『男達の-UTAGE-ver.2 Red』
夜の部【Red】までの間、近くの「恵比寿ガーデンプレイス」へ向かう。
ちょうどこの日、恒例の「バカラのシャンデリア」点灯式が行われていた。
ベートーベンの『歓喜の歌』の大合唱が終わった瞬間に、点灯された。
まさに「ブルー・モメント」の中、とうとう「年の瀬」が始まったな。。。
さて、『男達の-UTAGE-ver.2』夜の部、題して【Red】には、
昼の部のメンバーに加えて、澤井秀幸くんが合流。
6+1のメンバーとなって、スタイルがver.1に戻った。
(と言うわけで、夜の部では質問コーナーはありません)
先ずは『Be Our Guest』でスタート。
そしてトップバッターは瀧澤くん。
冒頭に唄ってくれたのが、
「アート・カフェ・フレンズ」での恒例、尾崎豊くんのナンバーでした。
今回は、この夏の映画でも流れていた『僕が僕であるために』を、
微妙にスローテンポのアコーディオンを従えて熱唱してくれた。
贅沢言えば、もう少し熟成させてほしいところだけれど、
ともかく、チャレンジ精神は素晴らしいと思う。
次のこのステージでは、どの尾崎ナンバーが聴けるのか、楽しみですね。
続いてもう一曲、BBから、『愛せぬならば』を唄ってくれました。
【Red】は、こうしてシンガー交代で2曲ずつと云うスタイル。
で、次に登場したのが、
瀧澤くんと高校の同級生で、人生の半分を共に過ごした、癒し系の森山くん。
先ずは、ジキル&ハイドから『This is the moment(時が来た)』を英語で。
そして、シャ乱Qの『シングルベッド』。
瀧澤くんが尾崎ナンバーを唄ったのと同じで、
このチャレンジ精神というか、機会を活かす姿勢は素晴らしい。
特に、森山くんは『シングルベッド』でちょっとした演出をしていて、可愛かった。
ここで、劇団四季の36期研究生4人がステージに出て『星のさだめ』を、
森山くん、瀧澤くん、赤瀬くん、そして秋月くんが、交代で唄ってくれました。
それぞれの声質の違いがとてもよく判って、面白かった。
秋月くんがステージに残って2曲披露。
次回出演作『ホーム』からの『出されなかった手紙』と、
これまた開幕が楽しみな『モーツアルト!』から『ぼくこそミュージック』。
一部の最後は、大越くんの登場。
「お刺身の美味しい温度は?」、「カレーの美味しい温度」という話題に続いて、
「ラーメンに胡椒が入りすぎた・・・」という謎の自己紹介(笑)で掴んでました。
先ずはオリジナルの『北からの風に乗って』。
ほんと、大越くんの声は、こうした「踏み出す」メッセージに似合っていますね。
続いて、他のメンバーを従えての『ブイドイ』の熱唱で1部は完了。
2部のオープニングも【White】と同じ感じ。
全員での『アート・カフェ・フレンズ』に続いては、
ピアノの佐々木くんによる『Someone to watching over me』の独奏。
2部の最初は、筋トレ好きの赤瀬くんでスタート。
UTAGEの連中をベルに見立てての、BBナンバー『Me(ひとりよがり)』。
そして、半分隠れた名曲の『ひとりの悲しみ』の熱唱。
にしても、この『ひとりの悲しみ』は、良い曲だし、赤瀬くんの声に合うなぁ。
そして、いよいよお待ちかね、澤井くんの登場。
どうやら、どこぞのブログで、
「劇団四季に顔で合格した澤井くん」と書かれたらしく、
「てきとうに言ってはいけないな」と反省したそうだけれど(笑)
まあ、歌舞伎役者のようでもあり、間違いなく美形だと思いますよ。
で、いくつか宣伝。。。それは、
秋月くん、瀧澤くんと一緒の『コッペリア』とか、
10年ぶりの舞台『蜘蛛女のキス』とか、
(なんと「YellowLabel」のメンバー土倉有貴くんも登場!)
『ドンキホーテ』 (わあ、、、酒井はなさんが居るっ)
『JBAヤング・バレエ・フェスティバル』、
そして秋月くんとの『グランワルツ』の発表会がひかえているそうです。
さて、いろいろと多忙な澤井くん、(まあ、みなさん多忙ですが・・・)
その選曲は、まず歌謡曲!やしきたかじん氏の『泣いてもいいか 』。
これがなんとも男っぽい、骨太の声で、ものすごく良い。
続いてはニューミュージック!
山下達郎氏の『クリスマスイブ』(リンクは版権ヤバいけど、趣味です(爆))。
これ、でも、澤井くんが唄うと、
本来の達郎らしい「夏の音楽」に聴こえてくるのが、なんとも不思議だ。。。
(佐々木くんのピアノの間奏、カノンのインサートが見事でしたっ)
続いて、澤井くんと32.5期の同期大越さんとのコラボ。
二人は『冒険者たち・ガンバとその仲間』で共演した時の思い出などの後、
『マイ・フェア・レディー』から『踊り明かそう』を唄い踊ってくれました。
さて、そのあとは、【White】と同じで、
『すてきな友達』と『上を向いて歩こう』、
そして、アンコールに『翼をください』で堂々の大団円。
ver.1よりも淡々とした感じではあったものの、
より個性が発揮されたver.2だったように思う。
ぜひとも、このむさ苦しいメンバーで(笑)多少無理してでも、
「実験」であり「お試し」であり「挑戦」であるこのUTAGEを、
ずーっとSTAGEに乗せ続けてほしいものだと思いました。
追記・・・澤井くん以外のメンバーに関する「これから情報」
森山くんは『マクベス』にご登場なさるそうです。
大越くんは、渋谷のシャンソン小屋『青い扉』に登場との事でした。
総括・・・ver.2を観て聴いて、一番感じたのは、
「チャレンジ精神」の楽しさと面白さ、
そして「個性」の素晴らしさだったと思う。
いつも挑戦をしている感じがする、我らがダンスの兄貴・瀧澤くんは、
このUTAGEを通して、自らの「殻」を破ろうとしているように思う。
そのイベントの企画、制作、演出を手掛けることももちろんながら、
いつも新しい楽曲への挑戦が最高に美しいと思う。
また、同じ夢を抱いて、同じ厳しい稽古場を知っている者同士が、
互いの個性を尊重して、また自分の特質を提供して、
「もっと自分らしいパフォーマンス」へと向かっている姿勢が良い。
たとえば、大越くんが唄ったオリジナルの『北からの風に乗って』は、
前回ver.1で聴かせたくれた『青春の旅立ち』に通じるものがあり、
この曲を通じて、大越くん自身の「個性」が際立ち、
それは、他の誰とも違っていた。。。
もちろんほかのメンバーも、誰一人として互いとは似ていない。
こうした「切磋琢磨」できる場所を是非とも大切にしてほしい。
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