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2013年12月 6日 (金)

写真家・吉村和敏氏に聞く『世界の瞬間(いま)を撮る意味』

こちらで紹介されて、ここで記事にした、
写真家・吉村和敏さんのトーク・イベントに行ってきた。

吉村さんの講演は何度も聴いてきていて、
その語り口の面白さと、
なにより彼が「夢を実現しているその人」である魅力もあって、
足を運んでしまう。

今回は、学生向けに特化されたもので、
内容も今までより現実味というか、、、リアルだった(笑)

講演は、大きく分けて4つのパートに別れていた。

先ずは近刊の写真集『カスタム・ドクター』とその写真展の話。
どういう経緯の、どういった取材であったのかを、
写真と費用のデータを交えてのお話。

その結論は、簡単に言うと「写真集は儲からない」と言う事。

続いては、「そもそも、どうして写真家になったのか」が、
吉村さん自身のアルバムにある写真で解説されます。

それはつまり、吉村さんが夢を叶えてゆく過程のお話。

そして、写真家となった吉村さんが、
一流の写真家であり続けるためのポイントに関するお話。

最後には質問コーナーがたっぷりと用意されていた。

吉村さんの講演を何度も聴いてきたけれど、
ここまで「写真家である事」に踏み込んだものは初めてだと思うし、
なにより「写真」そのものよりも、
「写真家」という部分に立脚したお話が楽しかった。

そして、改めて思ったのだけれと、
吉村さんのように「夢を叶えている人」の話は、とても魅力的だという事。
自らの経歴を、実に楽しげに語るその様子も含めて、
50才を過ぎた私にも「わくわく」を与えてもらえる。

さて、この会場で熱心に聞き入り、
多くの質問を投げかけていた学生の皆さんにとって、
この時間が人生にとってどんな意味を持つことになるのか・・・楽しみだ。

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