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2011年2月 4日 (金)

ミュージカル『コンタクト』1日取材会 Part3

取材会は、いよいよPart3の「バックステージツアー」へと。

舞台監督の青木政敏さんがMCとして登場。

Bs01

舞台監督から、いろいろとレクチャーがありましたが、
「バトンの上げ下ろしを人力でする」
という部分への拘りが面白かったですね。

また、自由劇場のサイズに合わせるために、
下手の舞台袖の中で床板を切って合わせたというお話も面白い。

さて、いよいよ舞台へと上がってみる。

せっかく写真を提供して頂いたので、使ってみよう。

Bs02

PART2のレストランで使われる小道具で、もちろんこれは食べられない。

Bs03

これも「カフェ・ベスビオ」の小道具。
メニューには、ちゃんと価格も記載されている。

横には、ペールに入れられた「ドン・ペリニヨン」のボトルもあって、
年号が1997年だった。
PART2は1945年という設定、
PART3は1999年という設定なのだけれど、
さて、このドンペリ、どちらの場面に登場した小道具でしょうか(*^^)

Bs04

右にあるのはPART2で登場する当時のプレスタイプのカメラ。
ポラロイドフィルムを装填し、その場でお客さんに渡していたのだろう。
横についている丸い装置は、劇中でも閃光を発する「フラッシュ」で、
その当時は、一発光らせるごとに、そのバルブ(電球)を交換した。
 (よく、火傷したものだなぁ・・・)

中央にあるのが、『コンタクト』全幕に登場するアイコン・キューピッド。
舞台には、これと、画に描かれたものを含めて、5体登場する。
ただ、「キューピッド」とは「弓矢」を持った天使なのだそうだけれど、
どうやら、『コンタクト』に登場するキューピットは、弓矢を持っていない。
もしかしたら、「恋の矢」を失った存在として登場しているのかもね。

そもそも、この台座がついているキューピッドは、
「CLIO賞」のトロフィーなのだけれど、
本物のCLIO賞(実在する!)のトロフィーは、これ

左にある電話機は、今では珍しいテープに録音する留守番機能つきだ。
帰宅したワイリー氏が再生しようとすると、
巻き戻しにとても時間が掛かる辺りも面白い演出。
また、途中でデスクの上を移動するのだけれど、
そのシステムとは。。。。

Bs05

こうして写っていると、普通のビリヤード台だけれど、
実は、正しい長方形をしておらず、ゆがんでいる。
客席から見ると長方形に見えるように設計されているのだ。

球ももちろんあるし、キューも用意されていた。
で、この球は、他の道具としても使われているのだけれど、
それは、上にも張ったリンク先で読んでくだされ。

さて、こうして16時から始まって22時まで、
途中には自主的なビール休憩をいれたものの、
6時間も『コンタクト』の世界に浸っていた。
けれど、ほんと、この作品に関しては、
「思いを巡らせる楽しさ」に溢れていて、飽きることが無い。

単純で、すぐ隣にある物語でつくられた『コンタクト』。
もう一度ぐらいは、観に行きたいなぁ。

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