『マーリー』 もしくは 『ベッドタイム・ストーリー』
先ずは、鑑賞記念の写真撮影。
いきなりだけれど、
『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』というタイトル、
これが良く無い。
原題は『Marley & Me』で、まあ「マーリーと私」という感じのもの。
そして、この原題が、この映画のタイトルとしては必要にして充分だった。
(そもそも「おバカ」という言葉がキモイ(笑))
このブログにもパーツを貼り付けたりして、
ちょっと気になっていた映画だったけれど、
折角の着眼点、テーマ、設定が生かされていなくて、勿体無い映画だった。
人間に都合よく訓練ができていない犬との生活の大変さは面白く、
それを気楽に眺めていられるだけの映画だったら、良かったかもしれない。
それにしては、しかし、実質110分は長すぎる。
そもそもは、「意の儘にならない存在」の象徴であるマーリー君を配して、
「けれど、人生なんて、意の儘にならない事柄の方が多いんだ」
みたいな部分で適度に括ってくれれば、それなりに良かっただろう。
けれど、
この映画では、その「意の儘にならない存在」が多すぎる。
もちろん、現実の人生はそういう存在ばかりに囲まれているから、不自然じゃない。
だけど、
映画として、しかもコミカルな娯楽映画としては、あまりにもリアルで複雑すぎる。
それに、この主役の夫婦、実は大変なインテリなのだ。
駄目犬マーリーに家具をメチャメチャにされても、修復できる程に財産もある。
「だからこそ、続けられただけだ」とさえ思ってしまう(笑)
いや、そういう感覚で観始めてしまうと、
「夫・ジョンの向上心にも似た欲求不満は、インテリ特有の病気」
にすら見えてしまう。
ま、そういう意味で、あまり真剣に観ても仕方の無い映画だったと思う。
さて、続けて観たディズニーの映画、『ベッドタイム・ストーリー』は・・・・
大変に笑わせてもらった映画だった。
『ウェディング・シンガー』でも大いに楽しませてもらった、
アダムサンドラー独特のコミカルさと、音楽の選び方は、ともかくお見事。
物語設定もいいし、ジョナサンプライスがまた素敵だった。
それに、ミュージカル好きにはたまらない仕掛けもある。
1800円はちょっと高いけれど、前売券でなら妥当な金額かもしれない。
ただし、、、何箇所か、納得できない部分がある。
一番大きいのが、予告編でも、パンフレットでも語られている、
【ベッドタイム・ストーリーの掟】が、本編では全く語られないこと。
そして、もしや伏線?と思わせて登場した「バグジー」くんが、
実はほとんど無意味な存在だったこと。
そのほかにも、突っ込みどころ満載の、大笑い映画だった。
そうそう、この2本の映画には、とある共通点がありました。
ま、それは、奇特にも2本観た人だけの秘密という事にしましょうかね(笑)
あと。。。予告編で観た『ナイトミュージアム2』が面白そうだった。
今日の最大の収穫は、これだなぁ。。。
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コメント
柴さん、楽しんできてくださいね。
で、時々出てくるLK等のネタに笑ってください(笑)
そして、できれば、「その場面」を覚えてきてください
私は、多くを見逃しました。。。
投稿: みかん星人 | 2009年4月12日 (日) 午後 10時31分
ベットタイムストーリーはちょっと気になっていたんです♪
いけたら見に行きたいとおもいます
投稿: 柴 | 2009年4月12日 (日) 午前 12時58分