れてしまったりする。
また、室内での撮影では、
部屋の中に設えられている「格子」とか、掛かっている「カーテン」、
そして当時の技法で作られた、向こう側が歪んで見えるガラス越しの画が多用されて、
カメラと人物が素直に相対する場面は、かなり少ない。

そのかなり少ない場面の中で、更に「陽光」を浴びている場面が印象的。
それは姉妹が楽しげに語り合って歩く場面なのだけれど、
これらの総てには、当然、演出意図があるわけで、解き明かせれば楽しいかもしれない。

こういった「紗」が掛かったような演出の中で、
役者達の演技は、どれも皆素晴らしいものだった。
特に、我が愛しのナタリーポートマンは、人を狂わせるお姫さまパワー満開で、
ヘンリー8世を見事にダークサイドに導いていたし、
ラストの演技は、あれは本当に身の毛もよだつ凄さだった。
また『ロスト・イン・トランスレーション』で魅了してくれたスカーレットヨハンソンは、
時に「本当は、すっごい事を企んでるんじゃないの?」と、
アンが彼女を見て感じた不安そのものを、見る者に理解させる演技をしている。

絢爛な衣装と豪華な背景、確かな演技で綴られた、
16世紀の、イギリスをすっかり変えてしまった物語は、
けれど「結局、男ってバカだなぁ」と思い知らせてくれる、
とても普遍的な、ちょっと小ぢんまりした映画にまとまってしまった気がした。

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2008/10/24

『彼が二度愛したS』

なんとなく恋愛映画を想像させる『彼が二度愛したS』というタイトル。
予告編では「ラブ・サスペンス」な雰囲気もあるこの映画だけれど、
けれど、原題の『DECEPTION』とは「欺瞞・ペテン」のことで、
じつは、なかなか強面の映画。。。のハズdelicious
けれど、細かい部分の整合性がなくて、とても残念な映画になっていた。

確かに「画」としては面白いところもあるし、「スタイリッシュ」と評しても良いかもしれない。
また、ハイビジョンシステムでの撮影とフィルムでの撮影が混在していて、
その質感の違いの面白さを感じるのも、ちょっと、楽しい。
けれど、物語の仕方が杜撰で、例えばパスポートの件とか、酷すぎ。

宣伝の中でも書かれているけれど、
この映画には、いたるところに「ヒッチコック監督」の亡霊がいっぱい。
主人公達の関係が『見知らぬ乗客』的だし、テニスという記号もそうだ。
また『知りすぎていた男』の匂いもするし『裏窓』の画もある。
なにしろ「秘密クラブ」の仕組み自体がマクガフィンなので『北北西に進路を取れ』みたい。
一番肝心の部分は『めまい』の雰囲気すらある。

もう少し頭良く作ってあればと、かえすがえすも残念だ。

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2008/10/20

『レッドクリフ』 Part1

映画館で予告編を観たときに、
「これって、もしかしたら、【赤壁の戦い】を映画にしたもの?」
と思ってワクワクしていたら、タイトルが『レッドクリフ』だったので、大笑い。

しかも、「周瑜」を「トニーレオン」というのにも驚いたけれど、
我が心の羅針盤「諸葛孔明」を「金城武」が演じるというから、さあ大変。
そもそも、三国志でも最も盛り上がるこの部分を映画にするなんて、
いったいどれほどのお金と時間が掛かるんだろう、とも思った。

そう、みかん星人は『三国志』が大好き。
特に、嘘ばっかり書いてある(と言われる)『三国志演義』が好きで(笑)
まさに30年前、吉川英治の『三国志』を穴が開くほど読んだ。
その後、NHKが人形劇で通史を放送したのも、
もう大学生だったけれど、楽しみにしていた。
バブルの後、川本喜八郎氏のその作品たちが売られた事もあった。
最も美しい諸葛孔明は、当時の軽自動車よりも高い値段だった(笑)
 (上のリンク先で、その人形が見られる)

千人以上とも言われる登場人物がいる「三国志」。
吉川三国志の影響で、みかん星人は意外に「曹操」が好きだが、
意外という意味では「趙雲」が最高に好きだったりする。
【赤壁の戦い】とくれば、その直前に「趙雲」の最高の見せ場がある!
けど、3時間もない映画で、
そこから描いていたらとても風は吹かせられないので諦めていた。

が、なんと、この映画、前後編の2部構成だった(笑)
試写会場に入っても知らず、アナウンスがあって初めて「そう」だと知った。
その前編が2時間25分。
「アメリカ、中国、日本、台湾、韓国」の映画で中国語なのだけれど、
なんと字幕は、あの、戸田さん。超ど級映画だ(爆)

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2008/10/09

『ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢』

みかん星人を「ミュージカル好き」にしたのは『コーラスライン』だ。

と、もう何度も書いてきた。
どんな気分の時に観ても、この舞台は、私に涙と元気をもたらしてくれる。

2008年10月25日から公開される映画『ブロードウェイ♪ブロードウェイ』は、
その『コーラスライン』のオーディションの模様を収めたドキュメンタリ映画。
しかし、この映画は、
単に「リバイバル上演される『コーラスライン』のメイキング映画」ではなく、
『コーラスライン』という舞台が、なぜあれ程に魅力的なのかを描き出すとともに、
副題のとおり、人にとっての「夢への道」がどんなものなのかを克明に描いている。

