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2009年7月11日 (土)

『エルコスの祈り』 @ 日生劇場

会員観劇モニターという企画があって、行って来た。
こういう機会が無かったなら、きっと観る事の無い作品だろう。
 (たぶん、自由劇場に掛かっても、行かないだろうなぁ。。。)

Elcos

舞台に登場する人物は、意外と多くて、しかも全員に役名がある。
女性9人、男性6人のアンサンブルが見せてくれる群舞は、
「さすがに劇団四季」といった感じでそれだけでとても楽しい。

音楽も、「ミュージカル」という割りには歌が少ないものの、
ウェスタンな雰囲気の曲や、
スチールドラムが響くリゾート感覚の曲まであったりして、これまた楽しい。

物語だって、大人が観たら「たわいないもの」だけれど、
キャラクターが明確で、それなりに、たぶん、面白い物語なんだと思う。
が、、、どうも、セリフが伝わってこない。
使われている言葉が、妙に、硬い。
例えば「忘却」なんて言葉、子どもに分かるんだろうか?(笑)
その昔、「忘却とはわすれさることなり」という、
ひどく当たり前の名文句があったのだけれど(<『君の名は』)
どう考えても、子どものために書かれた脚本にある単語ではない、と思う。

でまぁ、子ども達の反応をみていると、
「面白おかしいところ」では笑いが起こるんだけど、
セリフが続くと、周囲のお子さま達は集中が途切れる気配。
いままで、劇団四季の「こどもミュージカル」を幾つか観たけれど、
これほど、子ども達が舞台に集中して無い作品は無かったなぁ。

当たり前なんだけれど、
子どもは、多少難しくても、良い作品なら吸い込まれてゆく。
『王子とこじき』でも『人間になりたがった猫』もそうで、
前者は、大人にもちょっと難しいニュアンスを持った作品なのに、
クライマックスでは、前の席の小さな子が泣きながら観ていたのが印象的だった。

思うに、この『エルコスの祈り』は、子どもに媚びている気がする。
クライマックスで唐突に出てくる妙な蟹など、「小バカにしている」としか思えない。

と、いうわけで、、、
これ、モニター観劇でしたから、フィードバックしてあげましょうbleah

登場しているのは、凄い俳優さんばかりなんですよね。

「エビータ」の候補(だったかな?)の鳥原如未さんに、
大御所・青山弥生さんと、女優は大満足のキャストですし、
川口くんのコミカルなセンスはやはり面白い。
ピアンジ半場先生の美声も素晴らしい。

なので、提案、、、この作品、普通のセリフをやめましょう(笑)

これだけのメンバーが揃っていたら、
「うた」と「マイム」と「ダンス」だけで、物語を紡げます!
で、きっと、子ども達には、その方が楽しいと思う。

自由に発想して、その子ならではの結末を自分で書いてくれますよ。

素敵な音楽と、情感とメッセージの詰まった歌、
そして、全身で表現するダンスで「エルコスの祈り」を伝える。

うん。。。それなら、私も、もう一度観てみたい!

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