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2009年5月 2日 (土)

『春のめざめ』 @ 自由劇場 初日

ちょっとみにくいのだけれど、可愛らしいキャストボードを、とりあえず。

Cast

キャストは、昨日の公開稽古と同じでしたが、
昨日の記事に間違いがありました。
楽団員は7名で、指揮&ピアノ、ギター、ベース、ドラムス、チェロ、
そしてヴァイオリンとヴィオラという組み合わせ。
弦楽四重奏団にピアノとギターとドラムスという事ですな。

カーテンコールでは、この楽団員も役者の中に混ざってのラインとなるのですが、
その様子が、まさに「チーム」という雰囲気で、楽しくて嬉しい。

自由劇場の2階センターという、おそらく音としては最良のポイントで聴くと、
この生演奏で聴ける楽曲の「ちから」は圧倒的。
とりわけストリングスが奏でるハーモニーは陶酔してしまう。
歌唱もなかなかで、昨日感激した『Left Behind』の浮遊感や、
ベンドラの美しい曲『Whispering』は、素晴らしいバラードになっている。

ところで、『春のめざめ』の楽曲には、ちゃんと邦題がついた!
『Mama Who Bore Me』は『ママ』、
『The Bitch Of Living』が『ブチギレそう』なのは公開されていたけれど、
目玉の『Totally Fucked』には『マジでFUCK!』という過激な邦題だけど、
上に書いた『Left Behind』は『消えゆく面影』、
『Whispering』は『ざわめき』と、実に的を射たタイトルが付いている。
これだけをみても、今回の翻訳チームの努力を感じる。

基本情報を少々。。。

一幕は1時間5分で、20分の休憩をはさんで、二幕が55分。
この休憩の舞台がちょっと面白いので、時間があればご注目。
プログラムは、ちょっと安っぽい装丁なのだけれど、
一般の人が1200円で、会員は1000円。

で、このプログラム、なかなか面白い、、、というか、読ませる。

プログラムにあるセイター氏のメッセージを読んで、
改めて、この作品が「コロンバイン高校での事件」が契機だったのを思い起こす。

『春のめざめ』を続けて二度観て、最も強く感じるのは、
「ほんとうに、なんとも、もどかしい」という思いだ。
それは、映画『エレファント』で感じた「なんともったいない」という感覚に似ている。
脚本を書いたセイター氏が、今日も客席にいらしたけれど、
この作品に込めた思いは、充分に伝わってきた。
日本語にすれば「あたら(可惜)」というところかな。

「若さ」の持つ様々な要素が、この舞台には散りばめられている。
そして、それが、せつない響きのメロディーと共に舞台に提示される。
最後、恐ろし美しい曲に響く「調和」や「明日」「希望」に違和を感じる程に、
この舞台は一貫して「心のざわめき」をもたらし、何がしかの衝動を残す。

今はまだ、
それが劇団四季によって上手く届けられているかについては語れない。
努力しているのは感じるし、予感はある。
けれど、もう少し待ってみたい。
まさに、めざめ、を待つように。

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コメント

はじめまして
TBありがとうございました。
マニアックな四季ネタブログをやっておられる、とある方の所でみかん星人さんのお名前は存じておりましたものですので、大変驚くと共に、大変嬉しく思いました。
当方、春のめざめのレポートにまったくなっていない記事なものですので、どうしたものかとも思いますが、一応こちらからもTBさせていただきたいと思います。次回観る時はもう少しまともに書くつもりです。


投稿: PRYCE16 | 2009年5月 8日 (金) 午後 12時36分

PRYCE16さん、コメントありがとうございます。

「マニアック」なのは、私ではなくcoldsweats01
紫の文字で書いている「あの方」だと思いますよー

こんな事を書いてしまったら台無しかもしれませんが、
ブログのレポートなんて、所詮は個々の日記ですからねー
ここの記事なんて、タイトルどおり本当の「幻覚」だとしか思えませんよ。

それでも、互いに夢想を語り合っているのは楽しいものです。

これからもよろしくお願いします。

投稿: みかん星人 | 2009年5月10日 (日) 午前 12時52分

こんばんは。
TBありがとうございます!
ブログ初心者なので、今回が‘初!TB’なんです。。。
不慣れですが、これを機会にこちらにも遊びに来させて頂き
タイと思います。
どうぞよろしくお願いしますconfident

投稿: lilac | 2009年5月11日 (月) 午前 01時06分

lilacさん、コメントありがとうございます。

お初、頂きましたscissors

「初心者」と仰られても、写真もとても綺麗ですし、
記事も、もう、いろいろと載っていて、なかなか楽しいブログですwink
http://33851214.at.webry.info/

これからも、よろしくお願いします!

投稿: みかん星人 | 2009年5月12日 (火) 午前 12時13分

みかん星人さんにお誉めの言葉をいただき、嬉しいです~
表現が稚拙で、言いたいことの半分も書けていませんweep
他の方の‘ブログ’など拝見しながら、
PCの前でひとり「うんうんhappy01とうなずいているんですよ!

これからもいっぱいコメントつけにいらして下さいね!
どうぞ、よろしくconfident

投稿: lilac | 2009年5月12日 (火) 午前 01時41分

lilacさん、了解しました!

汚しに参りますwink

投稿: みかん星人 | 2009年5月13日 (水) 午前 12時36分

こんにちは。
TBありがとうございました。

普段の生活では言えない言葉を
劇中では時間を止めて「ロック」で本音をぶちまける。
こういう演出が「もどかしい」という感覚を生むんですよね~。
この作品、BWではヒットしましたが、
日本ではどうなるのか・・・。
始まったばかりですが、これからも注目していきたいですね。

投稿: メッキー | 2009年5月30日 (土) 午前 11時06分

メッキーさん、コメントありがとうございます。

日本でのヒットは、たぶん、難しいと思います。
製作発表の時に『RENT』と比較する質問が出ましたけれど、
『RENT』は生活環境の違い、
『春のめざめ』は、ある種の宗教観の違いから、
どっちも、この国では、物語自体にのめりこめる人は少ない気がします。

でも、いまの四季の舞台には、そいういうものを越えて、
「演劇の魅力でみせる」
という力が秘められているようにも感じます。

ともかく、キャストがもっと弾ける、めざめの瞬間を待ちたいですね。

これからも、よろしくです。

投稿: みかん星人 | 2009年5月31日 (日) 午前 12時04分

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