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2009年12月11日 (金)

『落葉 他12篇』 by G・ガルシア=マルケス

こうして、記事にするまでに、恐ろしく時間が掛かってしまった。
手にしたのが2007年3月だったので、21ヶ月もの時間が過ぎている。
献本していただいた方には、本当に申し訳ない。


落葉 他12篇

  • ガブリエル・ガルシア=マルケス
  • 新潮社
  • 2520円

Amazonで購入
書評

読み終えるのに苦労した、という訳ではない。
むしろ、時をおいて、何度も読み返しているほど。
ただ、いよいよ記事にしようと思うけれど、文章が浮ばない。
「いったい、なにを読んだんだか。。。」
と思ってしまうような、不思議な感覚だ。

このブログでは、
物語の「あらすじ」にはなるべく触れないようにしている。
だから、読んで受け取った印象や、
読み取った波動が共鳴する何かに関して書く事が基本。
ところが、この短編集に登場する物語たちは、
ただひたすら純粋に「物語」であって、
受け取る印象は、ただ「なるほど、面白かった」であり、
その物語が、私の中の何かと共鳴する事も無い。

例えて言うなら、遊園地での体験のようなもの。
ジェットコースターで感じる圧倒的な加速度や重力。
コーヒーカップに乗って感じる遠心力や眩暈。
そういった、体の感覚が感じる快感に近くて、
「夜のパレード」を眺めた時に受け止める感情への情動とは、違う。
肉体が得た「非日常体験」は、言葉にすれば陳腐になるだけなのだ。
この短編集を読むと云う体験は、これに近い。

言い訳なのだけれど、、、これが、記事が遅れた理由だ。

この短編集は、けれど、マルケスのエッセンスが詰まっている。
「スピンオフ」ならぬ「原点回帰」というか。。。
『百年の孤独』の原点である『落葉』の緻密さには、驚く。
秒単位で進む描写が、年単位で飛ぶ記述の中に散りばめられている。

まさに、純粋に「文学」「読書」を楽しむための作品だ。

【書評リンク】

Gori さん
すみ&にえ さん
タウム さん
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ましろ さん
ぐら さん

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