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2012年3月17日 (土)

『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』

そして、やはり、イギリスは素通りしてしまおうか。。。

Iron1

まず、邦題が気に入らない(笑)
原題は『The Iron Lady』、つまり゛鉄の女"。
(命名したのが、ソビエトのメディアであった事も、映画で語られる)
この、実にわかり易い原題を、よくもまあつまらなくしたものだと思う。
どうやら、配給会社は、日本人がこの映画を読み誤ると思っているだろう(笑)

ついで、いつもの事だけれど、
「違和を感じない」ことがめったに無い戸田奈津子氏の字幕が、やっぱり苦手。
英語でも充分に聞こえてくる内容を字幕にするときに、
どうしてこうも見事に倒置したり、ごまかしたりできるのだろう?
この翻訳家も、いつもながら、日本人を甘くみているんだろうなあ(笑)

とはいえ、この映画で「?」なのは、この点ぐらい。

Iron2

改めて、サッチャー首相がどんな人だったのか、、、とか、
「政治」ってどういう事なのかを知ることができて、なかなか面白かった。

特に、対アルゼンチンの戦争、「フォークランド戦争」のくだりは興味深い。
なるほど、国家の面子だのという事で、簡単に人は死んでしまう。
要するに「その死が値するほどの事なのか」という事になっちゃうのよね。

だから、この映画で「政治家」という部分に感じることは、
とりわけ「サッチャー首相」だったから、という事や、
彼女が女性であったからという部分よりも、
「あー政治って、そーなんだろうね・・・」と思わされるし、
観終わった後には、
「なんだ、エビータペロンも同じようなもんだなあ」と思ったり(笑)

とても面白かった、というか楽しかったのは、
若き日のサッチャー・カップルの様子。

特に、ヤング・マーガレットが、ヤング・デニスに伝える「わたし」は、
いろんな意味で面白い。
それはある意味で「恋なんてもんじゃない」のかもしれないけどね(*^^)

さて、この映画は、「メイクアップ」と「主演女優」でオスカー候補となってて、
見事に二つとも獲得した。
メイクアップは、ほんとに素晴らしい。
特にニュース映像と絡んだりするときに、記憶にあるものと相似している。
(ノミネートが無かったけど、衣装デザインも好かったと思う)

で、もちろん、メリルストリープは、上手いよね。
上手すぎて、ときどき、
イギリスの首相をメリルストリープが務めていたかのように感じてしまった(笑)
ともあれ、台詞のインパクトが実に強くて、そのまま伝わってくる。
 (だから、よけい、混乱させてくれる字幕が邪魔!smile

「昔は何をするかが大切だったけど、
 今は何者かであって権力を持つことが重要なの」
という言葉は、実に重いものだった。

適度なユーモアもあり、イギリスの議会の様子も面白く、
「映画を観たなあ。。。」という楽しさに満ちた1本だ。

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