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2013年3月19日 (火)

ミュージカル『新幹線おそうじの天使たち』 @ AiiA Thater Tokyo

日本が世界に誇る「新幹線」は、大きな輸出品の一つで、
そのハード技術のみならず、運行システムなどソフトも含めての、
「パッケージ型インフラ輸出」として注目されています。

先日も、JR東日本の新幹線が、インドへ輸出されるニュースがありましたね。

そのJR東日本のグループ企業の中に、
新幹線の清掃を一手に請け負っている会社、
『株式会社 JR東日本テクノハートTESSEI』があり、
この舞台は、その通称「TESSEI」をモデルにしています。

舞台の中でも語られるのですが、
TESSEIが行っている東北新幹線・上越新幹線の清掃は、、、

「新幹線が到着してから出発するまでは12分。
 そのうちお客さんが降りるのに2分、
 お客さんが乗るのに3分掛かるので、
 その間の7分の間に車内の清掃を完了する」

というもの。
しかも、新幹線に乗ろうとしてホームで待っている人の前で行うのです。
つまり「新幹線を掃除する7分間の劇場」が展開しているのです。

その様子をまとめ上げた原作 をもとに、
舞台は、この「新幹線劇場」を演じる人々を描いていきます。

主役は、、、、
専業主婦から脱皮すべく、新幹線の清掃へと挑戦した恵子さん。
娘から「掃除のおばさんなんて」と反対されつつも、
自分の意思で始めた仕事を続けることに意味を見出します。
演じるのは「杜 けあき」さん。
雪組のトップだった俳優さんらしく、動きも綺麗で、歌も巧い。

そんな恵子さんの同僚に松本明子さん演じる奈美さんと、
もう一人、
我らが『ウェディングシンガー』のホリーだった樹里咲穂さん演じる優子さん。
樹里さんったら自分で水被らずに、新幹線のお掃除していたんですね。。。
相変わらずの長い手足と綺麗な声に魅了されました。

ボリビア鉄道からの視察なんてエピソードも出てきて、
音楽に幅が広がっていたのも良いですね。

ただ、落とし処ろとして、
恵子さんの仕事に反対していた娘・さくらちゃんを用意する辺りは、
なんともベタなお芝居と言う感じでしたが、、、

それでも、充分に楽しめるミュージカルでした。

ただ、劇場がガラガラでねー。。。
以前この劇場では「マッスル・ミュージカル」をみせてもらいました。
その時にも感じたのですが、
どうも演劇小屋としては大きすぎるような気がしましたのですが、、、
なんと、たった800席なんですねー。。。

うーん、、、800席が埋まらないとなると、ちょっと寂しいなあ・・・

生演奏も好かったし、ちょっと残念。

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