『春のめざめ』まで1週間
ミュージックVも配信されて、
それなりにプロモーションが盛んな『春のめざめ』だけれど、
4月13日に行われた「公開稽古」にやはりブログ記者は呼ばれなかったなぁ(笑)
写真にあるキャットウォークからでも良いので、見せて欲しかった。
ともかく、カットが細かくて手が込み過ぎているPVよりも、
ずーっと面白いののは上のリンクにもある映像だ。
歌われているのは、まず、
『Mama Who Bore Me』
『Mama Who Bore Me (Reprise)』
このハーモニーは劇団四季にはあまりなかったと思うし、とても綺麗だ。
ただ、いきなり笑ってしまったのは、ちゃんとヘッドセットをしているところ。
ハンドマイクは、当然だけど、あくまでも小道具なのね。。。
『All That's Known』
続いてはメルヒオール(柿澤くん)のリードで始まるこの曲は、
バックの呪文のようなコーラスが不思議なんだけれど、
それはオリジナルのままに聴こえる。。。ラテン語?
『The Bitch Of Living』
なるほど、彼らが指差してたのは、それなのか、、、と納得。
「時間を止めて唄う」というのは、こういう事なんだなぁ。
『My Junk』
ブログ記者の時にもらったCDを恐ろしいほど聴き込んでいるけど、
中でも可愛くて好きなのがこれ。
ともかく、このミュージカルの女声ハーモニーは本当に楽しみだ。
『Touch Me』
ミュージカル作品の特徴として、幾つかの重要なメロディーが登場するが、
この曲に登場するのも、大変に印象的なメロディーだ。
『Left Behind』
ホンの少しだけ、、、うーん、そっかぁ<謎
『Totally Fucked』
このビデオで一番の衝撃はこの曲。
そもそも、この曲はとても良くできていて、
曲の絶頂部分までのアプローチが最高にイカしているんだけれど、
その絶頂部分が「ぎゃあぎゃあ」という訳になっていて驚いた。
オリジナルは「Blaa Blaa」で、これは【Blab:べらべら喋る】からきている。
つまり、日本語にすると「べらべら」とか「ぎゃあぎゃあ」という意味なのね。
正直なところ、この公開稽古の映像を観て安心した(笑)
プロモーションビデオの、特に男の子達が、
開口バリバリで、余りにも品が良すぎる雰囲気だから、
「不満をぶちまける」というニュアンスが伝わって来なかった。
けれど、この稽古の様子を観ていると、なかなか期待できそうだと思う。
それにしても、、、ちょっと、失敗したかな(笑)
オリジナルのCDを聴きすぎてしまったかもしれない
「Blaa Blaa」ではなく「ぎゃあぎゃあ」だったギャップも凄いけど、
「Touch Me」という音が日本語に置き換えられていたりするのを聴くと、
既に頭の中にある英詞とメロディーの組み合わせが崩壊する(笑)
もちろん、オリジナル歌詞の意味はまったく解らないのだから、
日本語にしてもらわないと困るんだけれど、
いざ日本語になってみると、これがなんとも不思議だ(笑)
ところで、記者会見の時に音楽監督が、
「このミュージカルの曲は、ひとつひとつが楽曲として独立している」
という事を話していたけれど、なんとなくその意味は解ってきた。
(それでも、例えば『RENT』の「Seasons Of Love」ほどには独立して無い)
ALWの作品のように、曲同士が複雑に絡みあっているという事は、
この『春のめざめ』には、あまり、ない。
ただ、強烈な印象を持っているメロディーが幾つかあって、
それらが、まるで交響曲のソナタ形式のように対立しているように思う。
ある意味で、この作品は、かつてない複雑なミュージカルかもしれない。
なんにしても、楽しみだ。。。
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