《独奏》 エリックサティ 『3つのジムノペティ』
いよいよ明日初日の『船に乗れ!』
我らが福井晶一くんが初演・初日に登場する珍しい機会です(笑)
もう一曲、最後にご紹介しましょう。
原作の第3巻23章に、
サトルと北島先生(田中麗奈ちゃん!)が語り合う場面があります。
原作の中でもとりわけ好きな場面なのですが、
そこで北島先生が弾くのがこの曲です。
エリックサテイー『3つのジムノペティ』
ここで、サトルと北島先生は、
「芸術家・アーティスト」について論じます。
「音楽じゃ、芸術家にはなれない」
北島先生のこの言葉は、実に重いものです。
芸術・アートに生涯を捧げるという事がどういうことなのか・・・
舞台では取り上げられない場面なのかもしれませんが、
田中麗奈ちゃんが演じる北島先生とサトルくんの間に、
こうした交流があるという事は、気に留めておいてください。
ところで。。。
この場面の中で、とある本が取り上げられます。
サトルがその本の事を知らなかった事に関して、
「末代までの恥」というのは、この本の事『エリック・サティー』です。
本に関してはともかく、この場面で面白いのが、
サトルが「自分が知らなかったこと」に対する姿勢ですね。
自分が愛している事に関して、そのすべてを知りたいという思い。
北島先生は、そのサトルの感覚を「アーティスト」たと感じるわけです。
いよいよ明日開幕する『船に乗れ!』の中で、
この「芸術家・アーテイスト」であるという事がどう表現されるのか、、、
アーティストが集まるステージでのこの部分を、特に期待したいと思います。
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