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2013年10月 9日 (水)

『ウィキッド』 @ 四季劇場海 + バックステージツアー

縁あって、今回の東京公演初日にも観劇した『ウィキッド』。

今日は、「バックステージ・ツアー」という、
劇団四季に会費を払っている者には魅力的なイベントが発生して、
おかげで、の、鑑賞となました。

なにしろギミックの多い『ウィキッド』。
例えば「オズ陛下の玉座」は、どういう仕組みなのだろう・・・etc
それを見せてもらえるとなれば、、、行くでしょう。

で、行きましたよ。。。

行って驚きました。。。。

Cast

え。。。この人、まだ出てくるの?
と、、、正直、キャスト・ボードの前で、凍ってしまいました(笑)

ま、それでも、登場場面少ないし、
「魔法使い」的な、見た目の如何わしさはなかなかのもので、
実は、唄いだす前までは、感心していたのです。。。まで、は。

ともかく・・・苫田グリンダは素晴らしかった。
そもそも歌が上手い上に、実に見事なコメディエンヌぶり。
「グリンダ」という、実はこの物語の中で数少ない「成長する役」を、
コミカルな、つまりは傍から見ると滑稽な部分から初めて、
ついにはその覚悟に観客の涙を誘うまで、見事に伝えてくれています。

さて・・・・イベントです。

バックステージツアーでは、いつも、舞台監督がMCをします。
『ウィキッド』の舞台監督は、『アイーダ』と同じ東さん。
軽妙なお話が楽しい人です。

先ずは緞帳のお話(『アイーダ』でも最初は緞帳の話でした(笑))
『ウィキッド』の緞帳には【オズマップ】と呼ばれる地図が書かれていて、
上手にある円盤を回すと上下する・・・ように、動かすそうです。

この緞帳用の円盤がある、舞台左右にある塔のような仕組みは、
つまりプロセニアム・アーチといったところなんだろうけど、
その下手側の最上部で、舞台上に設置されてる大きなドラゴンが動く。
また、「サイド・ピン」と呼ばれる照明装置もあり、舞台を横から照らす。

この客席からも見える仕組みは、【ドラゴン時計】の一部らしい。

【ドラゴン時計】というのは、舞台が始まると背景として出てくる時計で、
《SIDERALTIME》と書かれているものだ。
劇中でも「ドラゴン時計のおかげで沈黙がもたらされている」
といった台詞があって、この時計は、原作によると厄介な代物らしい。

まあ、詳しい事は原作を読んで頂くとして(笑)
この時計の文字盤は「スクリーン」として機能するとの事。
つまり、前面からは、たとえばエルフィーのシルエットを写したり、
後ろからは、影絵の原理で民衆を投影したりするために使われる。

この「影絵の原理」は、2幕のクライマックス、
エルファバとドロシーの対決場面でも使われていて、
あの場面は毎回ちゃんと俳優さんが演技しているのを、
舞台後方からの照明で幕に投影しているそうです。
ただし、最後の部分のキラキラは、前からの投影だとか。

さて、、、、いよいよバックステージ、、、、舞台へと!

上手から入ると、まず床山さんの設営があります。
そこを抜けて袖にはいると、グリンダのベッドが置いてありました。
このベッド、『美女と野獣』のベルのベッドとは違って本物。
まあ、舞台でもこのベッドの上での場面がありますからね。
まじかで見ても「ふわふわ」してそうでしたし、キラキラしてました。

ベッドを抜けると奥まったところに「シス大学」の銅像があります。
舞台のものは間近に見ると驚くほど大きいものですが、
この銅像も、それはそれは大きなもので、
これに登ったり座ったりしてダンスするってのは、ほんとに凄い。

その近くには、フィエロ一族の城にある「トーチ」がありました。
終盤の名場面『For good』の背景に登場してくるもので、
質問にもありましたが、
その炎の様子は、毎回、スタッフ全員がかたずをのんで注目するそうです。
 (この炎に関しては、東京初演の頃にテレビでも放送されましたね)

舞台の裏側に回ると、そこは大きな衣装部屋でした。
シス大学の制服から、主役二人の(この舞台で最も重い)衣装も。
・・・そして、謎の液体窒素のタンクも・・・・

下手側の袖には、もっとも観たかった「玉座」があります。
あの鋼鉄の面は、裏側でスタッフが操作していて、すべて人力です。
目の前で動かしてもらいましたが、動きにも細かい指示があるそうで、
ほんとに重労働だなあ、、、と。
舞台では裏側も公開されますので、
よーく見ると、操作の仕組みが分かるかもしれません。
 (一部は、玉座が回転する前に隠されますけど・・・)

そのオズ大魔王が愛好していた「エルファバの素」も見ました。
というか、振り回させてもらいました。
他にも「グリーン!」という驚きとともに取り上げられるものや、
「エメラルド・グラス」(ケースの中で3つだけ取り外せる)や、
招待状などがありましたが。。。。白眉は『グレムリー』です。

魔法の書『グレムリー』は、手触りの良い革の装丁で、
各ページは、総て、美しいカリグラフィーと挿絵に彩られていました。
持たせていただいたのですが、、、驚くほどに軽いのです。
バッグに入れて飛べるだけの事はあります。

下手のたまりも衣裳部屋になっていて、そこを通って退場。
いつまでも居て、スタッフの方々といろいろ話をしたかった。

『ウィキッド』は、26人の出演者と、
舞台監督がまとめる26人のスタッフがうみ出す、
「二人の女性の成長物語」です。

その魔法のような舞台は、思った通り、
丁寧な日々の仕事に支えられていました。
なかなか見られないその姿を確認して、やはり、
「舞台芸術は素晴らしいなあ・・・」と実感。

バックステージツアーは18日にも予定されていますが、
もう締め切られています。
ロングランが続けば、またこうした機会があると思いますので、
興味を持たれたら、とりあえず四季の会に入るか、友人を探しましょう(笑)

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