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2009年10月 2日 (金)

『アイーダ』東京公演、いよいよ開幕。

みかん星人が最も魅了されるミュージカル『アイーダ』が、東京で開く。

6年前、大阪で開幕という異例のスタートを切ったこのミュージカルは、
東京に来るかと思っていたら京都へ移り、福岡、名古屋へと移った。
だから『アイーダ』というと、旅をして逢いに行くというイメージがある。

ブログの右側にある検索でアイーダを調べると、
大阪で3つ、京都で4つ、福岡で7つ、名古屋で8つの記事を書いてある。
 (勿論その多くが、観劇50回以上を誇るあの人の「今日の福井くんレポート」)
福岡と名古屋が多いのは、イベントが多かった事によるもので、
特に「伝説」とも言うべき『福岡Spirit!』は、
アイーダ・カンパニーが持っているパワーが伝わってくるイベントだった。

これらの記事の中でも書いているが、
『アイーダ』はどの劇場でも録音オケで上演されていて、
「東京に来たら、絶対に生演奏!」と願っていた。
が、残念ながら、というか、遺憾ながら、これは叶わなかった。
「いままで観てきたアイーダと同じ」だから、まあ、良いか(笑)

さて、改めて『アイーダ』の魅力について書いてみよう。

先ずは、【物語】だ。
敬愛するティムライス氏が紡ぎあげた物語は、
オペラで高らかに感情を歌い上げる人物たちの内面を掘り下げ、
例えば、
「なぜアムネリスは、ヌビア人のアイーダを認め、妹とまで呼んだのか?」
という部分にまで踏み込み、そして一層感動的な結末へと導く。
また、
狂言回しとも云うべき『メレブ』という役を用意する事で、
「ヌビア民族からの視線」を織り込み、
ラダメスの父『ゾーザー』を用意する事で、
「3組の親子の物語」をも表現する事に成功している。

ただし、物語が持っている力は、
演じる俳優によって大きく左右されるので、要注意だ(笑)

【物語】に続いては、『アイーダ』の【音楽】について。
【音楽】を担当したのは、
同じディズニーの『ライオンキング』でもティムライスと組んだ、エルトンジョン。

これまで物語を中心にした記事を多く書いてきたが、
実は、みかん星人がこの作品で最初にほれ込んだのは、音楽だった。
『ライオンキング』の音楽はそれほどエルトン臭くなかったのに対して、
この『アイーダ』の音楽は、どこをとっても、
「これ、エルトンジョンだよね」と分かってしまう、感じてしまう曲たちだ。

例えば、冒頭の『勝利ほほえむ』は、
エルトンが1973年に出したアルバム『Goodbye Yellow Brick Road 』の一曲、
土曜の夜は僕の生きがい(Saturday Night's Alright For Fighting )
という有名な曲に通じるものがある。
 (ちなみに、この『Goodbye Yellow Brick Road 』のYellow Brick Roadとは、
  オズの魔法使いに出てくる「黄色いレンガの路」のこと)

ついでに、こんな楽しいビデオを見つけたので、リンクを張っちゃおう。
特にどの部分が、どう、という訳では無いけれど、
『アイーダ』の曲を知っている人は、その原点を感じると思うし、
まだ観ていない人は、こういうポップな曲で綴られるミュージカルだと感じてほしい。
ブルースはお好き?』(PVが大傑作)
僕の歌は君の歌』(有名すぎるけどね。。。)
僕を救ったプリマドンナ』(まさに名曲。このVのエルトンが私の最初のイメージ)
おまけ。。。こんなのあったんだ。

さて、【物語】、【音楽】ときて、もう一つの要素は、
舞台そのものが魅力的であり、特にトニー賞を取った【照明】に関する事。
【物語】と【音楽】は俳優によって千変万化するけれど、
舞台そのものが持っている魅力は、それを越えて、観る者を魅了するだろう。

この部分に関しては、
舞台を観る楽しみを損なう可能性があるので詳しくは書かない。
 (そういう意味で、公式ページで公開されてるリハーサルの映像は過剰だ)
ただ、複数回見るのなら、ぜひ一度、二階席から見てほしいと思う。

とまあ、いろいろと語りたくなる作品だけれど、
いよいよ明日から、海劇場で上演される。
そして、その公開リハーサルを見学してきた。

Aisa

以下、本日のキャストに言及しています!

久々にアイーダとなった濱田さんは、やはり「アイーダ」そのものでした。
しかも、驚くことに、ますますその精度というか、
「まだ、そういう演技の余地があったのか」と驚かされます。
ローブの場面での総ての瞬間が、ある意味で、斬新でした。

同じような意味で、飯野ゾーザーが圧巻。
さすがにオリジナルのこの二人、痺れました。

高貴で、そして慈愛を感じさせる五東アムネリスは、
微妙にテンポが遅れる感じがありましたが、それも彼女らしいアムネリスで、
最後、覚醒する彼女の演技には、改めて泣かされます。

さて、問題の将軍様。
心配どおりの配役で、その心配は圧倒的な現実として舞台にありました。
何も言わないことにします。
ただ、他のキャストとの落差が激しすぎて、眩暈がしたことだけは書きましょう。

