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2014年8月24日 (日)

『魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展』 @ 国立新美術館

春にチラシを見て以来、楽しみにしていた展覧会に、ようやく行ってきた。

Img_3856

行って驚いたのだけど、、、
『バレエ・リュス』ってバレエの衣装に関する言葉だと思っていた。
もちろん、今ではそういう意味合いで使う事があるらしいんだけど、
そもそもはバレエ団の名称だったんだね・・・

フランス語で『ロシア・バレエ団』を『バレエ・リュス』と言ったそうだ。

しかも、さらに驚いたことに、
あの、というか上の写真の「ニジンスキー」が活躍したのが、
この『バレエ・リュス』だったんだね。。。
 (だから、テッドくん、、、それ、おじさんだからね・・・・)

ほんとにバレエは、まだまだ知らないことが多い。

『バレエ・リュス』で活躍したのは、ニジンスキーばかりではなく、
彼の妹・ニジンスカもそうだというし、
アメリカのバレエの父・バランシンもここで経験を積んでいたそうだ。

更に驚いたのが、この『バレエ・リュス』の作品を書いた面々で、
ドビュッシー、ストラヴィンスキー、ラヴェル、サティ、、、凄すぎる。
というか、もし『バレエ・リュス』からの依頼が無ければ、
『火の鳥』も『牧神の午後』も『ダフニスとクロエ』も生まれなかったのだから、
愕然としてしまった。

更にさらに、この展覧会のメインである衣装も含めて、
その美術に関しては、バクストをはじめとして、
マティス、ルオー、ピカソ、ブラック、ユトリロ、、、
そしてキリコに至ってはその衣装も展示されていたが、
まさに「シュール・レアリズム」がキュビズムしたような(笑)感覚だ。

こういった才能を取りまとめていたのが、
『バレエ・リュス』を主宰していた「セルゲイ ディアギレフ」という人物。
そもそも、この人の事を全く知らなかったんだけど(笑)
彼もまた、いわゆる「工房」的な収束力を持っていたんだろうなあ。

例えば、
ガラス工芸の天才・エミールガレや、
ウォルトデイズニー、最近では宮崎駿のような存在で、
彼らは、自分だけでなく、関わるアーティストたちの才能を数倍にする
「アトリエ(仏語)・スタジオ(英語)・工房」を構築する力を持っていたのだろう。

残念なことに、ディアギレフは57歳で亡くなってしまって、
上に挙げた他の工房も(たぶんジブリも(笑))同じで、
主催が居なくなると、すぐに、この『バレエ・リュス』も崩壊してしまったそうだ。

たった20年の、けれどとても大きな文化財産を残した『バレエ・リュス』。
この展覧会のおかげで知ることができて、ホントによかった。。。

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