【予告】 吉村和敏写真展『カスタム・ドクター』ソロモン諸島の伝承医
このブログでも、何度かご紹介した写真家・吉村和敏さんが、
久しぶりに、東京で、個展を開催します。
というタイトルの写真展で、
11月26日火曜日から、12月2日月曜までの一週間、
新宿にある「Nikon Salon」での開催です。
同じタイトルの写真集も刊行されていて、
密林のこのページには、こんな解説が書かれています。
サブタイトルは「ソロモン諸島の伝承医」。
カスタム・ドクターとは、民間療法の伝承医のことを指しますが、彼らは先住民族の文化継承者でもあります。しかし現代社会において、その存在は「隠れた存在」でした。写真家吉村和敏氏は、時間をかけて彼らに寄り添い、その活動を記録するとともに、発表することを許されました。
この作品は、熱帯雨林の豊かな森に生きる人びとと、この島に自生する薬草により治療にあたる伝承医の表情をとらえた異色のモノクローム写真集です。電気もガスも水道もトイレもない南太平洋の辺境。家も自分で作る自給自足の生活。離島にはテレビや新聞、インターネットもありません。しかし人びとの表情は好奇心にあふれ、人なつっこく、静かに笑いかけています。「どこから来たの?」
ソロモン諸島、なかでもガダルカナル島は、1942年、太平洋戦争の激戦地となりました。日本とアメリカ、多くの兵士の血が流されました。なかには祖父や父親をここで失った人もいるでしょう。その悲惨な過去も今では生い茂る熱帯雨林のむこうに消え、訪ねてくる人もなく、祈りのような静かな時間だけが流れています。
やはり吉村さん、相変わらず視線が鋭いですね。。。
ますます楽しみな写真展です。
さて、19日の記事へのコメントに頂戴したイベントも、
改めてご紹介しておきます。
というトークショーだそうです。
吉村さんのトークショー、というか講演には、数回参加していますが、
あの美しい写真の投影と、
撮影時の時の楽しい、面白い、時に苦労したエピソード、
また質疑に対する丁寧な受け答えなどは、
吉村さんの人柄そのままに快活で、真剣で、わくわくする時間です。
また、なにしろ二枚目なので(笑)眺めてるだけでも楽しいのであります。
私も既に参加申し込みをしました。
会場でお会いできるかもしれません(笑)
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