『コーラスライン』を観て感動した人には、ぜひ観ていただきたい映画だし、
「夢」を掴もうと努力する人にとっても、得るものが多い映画だと思う。
尤も、舞台を観ていない人には、そんなに面白くないかもしれない(笑)
もう、そういう観方ができないからなんともいえないけれどね。。。
ただ、14年、6000ステージにも渡りロングランされ、映画も作られて、
この映画の舞台となった2006年からのリバイバル上演が今も続いているから、
アメリカでこの舞台を観た人は相当な数になるのだろう。
いわば、ブロードウェイ・ミュージカルの『オズの魔法使』みたいなもので(笑)
「舞台を観て無い観客を想定して無い」映画だと思う。

以後、この映画に関して、かなり踏み込んでおりますので、
映画を観たい人は映画を観てからおいでください。
もし、この映画を観る前に『コーラスライン』を観ておきたいのでしたら、
この、映画のDVDを借りてきてくださいな。。。物語、ちょっと違うけど(爆)

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2008/10/07

『ヤング@ハート』

2008年11月8日から全国で順次公開される『ヤング@ハート』を観てきた。
詳しい事は、いつものとおり、上のリンク先で調べてください。

高齢者、、、まあ、年寄りね(爆)が、がんばる映画は、
フィクションでは『スペース カウボーイ』なんて傑作もあるし、
実話でも『ブエナ☆ビスタ☆ソシアル☆クラブ』という名作もある。
で、この『ヤング@ハート』という映画も、同じく、
平均年齢80歳の年寄り達が集まるコーラスグループ「Young@Heart」が、
精力的にコンサートを開いているという実話の映画。

で、そのコンサートで歌う楽曲が凄いから、面白い!
いきなり、92歳の女性が、クラッシュの『Should I stay or shoud I go』を歌い出す!
その驚きの声のさわりは、公式ページの予告編でごらん頂きたい。
そして本編では、この左翼パンクの雄・クラッシュの強烈な歌詞が、
92歳の素敵な女神・アイリーンに歌われることによって、
なぜ多くの人々を魅了したのか、
そして、どんなに素晴らしい詩であるのかを思い知る事になるだろう。

その昔、山下達郎氏が、
アカペラ名盤『ON THE STREET CORNER』をリリースした時、
「素晴らしい歌詞である事も選曲基準だった」と語っていたけど、
この「Young@Heart」もまた、歌詞を重視して曲を選んでいるそうだ。
始めはその歌詞に苦労する80歳の彼らは、
 (特に『Yes we can can』はその苦労が滅茶苦茶面白い)
やがてそれを自分の物にして、その豊かな経験を乗せて表現する。
中盤のクライマックスで慰問コンサートの様子が出てくるのだけど、
それは、まさに歌詞の「力」がその場を圧倒し人生の扉を開く場面だ。

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2008/09/22

『おくりびと』

今年はあまり映画を観ていないが、印象に残るのは「邦画」だ。
『闇の子供たち』に『クライマーズ・ハイ』、
アニメの『スカイ・クロラ』も『崖の上のポニョ』も(笑)
そして、久しぶりにスクリーンで観た『東京物語』。
どれも、とても個性的で面白く、考えさせられる映画でもあった。

そして、この『おくりびと』である。

『闇の子供たち』に『クライマーズ・ハイ』は、
「詳しくは知らなかったこと」を教えてくれて、そして思い知らされ愕然とした映画だけど、
この『おくりびと』は、
「存在を知らなかったこと」を伝えてくれて、そしてその背景に感動した映画だった。
もちろん「死化粧」とか「エンジェル・メイク」という言葉は聞いていたし、
私も肉親のその時に経験はしている。
けれど、この映画に描かれたような「納棺」という場面には出会えなかった。
そもそも、それを儀式のように行うなんて、思いもしなかったのだ。

そもそも「葬送」というのは、最も人間らしい文化のひとつだと思う。
魂が抜けた亡骸を敬い、そこに自分の命の儚さをも感じるからこそ、
「葬送」が儀式となり、そこに「もっと」という思いを込め続けてきたのだろう。
ピラミッドが墳墓では無いとしても(笑)日本の古墳は、
その時代のヒエラルキーがそこに顕在していると思う。

この映画もまた、その儀式を通じて、
自分が何者で、何処へ行くのかを見つけようとする様子を、
適度に(この加減も上手い!)笑いを交えて描き出していて、
とても素晴らしい映画だったと思う。

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2008/09/20

『落下の王国』

大変にキャッチーなタイトルと予告編で期待していた映画『落下の王国』を観た。

原題は『The Fall』と単純明快。
映画の撮影中に「落下」したスタントマンと、
オレンジの樹から「落下」した女の子が紡ぐ空想物語。

なにしろ、空想の物語なので、その背景も「夢、まぼろし」のごとく美しい。
端から裏話をしてしまうと、
物語の背景に使われた絶景や世界遺産は、
監督がコツコツ撮り溜めていた世界各地の写真をヒロインの女の子に見せて、
「この物語の背景は何処だと思う?」
と聞きながら、ある程度まで、決めて行ったそうだ。

