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2008年11月 8日 (土)

『劇団四季ソング&ダンス 55ステップス』 @ 四季劇場「秋」

諸般の事情で、おこぼれを頂きまして、急遽、いい席で鑑賞しました。

舞台に近い、阿久津くんの真正面の席で、彼の言葉を聞いていると、
この舞台が「劇団四季創立55周年記念舞台」なのを再確認(笑)
ってことは、5年後には「60ステップス」というのが来るのか、、、な。
黒いタキシードではなくて、「キング・カズ」のように赤いタキシード揃えて、
「還暦舞踏会」
なんてあるのか?と、くだらない事を妄想していたら、もう『アイーダ』が始まっていた。

音楽リストを見ていてようやく気がついたのだけれど、
最初のパートの5曲は「エルトンジョン」の曲が続く。
一幕の後半は「アランメンケン」のオンパレード(5曲)なんだけれど、
そういった方向での解説は、ないのね。
それに『アイーダ』だって『ライオンキング』だってディズニーの舞台なんだけどなぁ。
こういう部分が「大雑把」だから、どうもその作品への愛を感じない。
実際、
「『マンマ・ミーア!』ってディズニーのミュージカルなんだ」
という会話が後ろの席から聞こえてきたぞ(笑)

ともかく、この、
「あまり尊重されているとは感じられないエルトンジョンの作品コーナー」
が終ると、急に「作品の雰囲気を尊重した楽曲コーナー」になる。
「エルトンジョン」の曲達は、
その舞台を見てない客に誤解を与える演出で披露されるのに比べて、
後半は、舞台を連想させる状態で披露されるのだ。
特に『ノートルダムの鐘』のソロナンバー、そして『マンマ・ミーア!』の曲は、
何より先ず「曲をちゃんと聞かせよう」という姿勢が感じられるし、
実際、とても楽曲の良さが伝わってくる。
また、福井くんの弾ける道化師(笑)
阿久津くんの人を小バカにした道化師(爆)でお馴染みの『トプシー・ターヴィー』は、
ほとんど映画のあの場面を再現している感じで、好感がもてる。

どうして「エルトンジョン」の曲は、ああいう扱いなのか、やっぱり解らないなぁbleah

「アランメンケン」の曲では、また、『パート・オブ・ユア・ワールド』が好い。
これはTDSのアトラクションでも歌われている曲だけれど、
舞台にセバスチャンがいない分だけ四季の方が好い、というのではなく、
この曲が、花田さんにとても似合っていると感じられるのだ。
そう、そして、この「似合っている」というか、
「その手があったか!」という発見が、この「55ステップス」には少ない。
いやね正確にいうと、ダンスでは「なるほど!」が多いのだけれど、
「ソング」の部分で「!」を感じる場面が少ない。

『55ステップス』では、福井くんの『トプシー・ターヴィー』か出色だったけど、
花田さんのこの『リトル・マーメイド』もちょっとゾクゾクする。
そして、みかん星人が最も「素晴らしい!!」と感じたのは、
『スターライト・エクスプレス』での高井さんと田中くんだった。

そう、その『スターライト・エクスプレス』のある二幕は、なかなか好い!

二幕は、(一幕との対比で言うと)「三木たかし」と「A.L.ウエバー」の舞台。

この二幕で圧巻なのは、
その「三木たかし」と「A.L.ウエバー」の楽曲の繋がりの素晴らしさだ。
『祖国』から『ピラトの夢』という、想像だけではまったく繋がらないこの二曲が、
演出によって、また観る者の想像力によって、見事に繋がる。

惜しいのは、この『ピラトの夢』と、次の『ラム・タム・タガー』が繋がってない(笑)
というか、この1曲、タガーナンバーは、面白い仕上りだけど、要らない(爆)
『ピラトの夢』が『メモリー』に繋がったなら、二幕はほぼ完璧ではないだろうか?

さて、「ダンス」の事についても少し書いておこう。

2階のA席で観ていた時にも充分に感じていたけれど、
この舞台に出ている「ダンサー」達は、本当に素敵だ。
特に「同期」という部分で、こわいほどに揃っている。
これは、全く同じ動きをしているというのとは、ちょっと違っていて、
動き出す瞬間の「ベクトル」とか、その動きや静止の「目的」といったニュアンスだ。

最もそれを感じるのは、二幕後半の『ヴァリエーションズ』でのダンス。
先日までは坂田さん+野郎共で、これまた濃密なダンスだったけれど、
昨日からは松島くん+おやじダンサーという、もの凄くディープな事になっている。
そのディープさときたら、
「人間の体が表現しうる限界を求めあう者達の集い」
みたいで、そのダンスを見ているだけで胸が熱くなってくる。
想像力、鍛錬、そして緊張感。もしかしたら、客に対する挑戦もあるのかな?
ともかく、あのダンスは必見。

そうだなぁ、、、
『メモリー』から『アイ・ガット・リズム』までだったとしても、私は満足だ。
というか、
むしろ、この部分だけの方が、チケット代金に見合う内容かもしれない。

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コメント

作品についての深い洞察、感心しながら読ませていただきました。
福井さんのお誕生日、劇場まで行ったのに、舞台の福井さんには会えませんでした。
近しい人物が阿久津さんのファンだったため、チケは彼女に譲り、私は思いをはせるだけのこの日でした…

祖国~ピラトの夢、初見のときはぞくぞくしました。
出色ですよね。

投稿: エリザ | 2008年11月 9日 (日) 午後 11時32分

エリザさん、コメントありがとう。

ぜんぜん深くないですし、
今朝あらためて手に取った『ラ・アルプ』の記事に似たことが書いてあってガッカリしたり(笑)

それにしても、あのタイミングでの交替ってのは、
相変わらず「面白い事考えて」くれる劇団ですよね。

投稿: みかん星人 | 2008年11月10日 (月) 午後 11時00分

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