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2009年1月25日 (日)

『社会保険労務士開業法』 by 久保貴美


社会保険労務士開業法

  • 久保貴美
  • 同文館出版
  • 1470円

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書評

『本が好き!』プロジェクトで、久しぶりにハウツー本を手にしてみた。
この『社会保険労務士開業法』は、
「どうやったら『社会保険労務士』になれるか?」という本ではなくて、
「どうやったら『勝ち組社会保険労務士』になれるか?」に関する本で、
ターゲットは2つ。。。
「社会保険労務士の資格を取って実務に乗り出した人」と、
「何か資格を取って、それでバリバリ仕事をしたいと思っている人」だろう。

そもそも「士業」の仕事の内容をよく知っている人は少ないのではないだろうか?
弁護士や行政書士・司法書士、それと税理士ぐらいは、
「なんとなく知っている」という人がいるだろうけれど、
この「社会保険労務士」となると、企業の人事関係にでも所属していない限り、
その仕事の内容を知っている人は少ないと思う。

逆にいえば、これらの「士業」の多くが「ブラックボックス」であるという事。
つまり、問題や事案、或いは帳簿をその「先生」に渡してお金を払えば、
判決や、登録、税金といった問題が解決されてしまうという存在。
そしてまた、そういった「士業」の人々も、
「私がやっている事」をアッピールしたり説明したりしていないという事、かもしれない。

この本は、そういう意味ではなかなか画期的で、
「社会保険労務士」がどんな仕事をして、あるいはすべきなのかを解説している。
例えば【就業規則】をご存知の人は多いと思うけれど、
この「会社の中の法律」を形にして、役所に登録して、時に見直す仕事が、
社会保険労務士にとって大変に重要な仕事である事が分かる。
実は、私も最近この【就業規則】の作成で四苦八苦しているのだけれど(笑)
社会保険労務士に頼んだ場合の報酬をこの本で知って愕然とした。
そんなに高額の報酬を得られるほどの仕事なら、苦労するのも道理だとcoldsweats02

特に興味深く読んだのは、
「社会保険労務士も、積極的に仕事を創り出しましょう」という意識。
私の少なくない経験からすると、「士業」というのは「待ち」の仕事だった。
さっきも書いたように「ブラックボックス」的な部分があるので、
誰かがそれを必要として、仕事を入れてくれればすばやく反応はするものの、
自分の方から、
「こういう事にお金を払って、得しませんか?楽しませんか?」
と、積極的な営業はしないもの(できないもの)だと思っていた。
ところが、この本の著者は、かなり積極的に仕事を開拓している。
もちろん、それは「相手にとって必要だから」という事が根幹にあり、
最近うるさく言われる「法令順守(コンプライアンス)」の問題だったりする。
つまり、相手にとって有益である事を伝えて、仕事を得るという姿勢なのだ。

もちろん、これは著者に限った、珍しい事ではなく、
多くの「士業」で行われ始めていること。
おかげで士業間の競争が激化していて、顧客の争奪が起きてもいる。
要するに、「勉強している先生」が強いし、存在意義がある、という時代になている。
どんな業種でも、漫然としていては生き残れないという事だ。
実際、士業という「自由業」は、自分を強く律する事のできない者には無理な事。
そういう意味で、この本、
例えば「脱サラして士業で成功」を考えている人にとっては、
ここに書かれている事を「楽しそうだ」と思えないのなら、
転職は不可能だと判断する材料にもなるかもしれない。

似たような立場にいる私から見ても、
まあ近すぎて客観的に読めない部分もあるのだが(笑)
なかなかよく書かれている本だと思う。

【書評リンク】

風竜胆さん

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