『モーツァルト!』 開幕直前イベント @ 帝国劇場
帝国劇場がこの冬に掛けるのは、
『レベッカ』、『エリザベート』に続いての、
M.クンツェ&S.リーヴァイ作品の『モーツアルト!』。
そのプレ・イベントが帝国劇場で行われた。
プロモーション・ビデオの上映に続いて登場したのは、
司会進行の武岡淳一(アルコ伯爵役)さん。
『モーツアルト!』の公演日程や、3年ぶりの上演であるといったお話のあと、
新しいヴェルフガング役の山崎育三郎くん、コンスタンツェ役の島袋寛子さん、
セシリア役の阿知波悟美さん、そしてシカネーダー役の吉野圭吾さんが登場して、
ミニトークショウの始まり。
新ヴォルフガングの山崎君は、緊張の日々の中少しずつ稽古にも慣れて、
けれど、演出・小池氏の厳しい指導で、かなり鍛えられているらしい。
3年前の公演でも、ヴォルフガングの妻を演じた島袋さんは、
この3年の間にSPEEDだったりしたこともあって、けっこう忘れているそうだ。
母親のセシリア役の阿知波さんと、仲良く稽古の日々を過ごしているらしい。
島袋さんは、今回シングル・キャストなので、
阿知波さんとの親密な親子がみられることになるだろう。
シカネーダー役の吉野さんは、日本初演時からの参加だそうだけれど、
今回の2010年版ではかなり振り付けが変更されているそうで、
苦労しているけれど、新しいシカネーダーに期待してほしいとの事。
トークに続いては、山崎君による『僕こそ音楽』の初披露。
そして、島袋さんによる『ダンスはやめられない』が唄われた。
そして、また、違う俳優によるミニトークショウへと。。。。
トークショウ「その2」のメンバーは、引き続きの山崎くんと、
日本初演からヴォルフガングを演じている井上芳雄くんが登場。
ヴァルトシュテッテン男爵夫人にダブルキャストで演じる、
涼風真世さんと、香寿たつきさんも登場し、最後に、
いま毎日真面目な舞台に関わってちょっと暴れたい山口祐一郎さんの登場。
登場してくるなり、客席に降りて握手を始める山口くんは、
しばらく司会を無視してやりたい放題(笑)
しまいには、ヴォルフガング役の二人と「ハグしたい人」を募る始末。
まあ、これが『モーツアルト!』でのコロレド大司教って事なのだろう。
山崎くんを「若くて羨ましい」と語った井上くん。
その井上くんのヴォルフガングを16歳で観た山崎くんは、
「いつか、あれをやりたい」と思ったのだそうだ。
ここでは、なんと贅沢なことに、
二人の男爵夫人のデュエットで『星から降る金』が唄われた。
名曲の多い『モーツアルト!』の中でも、特に美しいこの曲が、
素晴らしいパフォーマンスの相乗効果で最高に輝いていた。
とても貴重な経験をしたなぁ。。。
最後に、アンサンブルの俳優たちが全員登場し、
トークに登場したプリンシパルも交えて、井上くんが『影を逃れて』を熱唱。
これが本番で聴けるかと思うと、やはり一度は観ておきたいと思った。
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