『図書館mini戦争』
GWに、ふとした事から魅了された(実写)映画『図書館戦争』。
この映画のスピンオフというか、
WOWOWで放送された短編映画に、『図書館mini戦争』がある。
放送されたものなのでブログには書きにくかったのだけど、
「公式」というタイトルがついて、YouTubeに上がっているので、
ちょっとご紹介。。。
まずは前篇・・・
そして後編・・・
たぶんWOWOWで放送されたものより少し長く、つくりも丁寧。
使われている音楽も、映画のサントラだし、
なにより、舞台が『水戸市立西部図書館』なのだ!
円筒の内部に設えられた書架の、湾曲の美しさも描かれている。
さて、この短編で、『水戸市立西部図書館』の外の景色に、
池のほとりで本を読む場面があるけれど、
ここもまた、水戸市にある「大塚池」という場所で、
図書館からは車で10分も掛からないところにある。
白鳥の飛来や、バス釣りでも知られているこの池は、
確かに本を読むにも良い場所で、まさに「憩いの場所」だ。
この『図書館mini戦争』もまた魅力的な短編で、
『図書館戦争』には描かれなかった、
けれど、たぶんにこのシリーズのもつ大きな魅力の一つを伝えている。
それは「本を読むことで得られる充実感(快感)」だ。
このベンチの上で俳優たちが演じているそれは、
例えば、
『ハリー・ポッター』シリーズ、
或いは『十二国記』といった数冊に及ぶ大作を読み終えた瞬間の、
あのいわく言い難い、そして忘れがたく、また癖になるあの快感だ。
「本を読む自由」は、今の人々が生まれながらにして持っている権利で、
これを堅持することはとても大切な事ではある。
けれど、なぜそれが「大切なのか」を理解する事、
つまり、誰かの思想に触れ、誰かの人生を体験し、
これをもって「自分」を感じ、知り、夢を抱くその楽しさを経験する事が、
つまるところ『言論の自由』を守るという事だ。
可愛らしい短編だけれど、
『図書館戦争』を観た人には、
あるいは映画館で見逃してしまった人にも、
『図書館戦争』の魅力を改めて感じ取れる作品だ。
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