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2009年1月23日 (金)

『一人ひとりに未来を創る力がある テラ・ルネッサンス』 1


一人ひとりに未来を創る力がある テラ・ルネッサンス 1

  • 田原実
  • インフィニティ
  • 1260円

Amazonで購入
書評

『本が好き!』プロジェクトから、
再び「『心を育てる』感動コミック」の献本を頂きました。
以前に読んだのはこちらで、その記事にも書いたように、
「漫画形式」で思いやりと感動を伝えようとする本(コミック)です。

今回は『テラ・ルネッサンス』というNGOの活動を取り上げています。
リンク先のページにもあるように、
この団体は、ウガンダで「子ども兵」の社会復帰を支援したり、
カンボジアで地雷除去の支援などをしている。
この本では、その活動を始めた鬼丸昌也氏の活動を通して、
このNGOの活動、そして「目指すもの」を描き出しています。

正直いうと、この本を読んでも「なにも言えない」という感じがしました。
つまり「その通りだよね」と言って、閉じてしまえば、それでお仕舞いという気分。

『テラ・ルネッサンス』の事は全く知りませんでしたが、
子ども兵や対人地雷の問題は、情け無くなるほど多く見聞きしていましたし、
それを解決する事が、思ったよりもかなり、困難な事であるのも聞いています。
例えば、小型の兵器を使用した局地戦争は、
もはや「政治」の問題というよりも「商売」の問題であって、
「戦争反対」というスローガンが届かない存在になっている。
また、いったん「兵士」となり、大切な成長期を踏みにじられてしまった人が、
社会(この場合の「社会」という言葉も微妙だけれど)に適応するのも、
また社会が「元子ども兵」を受け入れるのも、大変に難しい事なのでしょう。

だから、という訳ではないけれど、
この本は「戦争を無くさなくては!」といったスタンスや、
「元子ども兵を受け入れられる社会にしましょう」というメッセージを伝えてはいない。
この本が目指しているのは、少なくともこの【Ⅰ】において伝えているのは、
「日本の人に、もっと知ってほしい」という姿勢であり、同時に、
「人々にもっと機会を与えてあげたい」というNGOの基本姿勢だと感じました。

確かに、マンガという手段で伝えようとするこの本の目的は、
かなりよくできているという気がします。
ちょっとばかり構成が混乱している気がしますけれど。
特に、10代の前半でこの本に出会えれば、
「NGO」とか「ボランティア」というものへ積極的に関わる機会を持てるかもしれません。
そもそも、みかん星人が10代だった頃には「ボランティア」という言葉も珍しく、
社会に貢献するという事が、とても遠い事のように感じていたものです。
今の時代、若い頃から社会に貢献し、関われる機会があるのは羨ましい。

つまり、この本の存在意義は、こういった啓発につきると思ったのです。
もっとも、そもそも「平和を訴えるもの」というのは、こういったものかもしれませんね。
分かりきった事、知っている(と思い込んでいる)事をもう一度訴える。
そういう存在としては、この本、良いのかもしれません。

あー、親子で話題を共有するのには、好いのかな。。。

【書評リンク】

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 正月早々、色々考えさせてくれる本を読んだ。「一人ひとりに未来を創る力がある テラ・ルネッサンス 1」(西原 大太郎:インフィニティ)である。 一人ひとりに未来を創る力がある テラ・ルネッサンス 1西原 大太郎インフィニティ1260円Amazonで購入書評/_uacct = "UA-9...... [続きを読む]

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