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2013年8月26日 (月)

《前奏》 バッハ『無伴奏チェロ組曲 第一番』

さて、4か月後の、12月に開幕する、交響劇『船に乗れ!』。

原作『船に乗れ!』は、自分の高校時代を振り返るスタイルで、
「オトナのサトル」と「高校生のサトル」の視線が面白い作品です。

その「オトナのサトル」を演じる、我らが福井晶一さんも、
いよいよチェロの練習を始めたようです。
多くの場面に音楽、特にクラシックが織り込まれている作品で、
福井さんとクラシックのコントラスト、
そしてチェロを抱きかかえる様子が楽しみですね。

と、いうわけで、、、、いつもながらの支援プロジェクトの始まりです(笑)

原作に描かれている曲のいくつかを、
(こういう時に実にありがたい)YouTubeから見つけてきて、
その楽曲の予習を、ここで、しておきましょう。

最初は、その名の通り「前奏曲・プレリュード」です。

重要な登場人物の1人、サトルのチェロの師匠・佐伯先生の自宅に行って、
初めて「(100万円しない程度の)チェロ」での演奏を目の当たりにします。

そこで、佐伯先生が弾いた「魔法」が、この曲。
「音楽の父」(ヨハン セバスチャン)バッハが、18世紀初期に書いた、
『無伴奏チェロ組曲』の第1番ト長調の最初の曲「前奏曲(2'36'')」です。

この「組曲」は6つあって、それぞれが6曲からなる組曲で、
どれも1曲目は「プレリュード・前奏曲」と呼ばれています。
が、「バッハのチェロ、プレリュード」と言えばこの曲ですね。

原作にもありますが、
「和音ひとつない単なるアルペシオ」なのに、
「豊かなハーモニーをもった魔法」だと言えるでしょう。

さて、このYouTubeの奏者は、
これまた原作にも登場する「ジャクリーヌ デュ プレ」さんのものです。
彼女はイギリスのチェロ奏者で、10歳の頃からコンクールで優勝していました。
16歳で世界的に有名になり、
彼女が、名コンビ「ストラディヴァリウス “ダヴィドフ”」を奏でる姿は、
その美しさも相まって、アイドルのような存在になります。

21歳の時に、指揮者「ダニエルバレンボイム」と結婚します。
バレンボイムは、「スカラ座」を率いて『アイーダ』を上演していましたね。

26歳の時に「指先の感覚が鈍くなっている」事に気が付きますが、
それは、難病の「多発性硬化症」で、30歳の頃には弾けなくなります。
その後は後進の育成に務めましたが、1987年42歳で亡くなっています。

ともあれ・・・・

サトルをクラシックへ、チェロへと導いたのが、この曲です。

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