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2011年3月19日 (土)

『塔の上のラプンツェル』 吹き替え版

字幕版を観て、その余りの面白さに血迷って、
近隣の映画館で上映していた吹き替え版を観てしまった。

一日に同じ映画を、別の映画館で続けて観たのは、初体験(笑)

Rapuunzel2

ヒロイン・ラプンツェルのセリフを吹き替えているのは、話題の中川翔子さん。
自称二枚目のライダーは、畠中洋さん。
そして、最高に魅力あるディズニー・ヴィランズ=ゴーテルは、
この週末から富山で開幕する『回転木馬』にも登場する、剣幸さん。

ちょっと驚いたのだけど。。。。

ラプンツェルは、その歌の吹き替えは、小此木麻里さんが担当してるのだ。

前半、ラプンツェルが希望を歌い上げる場面で、
「いやー、しょこたん、唄うまいんだなぁ・・・」
と感動していたのだけれど、実際は小此木さんが歌っていたのね。
なんか、すごくもったいない。。。せっかくのチャンスだったのになぁ(笑)

剣さんの「悪役ぶり」は、もう本当に素晴らしい。
オリジナルのトニー賞俳優・ドナマーフィにも勝るほど。

ただし、やはりリズム感などを考えると、字幕での鑑賞が圧倒的に楽しい。

さて、、、この映画の、物語としての魅力に関して、少し・・・

これは、簡単に言えば、
「女の子の自立物語」であり、
「男の子が愛を獲得する物語」だ。

後者は、そう、ほとんど『美女と野獣』と同じだ。
微妙に違うのは、そこに『ライオンキング』的な、
「自分の人生を生きよう」というニュアンスが加わることだろう。
ともかく、どの寓話でも、男の子は、
大切な人を愛して、そして愛されて、初めて「おとな」になる。

問題は女の子の自立だ。
数多いる「デイズニー・ヒロイン」の中でも、
これほどに成長する、というか、変化するヒロインは居ないように思う。

特に「母親からの自立」、もしくは「庇護からの自立」を描いているのが画期的。
『美女と野獣』のベルは、
自分を受け入れてくれる・認めてくれるところを求めていたが、
ラプンツェルの場合は、その「自分」を確認するところから物語が始まる。

『ライオンキング』が、父と息子の物語であったように。
『塔の上のラプンツェル』は、母性と娘の物語となっている。

なんにしても、
人生は、自分の意思で動き始めて、ようやく回り始めるのだ。。。
という事を、たいへん上手に描いてある、素晴らしい作品である。

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コメント

>みかん星人さま
はい、文字どおり金字塔です。近年、もっとも共感を得やすい女の子の自立と他者の救済はジブリのテーマで、ディズニーのプリンセスものは押され気味でしたが、とうとう母権からの解放が出ましたね。
サド侯爵夫人を観劇したばかりでしたから、よけいに感動しました。米国に限らず世界の女子は、やすやすと自立し、親離れできないのは日本だけかと思ってましたが…。プリンセスと魔法のキスの方がキャラクターは好きかな?
はい、リピ決定です。

投稿: とみ(風知草) | 2011年3月20日 (日) 午前 09時35分

ううう観たい(笑)

投稿: ハイタカ | 2011年3月20日 (日) 午後 01時41分

おとみさん、コメントありがとう。

この作品では「実の母ではない」というオブラートを用意していますが、
現実には、「実の母」によって、
ほとんど同じ環境に置かれている娘が多いはずです。

キーワードは「貴女のためだから」ですよね笑)

おそらく、人が成長する過程の中で、
世間でよく言われる「マザコン息子」などよりも、
遥かに「母権の支配から抜け出せない娘」は多く、そして有害でしょう。

そう、そして、これがディズニーから贈られたという事が凄い。

やはり、人の心を上手に把握するだけの事はある。。。

投稿: みかん星人 | 2011年3月22日 (火) 午前 12時31分

ハイタカさん、、、待っててくださいね(*^^)

いつか、きっと、楽しく観られる日が来ます。

投稿: みかん星人 | 2011年3月22日 (火) 午前 12時32分

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