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2010年1月31日 (日)

猫に踊らされて中華街へ。。。

キャッツを観て、中華街に寄って、おいしいものを食べて帰ってもらう
                                     by 御大

という目論見に乗っかって、久しぶりに横浜中華街へ行ってみた。

『キャッツシアター』真下の『新高島駅』がある「みなとみらい線」には、
東急線の往復と「みなとみらい線一日乗車券」が組み合わさった、
みなとみらいチケット』という、なかなかお得なチケットがある。
これを買うと、「みなとみらい線」は終日乗り放題になるのだ。

例えば、『渋谷駅』から『元町・中華街駅』までの往復は920円だけど、
この『みなとみらいチケット』ならば、
【渋谷駅→新高島駅→元町・中華街駅→渋谷】
と乗り降りしても、840円ですむ。
それに、ちょっとした特典もあるらしい。
途中でキップを無くさなければ、本当にありがたいキップだ(笑)
他の電鉄会社との一日乗車券セットもあるらしい)

閑話休題

地下鉄みなとみらい線の『元町・中華街駅』で降りる。
【中華街側出口】と【元町側出口】があるが、後者に出てみた。
この『元町・中華街駅』の壁面は、なかなか面白い。
100年以上前の横浜を写した写真が大きく掲示されている。
無味乾燥な地上へのエスカレーターがちょっと楽しい駅だ。

地上に出ると『横浜元町ショッピングストリート』の東端で、
そこから少しばかり商店街を歩いて、中華街の南門を目指した。

横浜中華街の南にあるのが、この『朱雀門』だ。

Suzaku1

「朱雀」の名前の通り赤く塗られていて、いかにも中華街という雰囲気。
反対側はこうなっていて、上に赤い珠が乗っているのがキュート。

Suzaku2

この門をみて分かる通り、この街は【五行思想】で守られている。

というわけで、東にある門は、だから、「青竜」が守っているハズだ。
行ってみよう。

この東の門は『朝陽門』と呼ばれていて、やはり青いもの。

Chouyou1

東を表す「青」は、季節でいえば「春」を示しているそうだ。

Chouyou2

門に掲げられた「朝陽」とは、まさに朝日の事で、
朝日がもっているパワーを街全体に導き入れる意味がある。

南、東と観て、続いて西へと回ってみよう。
西は「白虎」が守っているけれど、門の名前は『延平門』という。

Enpei1

やはり、西を意味する白い門。
反対側から観ると、こうなっている。

Enpei2

「延平」とは、平安な日々がいつまでも続くようにという意味とのこと。
そして、東、南、西と方位を司る門の最後が、北の門『玄武門』だ。

Genbu1

この『玄武門』は、もちろん黒い門で、亀と蛇の模様が入っている。
 (どの門にも、額の左右に守護動物、竜、鳳凰、虎が描かれている)
ここは目の前が「横浜スタジアム」なんだよね、、、意外な位置関係。

Genbu2

方位を司り、守るどの門も同じで、
街の外に面した側に【中華街】と書かれた額が掲げられている。
実は、これが、横浜の中華街が『中華街』と呼ばれる起源になったそうだ。
もとは、神戸と同じ『南京町』と呼ばれていたらしい。。。昭和20代の頃ね。

ぐるぐる歩き回ったのでお腹が空いた。
もちろん、中華料理を食べたいところだけれど、
「禁煙」というお店がなかなか見当たらないので困る。

入ったお店も、禁煙・分煙ではないものの、
入り口に近いブースなので大丈夫だろうという事で決定。
 (美味いものを食べながら煙を吸う感覚は、この世で最も理解できない)

ランチなので軽くという事で、、、

Noodle

そして、どの中華料理店でも、あればついつい頼んでしまう小籠包。

Shouronpou

写してないが、もちろん青島ビールも頼んである(爆)

このお店の隣に、いままで見た事の無い設備があったので立ち寄った。
2006年に開廟した『横濱媽祖廟』というこの場所は、
宋代に実在した女性を祀ったもので、「護国救民」の神様だそうだ。

Masobyo

媽祖さまにお参りしたあとは、もちろん、関羽さまにもご挨拶。

目指す『関帝廟』は、こちらの媽祖廟の横にある通りの先。
で、その通りの入り口にも門がある。

Tenchou1

この門は『天長門』と呼ばれるもので、反対側にはこう書かれている。

Tenchou2

この「関帝廟道」の西の端にも同じデザインの門がある。

Chikyu1

こっちの名称は『地久門』。

Chikyu2

一対となっているこの門は、
つまり「天長地久」という言葉のとおり、
【天地が永久に不変であるように、物事がいつまでも変わらずに続く】
事を祈念して設置されている。

この『地久門』の近くに『関帝廟』があるのだ。

Kantei

門の屋根がとても豪奢だけれど、本堂の屋根は、もっと凄い。
まさに【中華思想】そのものだ(笑)
なにしろ、地球が飾られているのだもの。

Roof

『関帝廟』は、関東大震災や空襲で失われたが、
20年ほど前に焼失したニュースはいまでもよく憶えている。
この豪華な関帝廟は、1990年に出来たもの。

さて、この北側にある『中華街大通り』の西の端にも門がある。

Zenrin1

もしかしたら、最も中華街らしい印象のあるこの門は、
『善隣門』と呼ばれるもので、反対側は、こうだ。

Zenrin2

「回りの人々と仲良くする」という意味の『親仁善隣』と書かれていて、
そこから『善隣門』と呼ばれているようだ。
中華街の門の中でも、ほぼ唯一、対になって無い孤高の存在だ。

他には、中華街の賑やかな通りの南北に『市場通り門』というのがある。

Marketn1

この通りに限らないけれど、
いたるところで見かけたのがこの幟!

Markets2

どうやら、横浜市の商店街は、どこも『キャッツ』を応援しているそうだ。

そうそう、、、『キャッツ』の宣伝幟ほどではないけれど、
いろんな場所で見かけたたて看板が、、、凄いぞ!

Marron

確かに、天津甘栗の販売が、昔よりもすごく多かった。
ぼやぼやしていると、
「試食してください」と手の中に栗を押し込まれそうなほどの勢いだった。

あれを迂闊にもらって、食べちゃうと、
法外な値段を請求されるのかもしれない

ともかく、オーソドックスな名所だけれど、
いろんな楽しみ方が出来る場所なので、
『キャッツ』観劇の前後に楽しむにはいいところでありました。

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