今日の、福井晶一くん、、、活き活きビースト!
見た目から言うと、けっこう「お嬢様」な雰囲気のベルで、
とりわけ、その横顔の雰囲気がなかなか良い。
この、比較的若いベルを観ていて、
みかん星人がひとつ大きな勘違いをしていたことに気が付いた。
今まで、この物語は、
「わがままに育って、人を愛することを知らない王子様」の成長物語であって、
登場する人物、特にベルには、変化や革命だけが起きるのだと思っていた。
けれど、実は、ベルもまた「人を愛せる人」へと成長する物語だったのだ。
これまで、ベルを演じていた人がそれなりに大人びた雰囲気だったし(爆)、
そもそも父親の存在があるので、人を愛する気持ちを理解していると思っていた。
もちろん、家族を愛することや、また書物で培った「優しさ」は、
冒頭のベルの中には、ちゃんと、ある。
けれど、パートナーとしての誰かを愛する力は、ベルにも無いのだ。
今日の二幕では、しばしば「愛に目覚めてゆくベル」を感じたのだが、
特に素晴らしいのは、ダンスの後の美女と野獣の会話の場面。
言い出せない野獣と、言葉を待つ美女。。。
この、強烈な緊張感のある場面で、
「愛に目覚め始めた二人」が、美しい輝きを放っていた。
今の「夏劇場」は、まさに祭りだ(*^^)
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コメント
きしさん、恨み節、ありがとうございます。
今年はね、やはりとっても特別な年で、なかなか足が延びないですね。
私も、演劇に限らず、映画もあまり観に行けてません。
役柄の年齢そのままの俳優さんというのは、かなり難しいですが(笑)
やはり、騙されるなら、無理のない嘘が良いと思った次第です(*^^)
映画の『オペラ座の怪人』では、主演女優さんがクリスティーヌの年齢そのものだったこともあって、夢中になりましたからね・・・
って事は、野獣も、なんだよなぁ(^-^;
投稿: みかん星人 | 2011年10月30日 (日) 午前 10時04分
うーっ、うーっ。今年、1本も、なあんにも観ないうちに10月も末です。
私も「人を愛せる人」へ成長するベルが観たいです。
ひさしぶりのコメントで恨み節って…。
投稿: きし | 2011年10月26日 (水) 午後 09時47分
Yayaさん、再びのコメントありがとう。
Yayaさんは、もう「若いベル」は経験しましたか?(笑)
なんか、やっぱり、良いと思います(*^^)
今回は、ルフウが中嶋さんで、それがまた、なかなか、面白かったりしました。
それと!寺田さんですよねー。。。相変わらずのあの笑顔、そして声量!
寺田さんのおかげで、「暇な時のダルク」が、栓抜きしているのが分かったりしましたしぃ。
うーむ。。。いやほんと、このBBは、面白いですね。
投稿: みかん星人 | 2011年10月24日 (月) 午後 11時10分
こんちには。
>これまで、演じていた人がそれなりに大人びた
>雰囲気だったし(爆)、そもそも父親の存在が
>あるので、人を愛する気持ちを理解していると
>思っていた。
この部分読んで、腑に落ちましたー。
1行目もw
投稿: Yaya | 2011年10月23日 (日) 午後 11時48分