今日の、永野亮比己くん、、、やっぱり素敵だ!
私は、いままで、ミストフェリーズの「なに」を観ていたのだろう。。。
ミストフェリーズは、目で追わなくても、たいていは目立っているので、
いつもちゃんと観ていたように思い込んでいたのかもしれない。
途中から、私は、ずーっとそんな事を考えていました。
「ミストフェリーズって、こーんな振付だったっけ?」
「ミストフェリーズって、こーんなに、小芝居していたっけ?」
「ミストフェリーズのピルエットって、30回以上も回ったっけ!?」
それにしても、なんと四肢の長いこと!
ごみ置き場に明かりを灯そうと腕を振るうと、
まるでその腕の長さが2割増しになった程に大きく弧を描きます。
しかも、そうした仕草が画一的ではなくて、
例えば、腰のあたりから後方へ弧を描くようにしても、光を届けたりする。
一番凄かったのは、ボンバルリーナを呼び戻す時の動き。
あんな優美な仕草で彼女を呼び戻したりしたら、他の猫に目がいかなくなる。
この日のボンバルリーナは、B席からでも優しい表情が見て取れる高倉さん。
だから、一幕クライマックスで二人が絡むと、
近くで踊っている場面ではないのに、互いの強いベクトルを見て取れる。
そういえば、みかん星人が初めて「永野くんって凄いぞ」と思ったのも、
このボール場面での、永野ランパスと、南ボンバルの場面だった。
ボンバルリーナが大胆に動くのを見事に支えて、
そして次の動作への動きをきれいにサポートするランパスキッャトに、
それまで五反田の舞台には無かった「強さ」を感じたのでした。
今の『キャッツ』の雌猫メンバーは、錚々たるもの。
そこに、永野くんのミストフェリーズが絡むのが、なんとも美しい。
ちょっと、不安になるほどに調子が悪そうに見えた武藤マンカスに、
(時々歩く姿が人間に見えてしまった・・・武藤さんには有り得ない事だ!)
なんとなく「やっぱりタガーじゃないよなぁ。。。」と感じてしまう田邉くん。
この二役を、今まさに元気いっぱいの福井くんにやってもらったら、
『キャッツ』が東京で上演されてないことに感謝することになるだろう(笑)
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コメント
キャスト変更があったようですね。。。これだから、、、以下自粛
投稿: みかん星人 | 2011年7月11日 (月) 午後 07時20分
このレポ読むと・・・久しぶりに猫に会いたくなりますね~。
投稿: ハイタカ | 2011年7月10日 (日) 午後 09時45分