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2009年3月18日 (水)

『劇団四季ソング&ダンス 55ステップス』 リハーサル見学会

いろいろあって、もう一度観ても好いかな、と思っていた『55』。
イベントをきっかけにして、最後の鑑賞をした。

結局、細かい調整はあったようだけれど、曲は変らないし、
出演予定者がたくさん掲載されていた割りに、登場したのは決まった顔。
相変わらず「役者までロングラン」な劇団。。。疲弊が心配だなぁ。

ま、作品に関しては、もう、書く事もないので(笑)
イベントに関してのお話、、、てか、報告?

劇場に入ると、舞台の上では
『スーパースター』の後に幕前で行われる「タップ」のリハーサル。
これに引き続いて『アイ・ガット・リズム』になる、なかなか楽しい場面。

タップなんてまったく無縁なので、舞台の上で討議されている内容は全く不明。
「どこかで走り出す」なんて言っているけれど???
それでも、改善策を試す事で、次第に音が変ってくるのは分かる。
まるでカメラの焦点が合うように、タップの音が際立ってくるから凄い。

続いて、期待していた『トプシー・ターヴィー』のリハーサル。
と、いうわけで、舞台の上にはアンサンブルの皆さんと、福井くん。
福井くんはジャージ姿なんだけれど、シルクハットを手にしての登場。

最初のポイントは、群衆の中から「道化」が出てくる場面。
奇声を上げる福井くん(道化)の周囲から、
さーっと潮が引くようにアンサンブル諸君が舞台全体に散らばり、
センターを開けて道化を目立たせましょう、という指示。
実際に見ていると、確かに「センターを開ける」というのと、
ただ散り散りになるのでは、動きが違うものだ。
が、正直なところ、本番では「単なる散り散り」だったと思う。

続いて、
道化の後方で、男女が上手下手に別れて列を成して左右に錯綜するところ。
ちょっと「ジェニエニドッツ」を思い起こさせる場面だけれど、
ちゃんと決まると、メチャメチャ凄い場面だ。

が、ここで、ようやく、
「あー、、、55って、ほんと、物語がないんだよなぁ」と実感。
今まで見てきた「リハーサル」は、特に『アイーダ』でそうだったけれど、
一つ一つの動きの中に「物語の流れ」が潜んでいた。
例えば「ローブのダンス」での動きの総てには、ちゃんと理由があって、
それの再確認を見ているだけでも、『アイーダ』という作品の魅力が増した。

けれど、55では、そーゆーのって、無意味なんだ(笑)
この『トプシー・ターヴィー』は、それでもダンスと物語が同期している方だろう。
けれど、
「ここで、男女が、互いの様子をみて、笑い合っている」
という意図を理解したところで、それほど感動的ではない
この作品で大切で、そして楽しいのは、
その瞬間の構図だったり、圧力だったりすんだなぁ。。。と、再確認。

最後は「質疑応答コーナー」。
登場したのは、司会の西尾健治くん。
早く音取りをきっちりしたいと練習に励む前田順弘くん。
「バトン」が生活の一部だった泉春花さん。
総てがハッピーエンドのCFYが大好きな須田綾乃さん。
そして空想旅行が得意な加藤久美子さん。

なかなか面白いお話もありましたが、それはまた、いずれ。。。

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コメント

ひろさん、コメントありがとう。

リハーサルの見学は、演目にもよりますが、楽しくて深いです。
日々の舞台がどのようにして維持されているのかが見て取れます。
ただし、、、、
それもこれも、その場をまとめるリーダー次第だったりもします。

今まで観たリハーサルで、最も面白かったのは、
記事にも書きましたが、『アイーダ』のものでした。
この時は脇坂さんがリードしていて、
実に麗しくまとまってゆくのを感じていました。

55の幕間イベントは、とうとう未体験でしたねー
 (それでも、予定より多く観てしまったのですが
歌のプレゼントは素敵ですし、幕間ならではという感じがします。
でも、やっぱり幕間は「休憩」したり「歓談」して、二幕に備えたいですなぁ(笑)
幕間に語り合う事によって、二幕がますます深くなるものですから。。。
 (もっとも、55において「二幕」には特段の意味はないんだけどね。。。)

福井くん、ほんと、動きも、姿も、声も、素敵でした。
改めて「通ってしまうほどに狂乱する」人の気持ちが分かりましたよ

投稿: みかん星人 | 2009年3月22日 (日) 午前 12時22分

こんばんは。

リハーサル見学会まだ行った事がないんです。楽しそうですね。機会を見つけて参加してみたいと思います。


私は昨夜、ソンダン見納めでした。

知らなかったんですが…休憩中ゲームパフォーマンスがありでした。

何をするの?と思ったら、客席から4人の方が選ばれ舞台に上がりルーレットを。色んな景品がありました。

中でも当てた方だけに歌を歌うと言うオイシイ番号があり、2名の方が歌を当てられ、李涛さんと早水さんの歌を独り占め。それを私達も聞けて特をした感じ。舞台俳優さんを近くに感じられる楽しいパフォーマンスでした。


そう、福井さんは、高音部に延びがあり感情豊かな素敵な歌声でした。

席は下手で見えない所もありましたが、ダンスによっては皆さんが私に向かって突進して来る感じで(笑)臨場感抜群!

坂田さんのダンス、芝さんの歌声…もう一度観いです〜。

投稿: ひろ | 2009年3月20日 (金) 午後 08時17分

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