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2011年3月 6日 (日)

『ウェディング・シンガー』初日 @ シアタークリエ

2008年に日生劇場で上演された『ウェディング・シンガー』が、
『シアタークリエ』で再演されている。

もちろん、その初日に駆け付けた。
なにしろ、オリジナルの映画も大好きだし、
日生劇場には2度行ってしまった程に大好きな作品なのだから。

Wedding

しかもこの再演、なかなか凄い「再演」でもある。
なにしろ、メインキャストはもとより、
アンサンブルも初演メンバーが揃っているのだ。
再演のリクエストも、観客側からばかりではなく、
キャストからも、かなり大声で(笑)再演のリクエストがあったとのこと。

つまり、それだけ、観る側も、演じる側も楽しい、という事だろう。

そして、待ちに待った再演の初日。。。

開幕と同時に、舞台の上を一気にヒートアップさせてしまう程に、
客席が大盛り上がり(笑)
これには、さすがの井上くんも驚いたようだった(*^^)

その、主人公・ロビーの井上くんは、この夏で32歳。
この記事に書いておいたけれど、いよいよ役柄と同年配だ。
で、思った通り、その経験による変化は、実に素晴らしい。
「わが身の不甲斐なさ」に落胆する感じも、
初演時の「若くて道に迷った」というものではなくて、
「気が付いたら30歳を超えていた焦り」が上手く出ていた。

対するヒロイン・ジュリアを演じた上原さん。
相変わらず溶けてしまいそうなほどに可愛い。
役者としてはそれほど進歩したとも思えなかったのだけれど、
2幕、徐々に慣れてきたのか、少しずつ良い感じ。
誤解のまま歌う切ないデュエット曲では、それはもう綺麗なハーモニー。

やっぱり、この舞台の大きな魅力は、美男美女だって事だなぁ。

『シアタークリエ』は、正直、あまり好きな劇場ではない。
「居場所がない」劇場だし、客席の両端に通路が無い狭隘感も苦手。
それでも、この『ウェディング・シンガー』には、ドンピシャだと思った。
なにしろ『シアタークリエ』が、舞台となる結婚式場そのものに感じられて、
まるで、
ウェディング・シンガーがご機嫌な生演奏を聴かせる結婚式に出席してるみたい
なので、オープニングから立ち上がってステップしたくなってしまう。

何度でも観たい舞台だし、ぜひとももう一度は観たいので、
この作品の魅力に関しては、またその時にでも(笑)

ともかく、久しぶりに書くけれど、
みかん星人に騙されたと思って、ぜひとも劇場に行って欲しい。
これほどに楽しくて、心地よいミュージカルは、なかなか無い!

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