さて、その女の子、
アレクサンドリアを演じた「カティンカ」ちゃんは、撮影当時5歳。
「彼女が女優に目覚める前に」
と、監督・ターセムはかなり急いで彼女のシーンを撮ったそうだ。
それでも、前歯の成長などを利用している?辺りが上手いねぇ。

落ちたスタントマンロイを演じたのは「リー ペイズ」
初めて観た彼は、二役の差をなかなか上手く表現していた。

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2008/09/11

『闇の子供たち』

小説の『闇の子供たち』に関しては、僅かに知っていたけれど、
著者に関しては、実は、名前の読み方を知らなかった(笑)
『血と骨』等で知られる「梁 石日(ヤン・ソギル)」氏の、
その小説『闇の子供たち』は、手に取るのも怖いほどに「重そう」な小説で、
桑田くんがその映画のテーマを書いたと知っても、読む気にならなかった。

そしてだから、この映画を観るのにも、かなり「勇気」が必要だった。
 (相変わらず、細かい事は公式サイトでどうぞ)

実際、この映画はかなり「重い」ものだった。
時に「劇映画」というよりも「ドキュメンタリー映画」を観ているようで、
とても「娯楽映画」とはいい難い作品。

「タイの不幸な子ども達」は、
この映画の中で「ありえない程に不幸な子ども達」だ。
彼らをもてあそぶ「おとな」嫌悪を感じるのはもちろんだけれど、
その仕組みに関して「見て見ぬフリ」をしている総ての人達にも、
同じように気持悪さを感じる。

そう、「他ならぬ、そう感じている、観ているお前が、そうだ」と言われている。

事実、タイにおけるこの現実を、私は「知らなかった」とは言わないし、
その程度も「想像していた状況」に近いと感じた。
もちろん映像として突き付けられると、もの凄く嫌な気分になるけれど、
「知らなかった」のではなく「本当にこんなに酷いのだ」と、
そう再確認をする自分が、それだけの自分が、居心地悪い。

この映画を観て、
「こんな事が行われているなんて、ちっとも知らなかった」
という人がいたら、会ってみたい。
この映画を観て、
「だから、ちゃんとこんな行動をして、阻止をアピールしている」
という人がいたら、やはり、会ってみたい。

さて、これだけの思いを感じさせてくれた映画だから、
出演者の演技は、確かに素晴らしい。
主演の江口洋介くんには、微妙な影が付きまとうけれど、
その「微妙」な加減が実に上手くて、どんどん惹き込まれる。

彼の相棒として登場する豊原功補さんは、見た目にも好きな役者だけど、
この役の「軸」をしっかりと捕えていて、これがとても素晴らしい。

ちょっとだけ、けれど重要な役で登場した佐藤浩市さんも、
演技を感じさせない視線と動きがさすが。

もちろん、上映時間の七割ほどタイでの描写なので、
タイの役者、もちろん虐待される子どもも含めて、が登場する。
タイでも悪役が多いと言う、人買いのチットを演じたスワンバンさんが、
とても複雑で、いやらしい役処を素晴らしい表現でみせていた。
彼の中に在る「虐待された記憶」が、私には最も悲しいものだった。

他にも、宮崎あおいさんと妻夫木聡さんが出ている。
妻夫木くんは、まさに正しい役不足。
宮崎さんは、たぶんとても鋭い演技だったのだろうけれど、
ああいう「自分探しで騒動する人(の役)」が大嫌いなので、どーでもいい。

さて、こんなにたくさん書いておきながら、
実は、この映画で一番いろいろと考えたのは、
映画の内容ではなく、エンドクレジットの背景に流れた桑田くんの歌。

なので、この先は、映画とは全く関係の無い内容になります(笑)

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2008/09/04

『アイアンマン』

今年は「アメリカン・コミックス」の映画化作品が多いのかな?と思ったら、
「今年」というわけではなくて、「ここ5年ほど」多いらしい。

で、この『アイアンマン』も「アメコミ」映画化作品のひとつ。
1996年にはアニメが日本でも放送されていたらしいけれど、
みかん星人は、この『アイアンマン』を知りませんでした。
 (『ロケッティア』かと思ったりして(笑))

あまり「アメコミ」を知らない私でも、
「アメコミ」には、いわゆる「ヒーローもの」というジャンルがあって、
その「ヒーロー」には、『スパイダーマン』ゃ『ハルク』のように、
「人間の肉体が変身してしまう」というタイプのものと、
『バットマン』や、この『アイアンマン』のように、
「人間が、何らかの武装によってヒーローになる」ものがある、のは分かる。
前者の「テーマ」には、
「普通の人間では無くなってしまったヒーローの苦悩」という側面があって、
後者の「テーマ」には、
「そうまでして戦わねばならない苦悩」とか、
「エスカレートする暴力」といったものがあって、『ダークナイト』はまさにこれ。

この『アイアンマン』もまた、「戦う」という事に比重のある映画だけれど、
そもそも、この主人公が「武器商人」であるという設定が巧妙。
「武器は平和をもたらさない」ことを経験した主人公は、
その「責任」として「更なる抑止力」の如き『アイアンマン』を考える。
が、しかし、それとて、つまりは・・・・
 (ちゃんと「原子爆弾」の話が、アメリカ映画らしい価値観で登場もする)

