トニー賞 2013年 発表!
ストレート・プレイは、たたでさえ分からないので、
ここではミュージカル部門の結果をかいつまんで・・・
いきなり「最優秀ミュージカル」ですが、、、
ノミネートは、以下の4本でした。
★Bring It On: The Musical
日本では『チアーズ!』というタイトルで2001年に公開されました。
(ちなみに、主演は私の天敵・キルステンダンストでした・・・)
ステージでチアリーディングをしてしまってる、超体育会系ミュージカルですね。
★A Christmas Story, The Musical
2本目は、今年多かった「子どもが主役」の舞台。
1940年代の「古き良きアメリカのクリスマス」を舞台にしているそうですが、
「子ども用のライフル」が登場するというのが、妙にタイムリーです(笑)
クリスマス限定公開の舞台だったそうです。
★Kinky Boots
これまた映画が原点のミュージカル。
『ヘアスプレー』の製作コンビと、「あの」シンディーローパーの音楽です。
けっこー安上がりな舞台のようにも見えるのですが・・・・
★Matilda
4本目は、これまた「子どもが主役」のミュージカル。
「ロアルド ダール」の原作で、2011年にウエスト・エンドに登場。
そして、とうとうブロードウェイを席巻している作品だそうです。
天才少女・マチルダをめぐる物語だそうで、
さっきのCMで「ドストエフスキー」なんて言っていたのもその辺り。
で・・・・作品賞は、『Kinky Boots』でした!
続いて、注目の「リバイバル・ミュージカル作品賞」です。
・・・・わくわく・・・・
☆Annie
言わずと知れた傑作ミュージカルのリバイバル。
これも「子どもミュージカル」の、しかも原点みたいな作品ですね。
さすがブロードウェイ、サンディーも本物です(笑)
☆The Mystery of Edwin Drood 『エドウィン・ドルートの謎』
同名のディケンズの未完の遺作をミュージカルにした作品で、
1985年に初演されているそうです。
原作が未完なので、犯人が分からないままになっているのですが、
それを、この舞台で突き止めてしまおう・・・という作品。
なんと観客まで巻き込んで、毎回違う結末なのだそうです!
3月にクローズしているそうですが、英語力が要りますね(笑)
☆Pippin
このブログ的には、最も来日を待望したい1本がノミネート。
『HAIR』でトニー賞をとったダイアンパラウスさんが、これも演出!
いかにも「ボブフォッシー・スタイル」の振付もそのままに、
『シルク・ド・ソレイユ』かと思うような舞台が魅力的ですなあ。
☆Rodgers + Hammerstein's Cinderella
なんと、「あの」ロジャース&ハマーシュタインの『シンデレラ』が、
ブロードウェイに登場しているのです。
そもそもは1957年にテレビでのミュージカルとして書いたもので、
シンデレラは、もちろん、ジュリーアンドリュースだったそうです。
で・・・・リバイバル作品賞は、『Pippin』でした!
『HAIR』に続いて、これも来日の可能性が高まりましたね!
さて、そのほかの授賞ですが。。。
『Kinky Boots』がオリジナル歌曲賞をとりましたので、
なんと、シンディーローパーがトニー賞を獲得しました。
『Kinky Boots』は「主演男優賞」と、
「振付賞」、「編曲賞」、「音響デザイン賞」もとりました。
『Pippin』は、「主演女優賞」、「助演女優賞」、
そしてダイアンパラウスさんは、『HAIR』についで二度目の「演出賞」。
ともかく、、、このうち何本が日本に来るのか、
またどこかの劇団が買うのか、、、楽しみであります!
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コメント
『Pippin』って、たしか、
福井くんが、ホントは猫よりも影響を受けた作品なのに、
劇団在籍中は、そう言えなかった作品だよね。。。
投稿: 舞姿 | 2013年6月10日 (月) 午後 10時49分
ちなみに『Pippin』は、こんな話です・・・・
時は紀元8世紀後半のローマ帝国。
帝国の後継者ピピンは品行方正で賢い青年。優秀な成績で卒業した後、快適な宮廷を抜け出し、生きる意味、人生を掛けて打ち込める「何か」を探す旅に出る。
しかし彼の心は満たされず、「何か」を見出すこともできない。
やがて、身に降りかかる困難や、戦争、王位継承問題を通して、愛や平和、名誉や家族の事を考え始めるピピン…彼が最後にたどり着いた結末とは、、、、わくわく
投稿: みかん星人 | 2013年6月10日 (月) 午後 11時36分