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2009年6月30日 (火)

『シェーン』

みかん星人は、いくつか、観ない映画のジャンルがある。
大きな一つの括りとして「ホラー映画」を観ない、というか、観られない。
「子ども主役」とか「難病もの」というニュアンスの映画も、正直苦手。
そして、西部劇も、ほとんど観ない。
『バック・トゥ・ザ・フューチャーPart3』が、限界か(笑)

が、数年前に、『交渉人』という映画を観て以来、
ずっと気になっていた西部劇映画があった。
それが『シェーン』だ。

『シェーン』というと、みかん星人が連想するのは、
主演の「アラン ラッド」の息子「アラン ラッドJr.」が、MGMの社長だった事と、
義理娘の「シェリル ラッド」がエンジェルの一人だったという事。
最近の訃報の流れで言うと、
みかん星人にとっての「チャーリーのエンジェル」は、
「サブリナ」と「ケリー」と、シェリル演じる「クリス」の3人なのだ。
第一シーズンの「ファラ フォーセット メジャース」は、
「600万ドルの男の奥さん」でしかなかった。。。ともかく、合掌

閑話休題

『シェーン』というと、最も有名なのが、ラストシーンだろう。
問題は、このラストシーンにある。

映画『交渉人』の中で、
「ジョーイ坊やが引き止めようと叫んだとき、もう、シェーンは死んでいるんだ」
という話題が出てくる。。。以来、気になっていた。

で、さっき、BSで(またかよcoldsweats01)放送されていたのを観たところ、、、、
あ、なるほど、シェーンは2階から撃たれちゃっているのねー
ジョーイに「血が出ている」とまで、ハッキリ、言われているし。

ただ、その割には、延々と馬に乗って、
ご丁寧に墓場を通り過ぎて、丘を越えて去ってしまうので、
これは、もしかたら、寓意なのかもしれない。

シェーンが、別れ際にジョーイに言う言葉が、実に深い。
『人を殺したら、それから一生逃れられない』
たとえそれが「誰かの、何かの為」であっても、
「人を殺した」という罪はずっとついてまわるんだという台詞。

みかん星人が、西部劇が苦手な理由も、たぶん、この部分。
西部劇では、実際の歴史がそうなのだろうけれど、
拳銃の腕前で生き延びてゆくという事、
つまり、誰かを撃って勝ち残るのが「当然」だったり「正義」だったりする。
でも、やっぱり、拳銃で撃ち合う場面って、痛々しいよ(笑)
 (いや、『スター・ウォーズ』の光線銃が良いってことじゃないし、
  ライトセーバーで切られても痛いとは思うんだけどねdelicious

で、この西部劇の名作(と言われている?)『シェーン』のラストには、
「ああいったガンマンの時代は終ったんだ」
という寓意を込めてあるんだろうなぁ、と思った次第なのです。
1953年の映画だから、朝鮮半島もややこしくなってしまった頃だし、
「常勝アメリカ」というものに陰りを感じていたのかな?とかも思う。

それにしても、この映画は、私が抱いている西部劇の印象とはちょっと違って、
画がいやに冷たいというか、妙に硬質な感じがあった。
構図も面白くて、2年後に作られるミュージカル映画『オクラホマ』に近い。
あ、ミュージカルついでに最後に書いておくと、
「ヴィクター ヤング」のスコアーは、やっぱり、素晴らしい!
この作品辺りでオスカーをあげておけば良かったのになぁthink

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