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2008/09/01

『ダークナイト』

タイトルに「バットマン」の文字は無いけれど、
紛うことなき「バットマン」映画の最新作。

みかん星人にとっての「バットマン」は、
かの広川太一郎さんが吹き替えをしていたTV番組で、
テーマ曲も有名で、こんな映画も作られた、コミカルなものだった。
いまでも、頭の中のバットマンのテーマ曲はこれですなぁ。
もちろん、映画になってからのバットマンも観ているし、
前作と呼ぶべき『バットマン ビギンズ』も観ているけれど、
その「テレビシリーズ」のお陰で、どうも重苦しいバットマンは苦手(笑)
 (そもそも、ダークな映画自体が苦手なんだけどねcoldsweats01

そう、その『バットマン ビギンズ』は、まさに「前作」で、
監督も主演も、執事も智恵袋も、同志も同じ人が登場。
同じでも良いのに、違うのが、元恋人のレイチェル。
前のレイチェルはトム君に攫われてしまったのです<ケイティホームズ
今回のレイチェルは、前作のものより遥かに「美貌」が求められるので、
わるいけど、前作のレイチェルに出て来て欲しかったなぁ。
 (そも、みかん星では、【レイチェル】という名前は【美】と同義なのだlovely

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2008/08/27

『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』

「ハムナプトラ」というのは、
この映画シリーズの1作目に登場した「死の都」の名前。
1作目も2作目も、邦題は『ハムナプトラ』だけれど、
原題ではいつも『The Mummy』と、ミイラの事。
ちなみに、今作の原題は『The Mummy Tomb of the Dragon Emperor』で、
「ミイラ物語:龍皇帝の納骨堂」みたいな感じだね。

いつもながら、詳しい内容は公式ページへ。。。ただし、すごく重いsmile
しかも、うるさい。

ジェットリー演じる「皇帝」は、「皇帝」としか表現されないけれど、
「万里の長城」を作ったり、「兵馬俑の主」だったり、
そもそも「最初の皇帝」であったり「不老不死」を求める様子から、
紀元前210年に亡くなった(とされる)秦の始皇帝がモデル。
ただ、歴史の定説では、始皇帝は体が弱く、
故に「不老不死」を求めたという事になっているのだけれど、
この「皇帝」は、さすがジェットリー、強い強い!

まあ、そんなこんなで、微妙に史実と絡まったこの話は、
しかしその2000年前の物語が、実に上手い。
そもそも、シリーズの前2作だって導入部はなかなかのものだった。
が、今回の「2000年後に影響するプロローグ」は、ほんとに上手い。

あ、でもね、この映画、基本的には「そんなに悪くない」映画だと思う。
そんなに無茶な展開じゃないし、そこそこ笑わせてくれる。
ジェットリーとミシェルヨーの対峙はなかなかのもの。
『頭文字D』で面白かったアンソニーウォンも良い感じで活躍していた。
たとえ、新しいエヴリンのマリアベロに氷のような知性を感じなくても、
成長したアレックスを演じたルークフォードが酷い大根でも、
これでしかみた事の無いブレダンブレイザーが進歩して無くても、
基本的には面白い映画になっていた。

けれど、こういう展開の映画からは、そろそろ卒業かな?と思った(笑)

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2008/08/21

『スカイ・クロラ』

今年、最も期待していた映画を、大満足で観てきた。

最も敬愛する小説家、森博嗣氏の原作を、
これまた大好きな映像作家、押井守氏が映画にした『スカイ・クロラ』。

この「物語」に関しては、書き出すとキリがないきがするし、
いやいや、なにも書けないようにも思うから、
ともかく「映画」の中の「映像等」の部分にだけ関しての記事になります。

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2008/08/12

『クライマーズ・ハイ』

相変わらず、詳しい事はこちらで。。。
にしても、この公式サイトの情報量は多いぞぉ。
このサイトを見ているだけで、映画を取り巻く人達の「熱」を感じる。

原作は読んで無いし、テレビ版もみていないが、
これだけ重層的な物語をよくまあ140分に上手くまとめたと思う。
実際に起きた事を題材にしている映画だから、
「実際にあった事」の中から何かをそぎ落とし、
そして「架空の物語」を織り込むことになるのだけれど、
そのさじ加減が実に上手く、過不足ない感じがした。

また、ずっと不思議だった『クライマーズ・ハイ』というタイトルも、
描かれた二つの時間軸でのその興奮の極限の対比が上手くて、
ものすごく納得してしまった。
同時に、その「極限状態の興奮」がどんなに人を狂わせるのか、も。

みかん星人が、最近の映画で好きになれないのは、
過剰に揺れるカメラである事は何度も書いたけど、
この『クライマーズ・ハイ』のカメラも、時として安定しない。
が、
この映画でのその不安定感は、なかなかツボだった。
墜落現場での騒乱を冷静に見つめるような安定した画像と、
役者の全身を写した(クロースアップの少ない)画角は、
久しぶりに画に集中できる映画で、
これ、もしかしたら、台詞が無くても伝わる映画かもしれませんね。

また、役者の演技が「嫌になるほど」濃密で、
 (まあ、新聞の拡販と紙面の表裏一体は解ってはいるものの、辟易する)
それが「そうかもしれないなぁ」という枠のギリギリに納まっているのも良い。

