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2012年12月16日 (日)

『Caloring』 by 演劇集団キャラメルボックス

タイトル『キャロリング』というのは、
「(クリスマスに)喜びの宗教歌を歌い上げること」だそうで。。。

タイトルの意味が、分かったようで、分からない、、、
その点だけ、ちょっと「?」な舞台だった。

今回の作品には、14名の俳優が登場。
大森さんをはじめ、大内くんや、岡内さんに岡田さん、綾ちゃん、
そして久しぶりの菅野くんなど、ベテランが揃っては居るものの、
主役は、安部くんだし、
圧倒的な「キャラメル・テイスト」とは違う面子だ。

けど、出来上がった作品は、とてもとても「キャラメル」味だった。
しかも、みかん星人が苦手だった「こども」が騒乱の中心で、
「またしても、取り戻せない過去物語か・・・」と危惧したのだが。。。

今回の物語が斬新なのは、
過去にとらわれている人物が、
いまこの時に「同じ境遇」にいる子どもと関わることで、
自分自身を癒してゆく、という部分が斬新。

それがまた、「同じ境遇」から救い出したいという方向では無く、
「自分がやれる事を積極的に行う」
という方向で進んでいくことが心地いい。

この作品に近い雰囲気を持っているのは、
ディズニー・アニメの『塔の上のラプンツェル』かもしれない。

それにしても、相変わらず「根っからの悪人」が登場しない(笑)
舞台には、ちょっとスリリングでおっかない「悪い奴ら」は出てくる。
そう、こんな感じで、だ。。。

Img_3190

だけど、このチンピラたちにも、チャンス、がやってくる。
ほろ苦くて、苦役が待っているけれど、いちばん相応しい機会だし、
そういった部分が、とても「キャラメル・テイスト」なのだろうと思う。

最後に、、、キャラメルボックスを観始めて12年になにるけれど、
今回は、他の劇団では普通にある場面なのに、
キャラメルの舞台では、たぶん、初めての場面が用意されていて、驚いた。

それは、きっと、原作を書いた有川浩さんのテイストなんだろうな。

もうあまり公演は残っていないけど、
「自分を信じる力」が欲しい人には、良い作品だと思う。

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