今日の、上野聖太くん、、、間近で圧倒されました。。。
一番前に座ったのは、べつに台詞を聞き取りたかったからではなくて(笑)
上野くんの「先輩」とも言うべき3人の出演者のその演技が
この前観た時に「これは見事」だと思ったから。。。なんだけどね。
その3人とは、、、
主役の郵便配達夫・グレゴル役で、
唄も踊りも魅力的な主役・近藤大介さん。
近藤さんは『エリザベート』にもご出演だとか。
妖し過ぎて目が離せないおぢさん・横山敬さん。
そして歌が下手な歌の先生・鈴村近雄さん。
もちろん本気で下手なのではなくて、
なんと「劇団ひまわり」で講師をなさっていたりする。
でまあ、この俳優の芝居を、1mと離れない目の前で見ていると、
これはやはり「役になりきる」といっただけでは無くて、
「見られている自分もコントロールする」
という事が必要なんだなあ、、、と思ったりもする。
それにしても、全てが分かってから再見すると、
例えば冒頭でグレゴルが3日掛けて渡した手紙の受け取り手が、
舞台袖の中に居て見えないんだけど、本人に渡しているんだと分かったり、
細かいセリフの中にメッセージが織り込まれていたりと、
改めてこの作品の脚本(脚色ってレベルでは無い)の凄味がわかる。
で、その原案となっているのは、前の記事にも書いたけれど、
チェコの作家・チャペックの『郵便屋さんの話』という絵本だ。
そもそも、チャペック氏は、園芸の本なんかも書いてて、実にマルチな人。
劇場で渡されるパンフレットの裏に詳しく書いてあるので、ご一読あれ。
ともかく、、、12月8日の千穐楽まであと11公演。
東京近郊在住の「お芝居好き」さん、ぜひとも一度、ご高覧を!
と、いうわけで、、、上野くんへは、これ・・・・
これが、オールスター。。。かな・・・
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