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2013年10月30日 (水)

《合奏》 モーツアルト 交響曲第35番『ハフナー』

かの天才・アルベルトアインシュタイン博士は、
 「あなたにとって死とは?」
との質問に、
 「死とはモーツァルトを聴けなくなることだ」
と応えたという。。。と、言われています。

が、まあ実際にそんな事をあの天才が言ったとは思えませんが、
でも、多くのクラシック・ファン、とくにモーツアルトを愛する人には、
「我が意を得たり」と思える言葉かもしれません。

モーツアルトは、
映画や舞台にもなるほどに、その人生の崩れ加減までもが魅力ですが、
それもこれも、書いた曲が美しいからこそ、なわけ

その「ともかく美しい曲を書くモーツアルト」が、
人生の後半に、とはいえ彼はまだ26歳の時で、
それはあの「コンスタンツェ」と結婚した頃ではあるんだけど、
作曲した交響曲のうち、「後期6曲」と呼ばれる傑作群の最初が、
この『ハフナー』と呼ばれる交響曲。

『ハフナー』というのはザルツブルグの大富豪家の名前だそうで、
この曲は、その一族に捧げられたものなのでしょう。

下に張り付けたのは、泣く子も黙る、
「カールベーム」が指揮する「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」のもの。

原作でも「ペームの指揮するレコードみたいな音」という表現があるけれど、
少なくともこの原作が舞台にしている1980年初頭においては、
この組み合わせが奏でるモーツアルトは史上最強で、
私も「40番&41番」のアルバムを何度も聴いたものです。

MUSIC」によると、
この曲は「フィナーレ」として第一楽章だけ演奏されるらしい。

原作では、3年生になったサトルたちの「発表会」で、
当初は別の交響曲だけの予定だったのに、
二学期になって追加されてサトルたちを大いに慌てさせるのが、
この『ハフナー』という曲。

ここで先生から言われる言葉が実に見事なんだけど、
それはまあ、舞台を観てから取り上げてみましょう。。。

いちお原作では全楽章演奏しますし、
これくらいの有名どころは一度ぐらい全曲を聴いておきましよう(笑)

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