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2012年7月25日 (水)

今日の、福井晶一くん、、、そこ、違うと思います!

福井くんのラダメスが、発表通りに登場しました。

Aida3

とりあえず、、、乾杯です。

以下、この極地のようなブログへわざわざおいで下さる方には、
とても衝撃的な事を書いております。

ので、東京の福井ラダメスを観る予定の方は、
ご遠慮いただいた方が良いかもしれません。。。。

・・・あなたは福井くんなの。

        その事実は変えられない。

あなたがなぜ、危険冒して、あっくんバージョンになったのか、

                   わたしにはわからないワ。。。

そう、、、なんと、今回の福井ラダメスは、
あの、低音の響きを尊重したメロディでは無く、
アダムパスカルくんや、阿久津くんと同じ、
鋭角的なメロディーを選択して唄っているのです、、、とりあえず、初日は。

まあ、大きな、というか根本的な変更は、このぐらいで、
他には、
「いやに何度も、後ろで手を組んで、胸を張っているポーズが多い」
とか、
「アイーダへ再手錠する時に手間取って、”ガチャッ”と音を立てられなかった」
とか、
「ところどころに、野獣王子の優しさが出ているとともに、
 ところどころに、ペロン大統領の色気のようなものが浮き出ていた」
といった、些細なことが有った程度でした。
 (それから、衣装のフィット感が無かったなあ、、、お仕着せみたい・・・)

なにより、
もちろん、歌が大変に「朗々」としていて、過剰なほどにパワフルでしたが、
それ以上に、口跡が鮮やかと言うか、開口を乗り越えた発声と言うか、
台詞の一つ一つを、まるで歌うように舞台に置いていたのが印象的です。

あと18回の舞台、、、どこまで深化し、どこまで続くのか、楽しみです。

さて・・・・

今日の舞台では、何と言っても有賀メレブが素敵でした。

水曜マチネらしいというか、この回のお客さんはとてもお静かで、
ファッションショーで拍手が起きなかったりしたのですが、
そんな中でも、監獄のシーンでは、盛大に笑いをとっていました(笑)
あと「ありえない」という部分の歌い方が変わったかも。

もう一人は、圧倒的な存在感の飯野ゾーザー様です。

ピラミッドを立てる時の細かい指示は、まさに貫禄そのもの。
二幕、
「お前が、このところ、何に夢中になっているのか聞かれたのでな」
とラダメスに話す様子が、とっても面白かった。
(そーいえば、この場面での福井ラダメス、芝居が細かかったなぁ。。。)

さて、そのゾーザーと対峙した光川アムネリス。
これまた、なかなか凛々しくて素敵でした。
今までになかったタイプと言うか、ややマスキュランな雰囲気で、
それでいて子どもの様な部分がある、不思議に魅力的なアムネリスですね。

不思議と言えば、たぶん初めての、高林アモナズロ!
この個性は魅力的ですねぇ。。。
オペラの『アイーダ』に出てくるアモナズロみたいな人でした。

最後になりますが、、、
ほぼ完璧に熟成しているアンサンブルは、最も見るべき存在だと思います。
どの演目でもアンサンブルが重要なのは同じことですが、
『アイーダ』という作品は、たった16人のアンサンブルで、
エジプトもヌビアも、内閣も洗濯女も表現しますし、
カーテンコールでは全力疾走を強いられるという、大変過酷なものです。
この作品の成否を握っているのは、実は、彼らだと思いますし、
そのメンバーがノリにノッている「いま」こそ、鑑賞のチャンスでしょう。

あとは、アイーダかな。。。。

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