映画クレヨンしんちゃん『嵐を呼ぶ オラと宇宙のプリンセス』
毎年恒例の、映画館で観る「クレヨンしんちゃん」だ。
20周年なんだそうだ。。。
去年の「黄金のスパイ大作戦」は、それほどでもなかったが、
一昨年の「オラの花嫁」は素晴らしく良かった。
けど、やはり、9作目の「オトナ帝国の逆襲」とか、
10作目にして、数々の賞をとってしまった「戦国大合戦」には及ばない。
さて、、、今年の「宇宙のプリンセス」は。。。
ここしばらくの作品に感じられなかった、
「しっかりとした設定」に、まず感心する。
お陰で、数々の名作SF小説の匂いがするし、
画においても、また精神性においても、
例えば『2001年宇宙の旅』を彷彿とさせるものがあったりする。
一昨年の「オラの花嫁」が素晴らしく良かったその理由は、
実はとても簡単で、
「のはらしんのすけ」というキャラクターの存在が軸になっていて、
しかも、このシリーズに触れたことがない人には想像できないだろうが、
「のはらしんのすけ」が、彼なりに成長する物語だから、なのだ。
(言うまでもなく「戦国大合戦」では、圧倒的に彼は成長する)
そして、今作、「オラと宇宙のプリンセス」でも、
「のはらしんのすけ」は、立ち向かい、苦悩し、乗り越えて、成長する。
それはもう、見ていて愛しくなるばかりのものだ。
けっしてヒマつぶしの作品ではない。
けれど、ヒマである事を楽しみながら見てほしい1本だ。
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