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2008/07/23

『崖の上のポニョ』

「はじまり」で始まり「おしまい」で終わる。
「ああ、いつもの、宮崎監督らしい映画なんだなぁ」と感じる。

いちお「公式ページ」があるので、もろもろはそちらで。
 (チラチラ煩いのでHTMLページにリンク)

5歳の時の思い出は、意外と多い。
できたての幼稚園に「年長さん(ゆき組)」として入園して、
周囲の子どもが、あまりにも「こども」で驚いたものだった。
さらに驚いた事に、その同じ組の子ども達が、一年のうちにもの凄く成長した(笑)
出会った頃にはぴーぴー言ってた奴が、
卒園の頃には、女の子と「次のガッコ」の事を話していて苦笑したのを憶えてる。
いや、その「女の子たち」が、次第に共同戦線を張り始めて、恐くもなっていた。
 (『魔法使いサリー』を見てないと遊んでくれなかったよなぁ。。。)

そう、で、そんな頃、「世の中」の人達は、誰もがみな顔見知りで、
『サンダーバード』は(夢野サリーより魅力的な)実在の組織で、
大人が話す事が世界のニュースで、真実で、決まりごとで、未来だった。
あの頃、嬉しかったのは、新しい何かに出会うことと、大人の関心を集めること。
・・・そんな頃のみかん星人に、この映画は、どう見えただろうか?

以下、この映画を観てない人は、立ち入り禁止。

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2008/05/05

『クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者』

「こどもの日」なので、こういう映画を観てきた。
まあ、毎年恒例なんだけれどね。

相変わらず「野原一家」の結びつきがテーマだったりするし、
いろんなパロディーが満載だったりして、それなりに面白いけれど、
ちょっと「映画」としては物足りないかなぁ。

監督は初期の4作品を手がけた本郷氏で、
「子どもには分かり易い」かと思ったけれど、、、
そんなに下品にもならなくて、周囲のお子様達は飽きていた気配。
それでも、本来の「クレしん」らしいというか、
「子どもの冒険譚」と「大人社会」との溝みたいなのが出ていて、面白かった。
そういう観点で、最も印象的な台詞が、
「オトナがコドモをいじめちゃいけないんだぞ!」と叫ぶしんのすけに、
「私はコドモをいじめるのが大好きなんだ」とほくそ笑む敵キャラ。。。。
本来、オトナから見たら、ばかげた夢を真剣に語って、信じて、
オトナ達から無条件に愛されて、見守られる存在であるハズの子どもが、
いま、この社会でどんな境遇にあるのか・・・考えちゃうねsmile

この映画、一見本当にお馬鹿な物語で、気楽な娯楽映画なんだけれど、
実に細かく「いまの社会」が抱えている「微妙な問題」を描いている。
「間違っている!」とは言いきれない問題、
「どこが悪いんだ!?」と問い返されると答えに窮する問題。。。
そういうボーダーラインに苛々させられてる中で、
オトナ達がコドモに対する「余裕」を失っているのが「いまの社会」だと。

残念な事に、その部分がカタルシスをもたらしてはくれないのだけれど(笑)

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2008/04/02

『ペネロピ』

予告編をみたときから「これは面白そうだ」と思っていた映画だったのに、
意外にも「ミニシアター」の公開で、危うく見逃すところだった。

このイギリスらしい映画『ペネロピ』は、
早くも「みかん星人今年のベストワン」の予感がする映画だ。
物語の進め方はもちろん、役者の動きの「自然じゃない感じ」とか(笑)
少しドキドキしてしまう色彩感覚と、なによりも素敵な「ユーモア」精神。

そう、この映画が素敵なのは、いかにもイギリスらしいユーモアのセンス。
まるで「モンティ・パイソン」を観ているような感じで、
【エスプリ(ウィット)】でもなく【ジョーク】でもない【ユーモア】が気持ち良い。
 (尤も、エスプリとユーモアの違いは受け手次第なんだけどねsmile
以下、内容に踏み込んでいますので、ご注意を。。。

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2008/03/26

『マイ・ブルーベリー・ナイツ』

基本的な情報は、こちらを。。。

なにしろ、ノラジョーンズが映画に出るという、それだけでも観たかった。
しかし、みかん星人、いつからこんなに恋愛映画を観るようになったのかねぇ?
でも、思っていたよりも「恋愛映画」ではなく、
構造も、ちょっと不思議で、「オムニバス」的な映画になっている。

ノラジョーンズの他にも、
『ナイロビの蜂』のレイチェルワイズに、
『ビューティフル・ガールズ』(それかい!)のナタリーポートマンという、
みかん星人好みの、ちょっと圧力高めの女性が出てきて、これが好い。
何が好いって、これだけの美人が、実は。。。。ま、それは映画を観て頂いて。
ともかく思うのは、
「女性が幸せになるのって、むつかしいんだなぁ」
というところ。

そ、、、この映画はかなり曲者で、
ついつい「恋愛ってのはさー」なんて感じで語りたくなってしまう。
でも、こんなところでそれを語ってもキリが無いし、
「オムニバス」のように語られる大きな二つのエピソードは、
監督がこの映画で直接表現したい事と強烈に結びついているわけでもない。
だから、ヒロインが出逢ったエピソードそれ自体を語ることはしない(笑)

