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2013年12月11日 (水)

《独奏》 ベートーベン ピアノソナタ 第28番 第1楽章

いよいよ、明後日が初日の、交響劇『船に乗れ!』。

舞台に登場する予定の曲のほとんどをここで紹介してきましたが、
最後にもう一曲、、、
サトルが「この世のすべてのピアノソナタの中で一番好き」と言う曲。

ベートーベン、ピアノソナタ第28番イ長調

『船に乗れ!』が良くできているなあ、、、と思うのは、
例えばこの曲を学校の放課後の場面に用意する、
といった点にあると思います。

実際、これほど静謐でありながら、
情熱の余韻を感じさせる曲は他にないでしょう。
完全に聴力を失ったベートーベンが、
「ソナタ」という古い形式を準用しながらも、
もはや独自の表現方法を確立し、
「前衛芸術」と言っていいほどに芸術性を高めていた頃の作品。

原作の中では、たった一行のこの曲を取り上げたという事で、
舞台の期待も高まります。

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