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2016年7月31日 (日)

今日の、福井晶一くん、、、後ろ姿に恋してる!

この夏、最高に「狂喜乱舞」な(と云われた)ミュージカル、
『ジャージー・ボーイズ』が、ひとまず、千穐楽となった。

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「ひとまず」と書いたのは、
連日満員御礼となったこの作品の再演が、早くも発表されたからだ。
(たぶん主役の中川くんだけは再演でも登場が約束されているだろう(笑))

そもそもは、2005年のブロードウェイ・ミュージカルで、
2006年のトニー賞で主演・助演男優と照明そして作品賞をとっている。

その授賞式では、
この物語の主人公『フォー・シーズンズ』ご本人たちが登場して、
会場が大いに賑わっていたが、
「(『マンマ・ミーア!』とは違って)フォー・シーズンズ世代向けの作品」
だと感じたし、その物語も、彼らの成功と挫折を描いたものに過ぎず、
だから、日本に来てもそんなに話題にならないと思っていた。

が、
2014年に来たイーストウッド監督の映画『ジャージー・ボーイズ』は、
このブロードウェイ・ミュージカルを無理にミュージカル映画にせず、
彼らの人生を、彼らの音楽で綴るという、実に映画らしい手法で、
この物語が持っている魅力を余すことなく伝えていた。

また、2015年にやってきた来日版『ジャージー・ボーイズ』は、
何年経っても色あせることのない、
「フォー・シーズンズ」のメロディーとコーラスの魅力を見せつけてくれた。

そして、とうとう日本語で語られた『ジャージー・ボーイズ』は、
彼らの音楽の美しさを再確認させてくれたばかりでなく、
演出の藤田俊太郎氏が積み上げた丁寧な演出で、
物語が持っている「普遍性」を見事に描きだし、
観客にとても得難い経験をさせてくれた。

連日の満席も当然だと思うし、ほんとに再演が待ち遠しい。

さて、、、この素晴らしい舞台に、我らが福井晶一くんも立っていた。
と、いうわけで、、、紫の文字の人にも語って頂こう。

わりと開幕したてのころに行って、次に、千穐楽へ行ってきた。

白組さんチームの千穐楽だったので、
だから、お客さんの中に、意識して白色の服を着た人がいたんだ。
ワラワはしっかり、赤色の服でした。

福井くん、始まったころは、3人と半テンポ、ステップが遅かったり、
歌は確かにお上手でしたが、動きがねぇ。。。
しかも、ボーイズの役なのに、ボーイズに見えない
酒好きで、女好きの場面も、ウソっぽいし。。。

それが、千穐楽でどう変わったか?

驚いたことに、進歩が見られます♪
相変わらず、ボーイズには見えなかったけど、
動きは身について、思いっきり演じてました。

やっぱ、スロースターターだよねぇ。

福井くん、背筋はスッとしていて、他の3人は、なんとなく猫背で、
“後ろ姿は、やっぱり福井晶一だなぁ~”
と思って観ていた千穐楽でした。

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