ミュージカル『コンタクト』1日取材会 Part3
取材会は、いよいよPart3の「バックステージツアー」へと。
舞台監督の青木政敏さんがMCとして登場。
舞台監督から、いろいろとレクチャーがありましたが、
「バトンの上げ下ろしを人力でする」
という部分への拘りが面白かったですね。
また、自由劇場のサイズに合わせるために、
下手の舞台袖の中で床板を切って合わせたというお話も面白い。
さて、いよいよ舞台へと上がってみる。
せっかく写真を提供して頂いたので、使ってみよう。
PART2のレストランで使われる小道具で、もちろんこれは食べられない。
これも「カフェ・ベスビオ」の小道具。
メニューには、ちゃんと価格も記載されている。
横には、ペールに入れられた「ドン・ペリニヨン」のボトルもあって、
年号が1997年だった。
PART2は1945年という設定、
PART3は1999年という設定なのだけれど、
さて、このドンペリ、どちらの場面に登場した小道具でしょうか(*^^)
右にあるのはPART2で登場する当時のプレスタイプのカメラ。
ポラロイドフィルムを装填し、その場でお客さんに渡していたのだろう。
横についている丸い装置は、劇中でも閃光を発する「フラッシュ」で、
その当時は、一発光らせるごとに、そのバルブ(電球)を交換した。
(よく、火傷したものだなぁ・・・)
中央にあるのが、『コンタクト』全幕に登場するアイコン・キューピッド。
舞台には、これと、画に描かれたものを含めて、5体登場する。
ただ、「キューピッド」とは「弓矢」を持った天使なのだそうだけれど、
どうやら、『コンタクト』に登場するキューピットは、弓矢を持っていない。
もしかしたら、「恋の矢」を失った存在として登場しているのかもね。
そもそも、この台座がついているキューピッドは、
「CLIO賞」のトロフィーなのだけれど、
本物のCLIO賞(実在する!)のトロフィーは、これ。
左にある電話機は、今では珍しいテープに録音する留守番機能つきだ。
帰宅したワイリー氏が再生しようとすると、
巻き戻しにとても時間が掛かる辺りも面白い演出。
また、途中でデスクの上を移動するのだけれど、
そのシステムとは。。。。
こうして写っていると、普通のビリヤード台だけれど、
実は、正しい長方形をしておらず、ゆがんでいる。
客席から見ると長方形に見えるように設計されているのだ。
球ももちろんあるし、キューも用意されていた。
で、この球は、他の道具としても使われているのだけれど、
それは、上にも張ったリンク先で読んでくだされ。
さて、こうして16時から始まって22時まで、
途中には自主的なビール休憩をいれたものの、
6時間も『コンタクト』の世界に浸っていた。
けれど、ほんと、この作品に関しては、
「思いを巡らせる楽しさ」に溢れていて、飽きることが無い。
単純で、すぐ隣にある物語でつくられた『コンタクト』。
もう一度ぐらいは、観に行きたいなぁ。
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