この映画で監督が伝えたい事は、プログラム(600円)に書いてありますが、
要するに「どーして、ブルーベリー・パイは売れ残るのか?」という事。。。かな

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2008/03/17

『クンドゥン』

いま、ぜひとももう一度観たい映画が『クンドゥン』です。
恵比寿の映画館の(望んで)最前列で見ましたが、
独特の重低音と、不思議な文化と、凶暴な政治に圧倒されました。
すっかり魅了されて、
ダライラマ14世の講演を聴きに行ったり、チベット舞踊を鑑賞にいったものです。

映画の感想を書いてあった気がしましたが、
どうやら、前世紀の文化、ニフの映画フォーラムに書いてあったようです。
もう、10年も前に制作された映画ですが、
内容がますます今日的になっているのが悔しいこと。

これは劇場で観てはいませんが、
セブン・イヤーズ・イン・チベット』も、いま、観ておきたいですね。

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2008/03/15

『魔法にかけられて』

前売券を買って楽しみにしていた『魔法にかけられて』を観た。
予告編からして「面白い」というか「可笑しい」映画で、
「ディズニーならではの名作」なのか、
「ディズニーの窮余の一」のどちらなのかに興味を感じていた。

さてではどーだったのか?というと、やや、後者のような気がする。
「もの凄く変った、大袈裟なスタイルで描いた、とても普通の恋愛映画」
というところですかね。。。前に観たのが(ピクサー作品だげと)
いわばミッキーマウスのパロディ作品『レミーのおいしいレストラン』で、
続くこの映画も「ディズニー・プリンセス」のパロディーもの。
確かに面白いアイディアではあるし、ディズニーを良く知る人には楽しいと思う。
けれど、ともかく物語は余りにもオーソドックスで、画もそんなに面白くない。
「画期的な映画」としては、ピクサーの次回作の方がワクワクする。
(とは言え、この次回作も『E.T.』や『サイレント・ランニング』の換骨奪胎か(笑))

が、はい、そうです、みかん星人はこの映画大好きで、とても楽しめましたsmile

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2008/03/07

『ジャンパー』

実は、数週間前に試写を見せて頂いたのですが、書けずにおりました。
なんか、すごく宣伝されているので、ちょっとだけ。

相変わらず、映画の内容に関してはこちらを(笑)

中学生の私だったら、間違いなく「絶対観たい!」と大騒ぎ系の映画ですが、
初老となったみかん星人でも「面白そう」と期待して観に行きました。
で、まあ、物語はともかくも、100分の間で、
「今日の映画がどんな事まで可能なのか」が、よーく分かった1本でした。
なにしろ、どこまでが現実なんだか、まったく分かりません。
本当に「そういう能力」が備わったかのような気分。

尤も、「映画」という文化は、
「行けない所へ瞬時に連れていってくれる」のが魅力だったわけです。
その「映画の魅力」を実際にやって見せてくれるのが面白い。
なにしろ、スフィンクスの頭上がどんな様子なのか?とか、
コロッセオの「底」に立ったらどんな気分なのか?を見せてくれる。
これだけでも、ある意味必見です。

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2008/02/25

第80回アカデミー賞

さてさて、今年もこの日が来ました。お祭りです(笑)

詳しいこと、データは、こちらへ。。。

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2007/12/03

『ブレードランナー THE FINAL CUT』

やがて半世紀も生きて、それほどの達成感も無く、
自慢できる事も少ない我が人生で、大いに自慢できることの一つが、
「映画『ブレードランナー』をロードショーで何度も観ている」
という事かもしれない(笑)
日本では昭和57年の夏に公開されたものの、
ちょうど学生の試験期間中だったこともあり(笑)映画館はガラガラ。。。
そんな中で、私は丸一日この映画を観るという貴重な経験をした。
 (当然、試験は大変な事に・・・)

この映画自体について話すのは厄介だし、
けっして人に薦められる映画ではないけれど、
「SF(映画)とは何か?」
という質問への最も端的で奥深い回答が、この映画なのは間違いない。

それは、でも、けっして「未来」を描いてあるという事でも、
今の科学ではできないことをしているからという事でもない。
 (例えば、この映画の中では「ブラウン管」が登場するけれど、
  それが『ブレードランナー』の価値を少しも損なってはいない)
『ブレードランナー』が魅力的なのは、
「【人】とは、【私】とは、どういう存在なのか?」
という、少々哲学的な問題を背骨にしている点にあると思う。

さらに、この映画を魅力的にしているのが、
「ショーン ヤングSean Young」演じる「レイチェル」というヒロインの存在。
これがもう、やたらめっぽう美しい、麗しい。。。
彼女とハリソン君のラヴシーンは、
みかん星人がもっとも好きで憧れるラブシーンだったりする。
 (「レイチェル」という名前も、「レベッカ」と並んで好きな響き(爆))

今回、DVDが発売される宣伝として、映画館で上映されたのだけけど、
これが、なかなか美しい。
特に、上記のラヴシーンにつながる、レイチェルがピアノを弾く場面は、
呼吸を忘れてしまうほどに美しい。。。
 (が、、、本当は「もっと美しい幻のフィルム」が存在しているとも・・・)
当初は2週間だけの上映だったそうだが、
余りの好評に、一週間延長されて、おかげで私も観る事ができた!
 (実際、劇場は、みかん星人と同年輩のおやぢを中心に8割ほどの盛況)
今週金曜日まで、こちらの劇場で上映中なので、
「幻の傑作SF映画」を観に、映画館へぜひお出かけあれ!!

