大人の社会科見学 @ 『がすてな~に』
「社会科見学」といえば、小学生時代の大きな行事だった。
低学年の頃には近所にある豪農(名主さま)の屋敷を見学に行ったり、
秋葉原の『交通博物館』や、所轄の消防署の見学をした。
高学年になると、「羽田空港」へ行ったり、
「コカコーラ工場」へ行ってミニチュアボトルのおみやげをもらった。
「社会科見学」は、「子どもが、社会を知る、経験する学習」という事なので、
大人になると、PTAでもないと、参加する機会があまりない。
けれど、大人になったって、知らないことを知るのは楽しい。
『旭山動物園』や、水族館の裏方見学が満員になったり、
「バック・ステージ・ツアー」が集客の手管に使われたりもする(笑)
と、いうわけで、小学6年の時から数えて4回目の年男の今年、
久しぶりに社会科見学に参加した。
もちろん、移動手段はバス。
新丸ビルに集合して、いざ進もう!
到着したのは、江東区豊洲にある東京ガスの企業館、
『がすてな~に ガスの科学館』という施設。
この施設は、日々何気なく使っているガスに関して、
「ガスってなんだろう?」という事を改めて体感する施設だ。
「社会科見学」なので、もちろん団体行動で、ガイドが案内してくれる。
まずは、日常の中で「ガス」がどんな働きをしているのか、、、
料理、暖房、風呂と、日々の生活を支えるガスを見直してみる。
もちろん「ガス」の活躍は家庭に限った事ではなくて、
街の中でも、いろんな場所で大活躍しているのも学ぶ。
例えばパン屋さんで美味しいパンを焼くのにも使われているし、
街を走るバスの中にはガスを燃料にしているのがあったりする。
と、いった事を、からくり箱を覗くような感じで学ぶ。
つづいて、
「じゃあ、そんなに活躍しているガスって、なにもの?」というテーマで学ぶ。
「ガスってどうやって家まで届くの?」
「どうやってガスを製造しているの?」
「そもそも、ガスってなんなの?」
という感じで、なかなか興味深い展示が続く。
特にここ10年ほど施設されている「ガス管」の実物は面白い。
耐久性、耐震性といった事を感じ取れるのは、良い勉強になる。
そして、
「そうやって届くガスの未来はどうなっているの?」を考える。
よくCMで見聞きする『エコジョーズ』とはなんなのか?
最新技術の『エネファーム』や『エコウィル』とは何なのか。
東京の新宿や、千葉の幕張で行われている『地域冷暖房』のシステムとは?
ガスで発電すること、燃料電池として使うことといった、
まさに最先端のエネルギー事情が解説されている。
まあ、全部解った訳じゃないんだけれど(笑)
必ずしも「オール電化」だけが理想の未来ではない事は、解る(笑)
ガスの主成分であるメタンを利用しての「燃料電池」は、なかなか魅力的で、
ある意味で最も効率が良い発電方法だと納得もした。
と、いった事が解るこの『がすてな~に』には、
他にも『炎のふしぎギャラリー』というコーナーがある。
そこの「マントルの樹」という照明装置は、まさに明治時代のガス灯で、
「きっと、久雄が『はかない』と感じたのは、この灯りなんだ」
なんて思ったりもできる。
残念だったのは、
この展示のほとんどで、写真撮影が禁止されている事。
展示の多くが「体験型」で、
例えば、火加減を調整しながら大きな中華鍋を振って、
美味しいチャーハンを作るコーナーがあったんだけど、
それを、あのクマ達に振らせる写真もNG。
他にも、ミニチュアの木製ドールハウスの中で、
「エコ生活ポイントを探す」というコーナーは、
ちょうど縮尺が彼らに似合っていたけれど、もちろんNG。
家族で行って、子どもが体験している姿も撮れないのよね。
これは、本当に残念だったなぁ。
(ブロガー向けのイベントに撮影禁止の施設を選ぶのも、どーかと思うぞ)
ま、ともかく、豊洲駅からも歩いてすぐだし、
家族で、友人同士で遊びに行くには面白いと思う。
屋上からは「東京タワー」と「スカイツリー」も眺められたりするしね。
さて、ここでランチを食べて、次の目的地へ向かう。
つぎは、こんな機会が無ければ絶対に見学できない場所だ!
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コメント
イルボン登山さん、コメントありがとうございました。
すっかりリプライが遅れてしまって、ごめんなさいね。
他のブロガーさんの記事の中で、ぢつは、
我らが「マンカス&タガー」ベアが登場しているんですよ。
みなさんも、ちょっと、探してみてください(笑)
投稿: みかん星人 | 2010年3月23日 (火) 午後 08時08分
こころぐニュースのブロガー招待からリンクで来ました。
他のブロガーさんにちょっと興味がありました。
ぬいぐるみを使っての写真撮影がとても素敵でした。
投稿: イルボン登山 | 2010年3月 8日 (月) 午後 02時31分