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2013年12月13日 (金)

《初日》 『船に乗れ!』 @ 東急シアターオブ

交響劇『船に乗れ!』が開幕しました。

初日に駆けつけてきましたが、
我らが福井くんに関しては、明日、
福井晶一くんの専門家「紫の文字の人」のレポートをお待ちください。

上演時間は、公式でも発表されましたが、
第一幕80分、休憩20分、第二幕70分、計2時間50分で、
なかなかに長丁場です。

劇場では、もちろんプログラム(1,800円)が売られていますし、
 (プログラムには原作者・藤谷治さんの一文があり、素敵です)
クリアファイル(700円)と、あのカバーが付いた文庫も売られていました。

福井さんのファンクラブの人は、会員を証するものを持っていると、
それはそれは素晴らしい、
『Show Stop』ロゴ入りブランケット(1,200円)が一割引きです。

面白いのは、『ミラクルトレイン』でもあった、
キャラクター缶バッチの「がちゃがちゃ」です。
1回300円で、資金が許す限りの引き放題。
5つだけ封入された「当たり」を引くと。。。。

さて、、、

以下、内容に踏み込みますが、バレないように努力してみます(笑)

思っていた以上に良くできていた、とは思いますが、
思っていた程度の舞台でしかなかった、とも思います。

やはり、想像以上に「クラシックで歌う」というのは、
少なくとも聴き手にとっては、難しい事です。

理由は簡単で、
「クラシック音楽は、楽器が唄っているから」で、
つまり、二人の声を聴きとるような感覚になる瞬間が何度かあります。

しかも途中で俳優が増えて五重唱程になる場面もあって、
もちろんそんな時にはオーケストラだってフルで鳴っているから、
一度に数十人もが別々の歌を唄いだしているような感じがしてしまう。

それが「渾然一体」となれば、、、問題は簡単なのだけど(笑)

 

舞台にはオーケストラが広がっていますが、
その背景はただの白幕で、場面の映像が投影されます。
だから、背景を憶えておかないと、
次にそれが登場した時に「どこの場面だ?」と思ったりしちゃう。

で、思ったんだけど、、、
この映像に台詞や歌詞のエッセンスを書き出したら良いのに・・・

つまり、ニコニコ動画的に、
「出遅れだ!」とか「緊張する!」とかを歌と同時にポップアップする。
と、、、、耳だけに頼らずに舞台を理解できると思うんだけどなあ。。。

ともかく、なんとなくぎこちない舞台で、
観ている側も、少なくとも私は、かなり疲れてしまいました(笑)

ただ、この舞台が素晴らしいと思える点もあります。

1つはミュージカルらしく、曲が物語を支えているという事。
ただのコンサートような、
まるで「のど自慢」然としたミュージカル作品をよく見かけますが、
『船に乗れ!』は物語がそもそも音楽によって導かれているので、
サトルの心情やその環境が曲によっても見事に描かれていて、
そもそもからして「ミュージカル文学」だったわけです。

もう一点は、やはりオーケストラの生演奏が聴けるという事。
東邦音楽大学管弦楽団』がオーブの空気を響かせると、
やはりそれは圧倒的で、『白鳥の湖』や『嵐のアレグロ』、
そして最後の『ハフナー』まで、曲だけ聴いていれば大満足です。

先に紹介したプログラムに寄せられた藤谷さんの文に、

「クラシックを聴くときには、
 川のほとりに腰かけているような気分になるのがいい」

という言葉がありますが、
この作品も、そうして悠長に眺めてあげるといいかもしれません。
「ものたりない」部分は、そのうち解消されるかもしれませんし(笑)

ともかく。。。怪我だけはしないように、願っていましょうnote

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コメント

原作を読まずに行ったので、素直に楽しめました!
決して笑える作品ではないですが(笑いどころもありますが)、とても興味深い内容や作りでした。
そりゃクラシックの曲を歌にしているので無理が無いわけではないので、もし再演があったらもう少し歌を減らして台詞にしてもいいかもですね。

大人の方たちの台詞がいいな、と思いました。

前日に観た「モンテ・クリスト伯」は冒頭字幕のみで、「このままキャスト出ないで終わるの?」と思いました(爆)

投稿: P | 2013年12月17日 (火) 午後 01時28分

Pさん、コメントありがとう。

原作との齟齬と云うのはそう感じないんです。
(この事はまた記事を改めますが)私がここに書いてきた「原作のポイント」が、たぶんほとんど掬い上げられていて、そういう意味でガッカリする事は無いんですけどね。。。

笑い処が、そう、けっこうおもしろいですよね「、、、サトルくん?」みたいな。しかも日々磨きが掛かっていて、笑いやすくなっていますし。
(初日に在った「プリンス」云々はその後聞きませんが・・・)

ともかく、完成度を一途に狙いすぎてて、疲れちゃうというか、そこまでしなくても・・・と思うんですよ(笑)

『モンテ・クリスト伯』って、文庫で2400ページあるそうですよー、、、900ページの『船に乗れ!』より文字に頼る必要がありそうですね(笑)

でも、舞台の評判は良いみたいですけど・・・いかがでした?>『モンテ・クリスト伯』

投稿: みかん星人 | 2013年12月17日 (火) 午後 07時29分

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