このまま明日から幕が開いたなら、
「まさに本物のアイーダ」と、
「余裕の貫禄ゾーザー」に「愛にあふれたアムネリス」、
そして、
「ともかく、一日も早く、ティムライスとエルトンジョンの『アイーダ』が観たい」
という人は、劇場に向かいましょう。

もしも、
「みかん星人がそんなにも魅了されたミュージカル」
が観たい、というのでしたら、どうかしばらくお待ちください。
福井ラダメスがやってきたら、完璧です。
阿久津ラダメスが登場してきても、素晴らしい舞台でしょう。
金田くんのラダメスは、私も興味があります(笑)

ともかく、それまで、お待ちください。

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コメント

(T_T)ずっと待っていたのです。
あっ、ブログ記者は見事に外れましたが・・・。
あーん・・・・・。
なんで?????
そのことで、頭がいっぱいです。
明日は、濱田さんを観てきます。

そして、次の将軍様登場を待つことにします。
明日のブログ、辛口になりそうです・・・・。

投稿: mikan-lime | 2009年10月 2日 (金) 午後 11時49分

いろいろと・・・ええ・・・いろいろと楽しみになってきて、テンションあがってます。(笑)


眠れるかな~。

東京行く度に海に行きたくなりそうで・・・こわいです。


投稿: ハイタカ | 2009年10月 2日 (金) 午後 11時53分

>ただし、物語が持っている力は、
演じる俳優によって大きく左右されるので、要注意だ(笑)

笑いながらも同感です!!!

投稿: 柴 | 2009年10月 3日 (土) 午前 12時03分

「濱田アイーダ」と「飯野ゾーザー」と「アムネリス」に、
アンサンブルを楽しみに、劇場に向かいます。

福井ラダメスは当然ですが、私も金田くんのラダメスは、観るでしょう(笑)

投稿: hiro | 2009年10月 3日 (土) 午前 12時15分

私もあの福岡の熱いイベントを思い出して(T-T) ウルウルしています。
福岡アイーダの感激・・再び・・・・・ちょっと心配ですが。。
いつ遠征できるかはわかりませんが、『アイーダに会いたい。』
あの強さを見せ付けて欲しいと思います。
それにしても・・ロングランだから・・いずれは・・d(^-^)ネ!

投稿: taka | 2009年10月 3日 (土) 午前 09時07分

お邪魔します。
私は昨日初日に参りましたが、非常に美しい世界観に感動いたしました。
ただ、おっしゃる通り眩暈がしたのは同感です。
この作品はリピートするつもりですが、その時は是非おすすめの福井ラダメスで見たいものです。
書き込み失礼しました。

投稿: nao♪ | 2009年10月 4日 (日) 午後 03時53分

mikan-limeさん、コメントありがとう。
その「辛口のブログ」?は、こちらですな。
http://mikanlime.exblog.jp/12057187/#12057187_1

金田ラダメスは、私も最高に楽しみです。
メレブも、有賀くんを楽しみにしていてください!

投稿: みかん星人 | 2009年10月 4日 (日) 午後 10時00分

ハイタカさん、コメントありがとう。

記事、楽しみにしていますよ。

投稿: みかん星人 | 2009年10月 4日 (日) 午後 10時15分

柴さん、コメントありがとう。

奇跡のような微妙なバランスの上に成立する作品ですので、
何か一つが狂っても、全体のニュアンスが替わる物語ですね。

それは、でも、何かの「失敗」とかではなくて、
俳優、そしてもちろんスタッフの「姿勢」の問題ですよね。
何度かリハーサルを観てきましたが、
『アイーダ』のリハほど、俳優たちの対話が多い演目はなかった。

ごまかしの効かない作品だからこそ、
完遂された舞台を観たときの充実感が強烈なのだと思います。

投稿: みかん星人 | 2009年10月 4日 (日) 午後 10時22分

hiroさん、コメントありがとう。

予定されている他のアイーダも、総て見ましたが、
誰もが個性あるアイーダで、楽しみにしていて良いですよ。
アムネリスには、『春のめざめ』のイルゼも予定されていますし。
大塚ゾーザーも、まったく違う悪代官。

万華鏡のような『アイーダ』。
美しいものだけで構成されていれば、どれでも素晴らしい!

投稿: みかん星人 | 2009年10月 4日 (日) 午後 10時26分

takaさん、コメントありがとう。

福岡の、あの熱い『アイーダ』きっと東京でも再現されます。
そして、「海劇場」のロングランを塗り替えてもらいましょう。
 (私は、芝居のロングランそのものには賛成しかねるのですが)

ただ、
「そっか!やっぱり東京は生演奏なんだ!」
という付加価値がないのが、なんとも悔しいですよね。
今まで観てきた人達にリピートを仕掛ける最大の決めてだったのに。。。

投稿: みかん星人 | 2009年10月 4日 (日) 午後 10時33分

nao♪さん、コメントありがとうございます。

》非常に美しい世界観

まさにそうですね。
4000年も昔にあの色彩!ファッション!そして慕情!

あの世界観あってこそ、
「私の話だ」と思える物語が生きるわけですからね。


もちろん、キャストも大きなポイントです(笑)

投稿: みかん星人 | 2009年10月 4日 (日) 午後 10時39分

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