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2014年4月28日 (月)

『ある過去の行方』

実は試写会に招待されて、
「観終わったらレビューを書く」という約束をしていたんだけど、
行けなかった1本。

これで、帳尻合わせということで。。。鑑賞してきた。

原題は『Le Passe/The Past』で、詳しくは公式ページへ。

監督はイランの人、ファルハディ監督で、
『別離('11)』でアカデミーの外国語映画賞をとった人。

主演女優は、サイレント映画を模した傑作『アーティスト('11)』で、
彗星のごとく現れてスターになっていく女優を演じたベレニスベジョさん。

時々、映画を観ていることを忘れてしまう作品に出会う。
『ゼロ・グラビティ』的なものだけではなくて、
スクリーンの中に描かれている出来事に
あたかも「誰かの私生活に立ち会っているような気持」にさせられる作品。

脚本は、というか物語は、意外と複雑で、
微妙にサスペンスというか、スリラーが入っている感じなのだけど、
その「ちょっとややこしい物語」を、
俳優たちの絶妙な芝居が見事に「普通の会話」に見せてくれて、
複雑さが見事に「リアリティー」へと昇華していた。

それと、
撮影の面白さ、美術の見事さ、そして演出の妙が合わさって、
もう、ほとんどドキュメンタリーを観ているよう。

だからこそ、この映画のラストシーンで、
「あ、これは、ほんとに映画なんだ・・・」と思わせてくれて、
この作品へのレビューに散見される問題のラストも、
私としては「そうしてくれて良かった」というところ。

それにしても、最近読んだ短編集ではないけれど、
「女のいない男」というのは、なんとも幼稚で可哀想だし、
「男のいる女」というのも、なんだか窮屈で可哀想だ。

つまるところ、どう折り合えばいいのか。。。という問題が、
永遠のテーマなんだね。

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