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2014年6月15日 (日)

ブロードウェイ・ミュージカル『アイランド』 by ミュージカル座

我らが上野聖太くんが出演していた、
ミュージカル座の舞台『アイランド』を観てきました。

Img_2806

まずは、紫の文字の人に語ってもらいましょう。。。

20年以上前(1990年)のBWミュージカルだそうです。
知らなかったなぁ~
その頃は、まだ、福井くんの存在を知らなかったから、
ぜんぜん縁のない世界だったからなぁ~

聖ちゃんが出演するというので、観てきた。
今回の聖ちゃんの役は、“不逞やろう”だ。
対するヒロインはヒロインで“不思議ちゃん”だし、、、ワラワ的にはパス。

だけど、別の意味で大変おもしろかったです。
人物の位置づけが、基本、将軍さまの物語とおんなじで、
ヒロインが踊る場面はローブだし、
聖ちゃんの役は、パパと対立する場面がいくつかあって、
そのパパを演じるのは、某劇団四季で将軍さまのパパをやり、
ピラミッドを建てよ~って言ってた大塚くん。
聖ちゃんと対峙する場面は、台詞も、
“Like Father Like Son”と似たような内容なので、
ついつい、福井くんの将軍さまと重ねながら観てました。

ツボはやっぱり龍之介くん。
その歌い方といい、表現力といい、彼は別格です。
彼の指は細くてキレイで、そして個性豊かに動いて魅力的。
タガーの時の福井くんも、指の動きが魅力的だったなぁ。。。
と、やっぱり思い出しながら観てました。
カテコの立ち位置が、ヒロインをはさんで、
聖ちゃんとツイだったのはおいしかったです♪

さて、続きはみかん星人が難しい事書きます。
検索でうっかりここに来た人はここまでです(笑)

上に1990年の作品と書いてありますけど、
1991年のトニー賞で8部門にノミネートされています。
「作品賞」「歌曲賞」「脚本賞」「助演女優賞」
「振付賞」「衣装デザイン賞」「照明デザイン賞」そして「演出賞」。
ところが、この年には強敵がいました・・・
『ミス・サイゴン』と『ウィル・ロジャース・フォーリーズ』です。

ただこの作品、原題は『Once on This Island』というのですが、
高校演劇などでは盛んに上演されているようです。
つまり「ハイスクール・ミュージカル」なわけなのでしょうが(笑)
今でもアメリカでは人気が高いようです。。。

たとえば、こんな感じで・・・(驚くなかれ、、、生演奏!!)

で、場面、実は中盤の見せ場、つまり「さわり」なのですが、
ヒロインのティモーンを、今回、片山陽加さんが演じているわけです。
そして、
寝ている(つまり死にかけている)青年・ダニエルを上野聖太くん、
途中から現れる、
「死を司る悪魔 パパ・ゲー」を小野田龍之介くんが演じました。

ミュージカル座では、ここの演出が最高に素晴らしくて、
正直なところ、この場面だけ観られたなら充分なほどに興奮しました。

さて・・・ここで小野田くんが演じている「パパ・ゲー」が、
実はこのミュージカルを理解するとても大きな胆なんです。
彼が演じているのは、カリブの宗教・ブードゥー教の死神で、
冥途への入り口にある「永遠の交差点」に立っていて、
死者の全てを知っている、じつはとても賢い悪魔という存在。

初日に観たときには、ちょっと勘違いしていて、
「カリビアン・ミュージカル」とあったから、
若干『リトル・マーメイド』気分で観てしまったんだけど、
出てくる4人の神様は、みな(本当に)ブードゥーの神様で、
それはつまり、キリスト教から見ると、とても「呪術的」な存在なのです。

呪術的って言うと、百年以上前の事のように感じるかもしれませんが、
たとえばこういう写真からも解るように、今でも普通に存在しています。
つまり、ああした宗教観ってのは、日本人には馴染みがないんだけど、
キリスト教のアメリカには、すぐ目の前にある「異文化」なんですよね。

その異文化を目の前にする、、、
それがミュージカル座の『アイランド』なのでしょう。
だから、なんとなく某『ミスティックリズム』に似ていたりもしますけど、
その拠り所は全く違うわけなのです。

さて、その「カリビアン」ですが、
上野くんがプログラムの中で「海賊」なんて書いてますけど、
じつは、ここに来る人には、これが一番馴染みでしょう。

これこそが「カリビアン・ミュージック」です。
で、、、面白いことに、この『リトル・マーメイド』って、
アランメンケン様が1989年に書いたんですよね。。。
この『アイランド』も、舞台に乗ったのは1990年。
当時は、こーゆー音楽が新しかった、というわけです。

最後に、ヒロインに関して少し書きましょう。
(まだ「元」ではない)AKB48のメンバー・片山陽加さんは、
ほんとに驚くほどに踊れて、歌えて、集中力があって、
これが「ずっと夢だったミュージカル」への初挑戦とは思えなかった。

なるほど、このクラスの人が集まっての舞台だから、
秋葉原の劇場があんなにも過熱しているのか・・・と、
AKB48の人気の理由を実感した思いです。

と、いうわけで、、、
片山さんたっての依頼で、最後に書いておきましょう。

『アイランド』の再演を希望します!

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