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2011年1月13日 (木)

『青い卵の夜会2』 @ 公園通りクラシックス

カテゴリーを「演劇」としたけれど、もしかしたら「音楽」かもしれない。

会場の「公園通りクラシックス」は、昔の「渋谷ジァン・ジァン」の場所にある。
たぶん25年ぶりぐらいに、教会の地下へと降りて行った。
かつての名小劇場は、フローリングもお洒落なライブスポットになっていた。

お目当ては、
先日の『仲間たちのUTAGE』でも素晴らしいピアノを聴かせてくれた、
的場 優」さんだ。

これはもう、ほとんど黄金律だと思うのだけれど、
「好きなアーティストが関わる舞台は、間違いなく楽しい」
という法則に漏れず、この『青い卵の夜会2』も楽しい舞台だった。

舞台の主役は、「青い卵」というユニットの二人。
オペラ歌手の「宮城摩理」さんと、クラウンの「YAMA」さんだ。
その出会いや「目論見」は、リンク先をご覧いただくとして、
とにもかくにも、こんなに居心地のいいライブは、なかなか無いなぁ。

それは、
この二人が、舞台にあるすべてを自然体で受け止めているからだろう。
最高のテクニックを駆使しながらも、余裕を忘れないし、
なにより、その場の空気を活かした「臨機応変」が楽しい。

さて、今宵の舞台は。。。

舞台は2幕で構成されていて、
一部は、オペラの名曲と、トークと、的場さんのパフォーマンス。

『椿姫』から『乾杯の歌』、
『ファウスト』から『宝石の歌』といったアリアや『春の声』などを宮城摩理さん。
また、モーツアルトの『きらきら星変奏曲』や、
リストの『愛の夢』に合わせてYAMAさんがジャグリングやマイムをみせてくれた。

特に『愛の夢』に合わせてのパフォーマンスは、
「人の表情の豊さ」を改めて再認識。
恋をして、夢を見て、ドキドキワクワクして、そして。。。というその総てが、
クラウンのメイクを施されたYAMAさんの表情が伝えてくれる。
そしてまた、
この曲の的場さんのピアノが、予想以上に端正で、マイムを引き立ていた。
的場さんのピアノは、その「場」を充分に読んだ表情をしている。
ボーカルに合わせるときには、歌声に寄り添うよう。
そして、マイムに合わせるときには支えるようであり、導くようでもあった。

ところが、、、この後、的場さんのコーナーが用意されていて、
彼女自身のパフォーマンスで披露されたピアノは、
自由奔放でありながらも、厳格なところがあったりして、なによりユニーク。
的場さんの心そのものが語っているように聴こえるピアノだった。

さて、
二部は、お正月な選曲と、ジャグリング。
世界各地の冬の歌が披露され、そして日本のお正月をふりかえる。
番傘を使ってのおめでたい太神楽まで見せてもらった。

たぶん、客席には40人とは居なかったと思うが、
会場が大きな笑い声と拍手に満たされる、素晴らしい舞台だった。

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コメント

やっぱりやっぱり素敵だったんですね!
観たかったなあ

…そしてなんて贅沢な音楽会!

心地好いレポートありがとうございます

投稿: ハイタカ | 2011年1月14日 (金) 午前 07時27分

ハイタカさん、コメントありがとう。

この「青い卵」ユニットが目指しているのは、
「観客に何かを見せてあげよう」という舞台ではなくて、
「観客と一緒に、もっと楽しい時間に行ってみよう」という、
そんな感覚なのではないのかな?と、後になって思っています。

そういう意味で、とてもオープンな舞台ですし、
それがまた的場さんのピアノと響きあって一層楽しかったのですね。

次回が楽しみなユニットが、また、増えてしまいました(笑)

投稿: みかん星人 | 2011年1月15日 (土) 午後 06時29分

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