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2011年6月 2日 (木)

『レ・ミゼラブル』 帝国劇場100周年記念 スペシャル・キャスト

なんと、我ながら呆れたことに、
3時間以上もあるこの『レ・ミゼラブル』、をマチソワしてしまった。

マチネの吉原パルジャンは、消化するのに時間が掛かったけれど、
ソワレのスペシャル・キャストは、身構えることなく受け止めていた。

思えば、この作品、2005年に一度観ていたものの、
あまりに大げさなので、物語にもついてゆけず、消化不良を起こした。

2007年には、上野くんのおかげ(せい)で、通うこととなり、
また、今回のパンフにも掲載されている「20周年」の舞台も観ることができた。

おかげで、この頃には物語もよく解るようになったし、
アニメの『レ・ミゼラブル 少女コゼット』まで全部観てしまって、
腑に落ちない部分もありながら(笑)舞台の醍醐味を感じられるまでになった

2009年にも、やはり上野くんのおかげで観ているが、
この時が、今回のスペシャルでも登場の「今井パルジャン」だ。
このパルジャンは、たぶん、原作のパルジャンに一番近い雰囲気がある。
自分の中の弱さを無視せずに、ちゃんと向き合って行動するパルジャン。

鹿賀ジャベールは、上に書いた「20周年」で観ているのたけど、
あの時よりは、ずーっと真面目に演じていたように思う(笑)
なにしろ2007年の時は、歌ではなく、ほとんど台詞になっていたのだ。
けれど、今回は、見事にメロディーに乗せていたし、
なによりも、法の番人としての威厳がすごかったなぁ。

同じく「20周年」で観ていた斎藤テナルディエは、ほんと、そのもの。
マチネのテナルディエは三波豊和くんだったのだけど、
これは、マチネの配役の中では、もっとも自然な存在だった。
ただ、みかん星人が観た中では、
笹野テナルディエが、夢に出てきそうなほど、不気味で怖かったなぁ。

石川禅くんのマリウスも、以前一度観ているけれど、
今回は、その時にもまして青春していて、とっても好い。
島田エボニーヌも、劇場全体を圧するほどパフォーマンスで、大感激。

さて、、、何度も書いているように、みかん星人にとっての『レ・ミゼラブル』は、
配役の上では、上野くんのプルベールだけが不変だった。
上野くん以外の俳優が、だから、旗を振るところを初めて見たのだけれど・・・

うん、、、上野聖太くんの旗振りは、間違いなく、天下一品だ。

上野くんが振る旗は、少しも留まることなく流麗に流れる。
その理由は、2階から見たときに解ったのだけれど、
ともかく、彼のその工夫と努力によって、
上野プルベールがいた時の革命への情熱は、圧倒的だった。

新しい演出となる『レ・ミゼラブル』のなかでは、
あの象徴の旗は、どのように振られるのか、ちょっと楽しみだったりする。
上野くん、その時は、出てくれるのかなぁ(笑)

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