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2011年6月 3日 (金)

『アンノウン(UNKNOWN)』

ここのところ、そもそも映画を見る機会が減っているし、
「娯楽」って感じの映画や、ヒューマンタッチ(人間味のある物語)の作品が多い。

ので、とても久しぶりに、
「スリル・スピード・サスペンス」な映画を観た気がした。
(『彼が二度愛したS』以来かもしれない・・・やがて3年ぶりだ)

相変わらず、細かいことは公式ページに任せよう。。。重いけどね。
なにしろ、サスペンス映画なので、内容には全く触れられない。

とはいえ、この映画、もう東京での公開は終了しつつあって、
みかん星人もあわてて観に行った。

なにしろ、予告編がいい・・・妻から「あなた誰?」と言われるなんて、、、、

観始めると、ちょっとした既視感がある。

大好きなハリソンフォードの珍品、
『フランティック(1988)』に似ているのだ。

そしてまた、『96時間』のイメージとも重なってくる。

が、、、、まあ、これらは観ていただく機会があれば、観ていただくとして(笑)

改めて「自分を証明する」ということの難しさを考えてしまった。

たとえば、、、電車の中に鞄を忘れてしまった、、、そんな時、
その電車を追い越せる急行に乗って、普通電車を追い抜いて、
急行の停車駅でその荷物を待ち受けて、確保したとしよう。。。
さてその時、
その荷物を、自分のものだと証明する方法は、あるだろうか?

買った商品なら、領収書。
鞄に貼ってあるイニシャルや、入れてある書類の概要。。。。
けれど、そんなものもない場合、どうして「私のだ」と言えるだろう。

まして、忘れ物が、自分自身の肉体だったら。。。。
何も持たずに肉体から離れていた自分を、
どうやって、その肉体の持ち主だと、証明したらいいのだろう?

この映画では、こうした「不安」を見事に映像化している。
そう、映像として表現しているのが、なんとも面白い。
特に、深度を浅くとった焦点のおかげで、画がとても饒舌だ。

冬のベルリンが舞台なので、いまの気候とは違うのだけれど、
寒心をもたらす物語には、なんとも似合いで、美しかった。

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