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2007/10/26

『ヘアスプレー』

今年2月に『ドリーム・ガールズ』という素晴らしい映画を観ました。
早々にサントラ盤も手に入れて、DVDだって珍しく何度も観ました(笑)
で、悔しい思いをしたのです、、、「これは、舞台で観たかった!」と。。。

残念ながら、その轍を再び踏んでしまいました(爆)

この映画『ヘアスプレー』も、舞台で観たかった!
しかも、この夏に上演されていたのに、見逃してしまったのです。。。悔しい!

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2007/10/19

『いのちの食べかた』 Our Daily Bread

ドイツ・オーストリア映画『Unser taglich Brot』を観てきました。

英語のタイトルが『Our Daily Bread』で、まあ「日々の糧」という感じ。
その邦題が『いのちの食べかた』で、これはニュアンスがかなり違いますし、
この映画が伝えようとしていることとも、微妙に、ズレている気がします。

スパーマーケットに行くと、実にたくさんの「食料品」が並んでますね。
例えば「タマネギ」は、火曜の野菜の日になると(笑)3個一袋で100円。
それが山と積まれていて、ドンドン売れてゆきます。
「この店で1日に売られるタマネギは、どれぐらいの面積で収穫されるのだろう?」
なんて、考えた事はありませんか?
スーパーは近所に4店舗もあって、、、ピーコック2店、サミット、ヨークマート(^^)
同じような価格で、競いながら、タマネギを売っています。
そして、日本全国では1日に何個売れるのでしょう、、、
工場で食品に加工されるものも含めると、、、
一日に、日本人は、どれほどの面積で作られたタマネギを消費しているのでしょう?

食べ物に関する、こういった疑問に、この映画は少しだけ、ヒントをくれます。
鶏肉、豚肉、牛肉、そして生鮮食料品がどうやって「生産」されるのかを、
ぜひこの映画で観て、そして考えるヒントとしてください。
ただし、PG-12指定を受ける程度に刺激的です。

実に素晴らしい、考えさせてもらえる映画です。

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2007/09/01

『シッコ』

原題も『SiCKO』で、なぜか2文字目の"i"が小文字。
字幕でも、監督脚本製作は『MiCHAEL MOORE』となっているのが、可愛い。
"sicko"はスラングなのか、研究社の英和辞典には載ってないけれど、
日本での「(ほとんど)びょーき」と似たようなニュアンスなのかな?

相変わらずムーア監督の「誘導」はお上手で、見事に論陣を張る。
こういう、ある意味「ディベート」を感じる表現は、
本当は「反駁」があって、より、盛り上がるのだけれど、
実は、その「反駁」は、ムーア氏の(意図的な?)後姿にあったりするのね(笑)
「アメリカって、こんな国だったかなぁ。。。」
という感覚が、テーマの根幹でもあるのだけれど、なんだか凄くかわいい反駁。

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2007/08/11

『レミーのおいしいレストラン』

ディズニー帝国の一部になってしまった「PIXER」の最新作、
レミーのおいしいレストラン』を観てきました。

ネズミが味にうるさかったり、料理をしたとしても、
ディズニー印の映画なら、何の不思議も無いのですが。。。。
、、が、見た目も、そして質感までも(笑)本物のネズミだったりするというのは、
立場(資本関係)が違ったら、かなり辛辣なパロディーになる作品でしょう。
実際、ミッキーマウスが料理をするのは面白いですし、
TDRのホテルには、彼がシェフを務めるレストランもあって、
これがなかなか予約が大変だったり。。。(*^^)
ところが、同じアニメのキャラクターなのに、
本当に「ねずみ色」をして、尻尾まで妙にリアルだと、やはり「違和感」があるものです。

それに、妙にリアルなネズミが、煮えている鍋の縁に立ったりするのもなぁ・・・

と、若干、引き気味で書きましたが、さすがはPIXER面白い映画でした。

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2007/07/12

『プレステージ』

『役者殺すにゃ刃物はいらぬ、ものの三度も褒めりゃいい』という言葉があります。
まあ、バリエーションの多い「決まり文句」で、下の句は臨機応変。。。

この映画が、まさにそのバリエーションでした(笑)

もっとも、この「決まり文句」が言いたいのは、
「下手なところを褒めてやると、役者は駄目になる」という意味だったりしますので、
この『プレステージ』という映画での「殺す」とは微妙に違うのですけれどね。。。

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2007/05/31

『パッチギ! LOVE&PEACE』

井筒監督の『パッチギ! LOVE&PEACE』を観て来ました。
相変わらずの「収束感」は上手いですねぇ。
前の『パッチギ!』でも、収束感の心地よさ、盛り上がりの面白さを書きましたが、
この続編では、それが「静と動」、「今と昔」の対比で描かれていて、感動的でした。

「感動的」だからと言って「感動した」か、となると、ちょっと違うんですけれどね(笑)

ともかく、ポリシーとスタイルを持った監督の作品は、面白いです。
井筒さんって、本当に戦争が嫌いなんでしょうね。
これ、簡単で当たり前のようですが、
「戦う・戦闘(fight)」と「戦争(war)」はもの凄く違うことであり、
それをキッチリと描き出せる監督は、こりゃあなかなか凄いもんです。

