2012年に観た映画
次第に、年間に観る本数が減っている。
2012年に劇場で観たのは17本しかない。。。。
そんな中で、幾つか、もう一度取り上げてみよう。
先ずは最初にみた『リアル・スティール』。
少々長いのが残念だけれど、物語は常道で快活だし、
なにより「これこそCGの意味がある」という感じのバトルが面白かった。
それに、父と息子のバディ映画は、この年になると、身に染みる。
ヒュージャックマンとくれば『レ・ミゼラブル』も素晴らしかったが、
これは記事を改めよう。
重苦しくも美しかったのが『ドラゴン・タトゥーの女』。
ヒロインのルーニーマーラーが、色んな意味でなんとも痛々しくて、
映画が持っている「ヒリヒリ感」を久しぶりに感じた。
この感覚は『17歳のカルテ』以来かな。
もう一つ、ヒロインものとしては『プロメテウス』が凄かった。
もっとも、ヒロインが凄いというよりも、壮絶なんだけど・・・ホラーの匂いするし。
この映画は、ほんとに「イマジネーション」の凄味だなあ、と思う。
リドリースコットの頭の中をのぞいて観たいと思った。
それと、ここの記事でも書いたけれど、
『アラビアのロレンス』が引用されているというか、
同じような構造になっている気がする。
また、「ロレンス」という存在も上手く生かされていた。
そう言った意味でも、映画としての楽しみがある。
ローレンスとくれば、イギリス。。。
と、いうわけで『マーガレット・サッチャー/鉄の女の涙』も面白かった。
が、邦題が悪すぎる。
のと、あれだけの有名女優が、しかも芝居巧者が演じていると、
「サッチャー首相」という存在の方が嘘だったようにも思える(笑)
そういう意味では、ヤング・サッチャーのアレクサンドラローチを讃えよう。
特に、プロポーズの場面は、実に秀逸だった。
さて、2012年もミュージカルが映画になった。
特に年末の『レ・ミゼラブル』とともに、ロイドウェバーとライスの傑作、
『ジーザス・クライスト=スーパースター 』が素晴らしい1本だった。
2000年前の出来事を「いま」に持ってくる演出。
音楽と俳優の絡み方、そして架刑の演出、、、うむ、素晴らしい。
新しい演出で、そして日本語で、この物語を観たいと思った。
で、2012年の一番は、やは舞台に原点がある『戦火の馬』だ。
舞台においては、何と言っても「馬」の演技が特徴だったけど、
この映画では演技上手の馬を用意して、美しい「命」を描きだしていた。
総てにおいて「素晴らしい」としか言いようのない作品だと思う。
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