ミュージカル『生きる』制作発表記者会見
黒澤明監督が亡くなられて(今年の9月で)20年。
それを記念して、
黒澤監督の名作『生きる(1952年)』がこの秋にミュージカルになる。
との事で、その制作発表会に行ってきた。
会場は「ないしょ」との事だったんだけど、
分かる人には何処だか判っちゃう写真を貼っておこう(笑)
赤坂ACTシアターで10月8日~27日の全26公演が予定されている。
主演は市村正親くんと鹿賀丈史くん。
そして、なんと、
我らが上野聖太くんがアンサンブルとして出演する!
既に充実したワークショップもこなし、
いよいよキャスト先行予約の受付も始まった。
このブログとしても、大いに応援したいので、
これを読んで興味を持たれたら、
ぜひ上野くんのページからチケットを確保しょう!
さて、、、「続き」の中では、映画『生きる』に関して。
黒澤監督は30本の比類なき名作を生み出した。
中でもこの『生きる』はとりわけ傑作だと思うし、
大好きな1本だ。
そして、とてもミュージカル的な要素がある作品だと思う。
このニュースを最初に聴いた時に、
「あーなるほど」と、その着眼に感心した。
この映画に在る「ミュージカル的要素」は、
『酔いどれ天使(1948)』から黒澤映画の音楽を担当した、
早坂文雄氏という天才音楽家の功績によるものだ。
氏は「対位法」という音楽の理論を映像にも応用し、
「映像と音楽をあえて調和させない」
という手法で物語の奥行きを表現した。
映画『生きる』を観た人なら分かるだろうが、
途中で流れる「お祝いの歌」の場面が、
このミュージカルでどう表現されるのか・・・楽しみで仕方ない。
記者会見でも、
有名な『ゴンドラの唄』が主演の二人によって披露された。
他にも3曲が歌われて、
どれもとてもいい感じで「昭和」していた(笑)
世界的に有名な映画がミュージカルとなって、
それもまた世界へと羽ばたいてくれるよう期待したい。
ところで、、、以前から気になっているのだけど、
こういう「舞台をやりますよー」という記者会見は、
本来は「制作発表」と書くのが正しいと思うんだけど。。。
が、今回に限らず、多くの場合、
「ミュージカル舞台の製作発表」
と表記されることが多い、、、なんか不思議(笑)
ちなみに、今回は東宝が絡んでいるんだけど、
その原点である宝塚歌劇は、
ちゃんと「制作発表」と表記するんだよね(笑)
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