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2007/05/18

『クイーン』

2006年【第79回アカデミー賞】の主演女優賞を取った『クイーン』を観てきました。
受賞映画にしては、公開が小規模なのが残念ですが、
まあ「要スクリーン」という程でもないので、DVDでも良いかもしれません。

と、言うのも、この映画の「絵」が妙に狭苦しく、人物アップも多いしで、
映画館で観ているとなんだか威圧されてしまうのです。
でも、この映画で感じた「女王」の生活も、圧力を感じる大変なものでしたので、
雰囲気として、この絵作りは正解なのかもしれません(笑)

「女王」は(たぶん「天皇」も)、気持のどこかで「機関」だと感じていた気がします。
この映画で、例えば寝起きの女王をみると、改めて、
「ああ、、、女王さんも、普通の人間だったのね・・・」なんて思ってしまいました。
まあ、王侯貴族ってのは「そういうもの」なんでしょうけれど、
目覚めた時から「いちばん偉い人」で居るというのは、大変でしょうねぇ。

と、言うわけで、
「ですから、庶民とは違ってあたりまえなので御座います」
みたいなニュアンス。。。もっと言えば、
「こういう地位、こういう見識、こういう伝統あっての英国なのです」
という、かなり保守的なメッセージを秘めている映画のように感じました。

ま、、、上品な「ものまね」というのは、悪くないですね(笑)

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2007/05/09

『ラブソングができるまで』

「ヒュー グラント」と「ドリュー バリモア」のラブコメディー、
映画『ラブソングができるまで』を観てきました。

この映画、その面白いところのほとんどが、
上のリンク先にある公式ページの予告編で観られてしまいます(笑)
めいっぱい80年代なPVをはじめ、
原題である『Music and Lyrics』の意味や、大まかな結末も。
ま、そもそも「デート映画」ですから、安心して観られるほうが好い訳です。

80年代=20代の私には、とても楽しい映画で、大笑いして観ましたけれど、
そも、これを「デート」で観る二人は、どんな二人でしょうね(*^^)
80年代を懐かしく思う二人、でしょうか。。。。
若い人が、50歳手前の、売れないミュージシャンの恋愛を観て、面白いのかな?
 (そんな辺りも、私には面白いんですけれどねぇ。。。)

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2007/05/06

『スパイダーマン3』

まあまあ、良くまとまっていたと思います。

敵キャラインフレの法則】というのがあるそうで(笑)
本当にピーターくんは大忙しです。
そのピーターくん本人も「慢心」というか「驕り」というかで、実に有頂天。
「まったく、男って奴は、ほんとにもう・・・」
と、みていて我が身の様に恥ずかしくなってしまいます。
しかも、「謎の生命体」に乗っ取られる前からのご乱行もあったりで、呆れるばかり。

サムライミ監督は、しかし、表情の演出が本当に上手い!
トビーくんの絶妙な表情による演技はもとより、
ライバルのフランコくんの複雑極まりない、
しかし実はとても単純な心理変化の表情による演技は、
「いかにもアメリカン・コミック」的なメリハリで、もう凄すぎます(笑)
 (お陰で、独り不幸を背負っているキルステン嬢は、
  いつにも増して苦手な存在に見えてくるから、参りました・・・)

それにしても、贅沢三昧のCGと、盛大なアクションの割りには、
なにやら「こぢんまり」した物語になってしまいました。
そーねー、、、学内の権力抗争ぐらいの規模にしかみえない。
第一、スパイダーマンって、いま、どんな人助けをしているの?(笑)
警察無線から解放されない生活の割りに、
あまり人助けをしている描写がなかった気がする。。。
敵キャラと戦うのも面白いんだろうけれど、
それでも「ヒーローとして悩む奴」なのだから、
もっと、普段、日常でヒーローしている場面が見たいよね。
 (あのクレーンの暴走事件そのものが、既に特殊な事件なんだもの)

ま、、、ポップコーン映画ですから、あれで良いんでしょう。

とはいえ、、、
「DVDになっても買わないよなぁ。。。1も2も買ってないハズだし」
とか思っていたら、家で1と2のDVDを発見して驚いている私でした。。。

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2007/05/03

映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ歌うケツだけ爆弾!』

年に一度のバカ笑い、、、『クレヨンしんちゃん』の映画版を観てきました。

今回は「突然歌いだすミュージカル映画」仕立てで、
秘密結社(らしい)『ひなげし歌劇団』は、まさに宝塚!
大階段ごとトレーラーに乗ってるのは、本当に笑ってしまう。
音楽も「いかにも」という感じの「あと乗り」のもの。。。上出来。

もう一つの面倒な団体は、どうやら国の機関らしいのだけれど、
(ちゃんと)富士山麓に基地があって、小道具もバッチリ。
問題はこの団体名で、、、
「Unidentified Nature Team Inspection」(未確認自然現象監視団かな?)
の略称が「UNTI」で「ウンツィ」と呼ばれているのです。
さて、「国連」の略称はUNで、
その関連では「UNICEF」とか「UNCTAD」というのがありますが、
この場合は「ユニセフ」「アンクタッド」と呼ばれるわけです。
ので、UNTIも「アンチ」と呼ばれるのが、まあ、標準なのでしょうね(笑)

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2007/05/01

『バベ