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2008年10月20日 (月)

『レッドクリフ』 Part1

映画館で予告編を観たときに、
「これって、もしかしたら、【赤壁の戦い】を映画にしたもの?」
と思ってワクワクしていたら、タイトルが『レッドクリフ』だったので、大笑い。

しかも、「周瑜」を「トニーレオン」というのにも驚いたけれど、
我が心の羅針盤「諸葛孔明」を「金城武」が演じるというから、さあ大変。
そもそも、三国志でも最も盛り上がるこの部分を映画にするなんて、
いったいどれほどのお金と時間が掛かるんだろう、とも思った。

そう、みかん星人は『三国志』が大好き。
特に、嘘ばっかり書いてある(と言われる)『三国志演義』が好きで(笑)
まさに30年前、吉川英治の『三国志』を穴が開くほど読んだ。
その後、NHKが人形劇で通史を放送したのも、
もう大学生だったけれど、楽しみにしていた。
バブルの後、川本喜八郎氏のその作品たちが売られた事もあった。
最も美しい諸葛孔明は、当時の軽自動車よりも高い値段だった(笑)
 (上のリンク先で、その人形が見られる)

千人以上とも言われる登場人物がいる「三国志」。
吉川三国志の影響で、みかん星人は意外に「曹操」が好きだが、
意外という意味では「趙雲」が最高に好きだったりする。
【赤壁の戦い】とくれば、その直前に「趙雲」の最高の見せ場がある!
けど、3時間もない映画で、
そこから描いていたらとても風は吹かせられないので諦めていた。

が、なんと、この映画、前後編の2部構成だった(笑)
試写会場に入っても知らず、アナウンスがあって初めて「そう」だと知った。
その前編が2時間25分。
「アメリカ、中国、日本、台湾、韓国」の映画で中国語なのだけれど、
なんと字幕は、あの、戸田さん。超ど級映画だ(爆)

冒頭の数分を使って、日本語で背景の説明がある。
それでも、やはり『三国志』を全く知らない人には、
いきなり「劉備」が「荊州(けいしゅう)」から逃亡する場面から始まると、
ちょっと難しいかもしれない。
しかも、妻子を後に残しての逃亡というのは、妙な感じて、
「これが『徳』で人望の篤かった男なの?」
と思ってしまうのだが、総ては「趙雲」の活躍の場を作るためだから仕方ない。

というわけで、冒頭から、趙雲好きの私にはたまらない出だしなのだけれど、
ここでの「金城孔明」の動きも、期待して無いとは言え、少々もの足りない。
もっともこの孔明、呉で「周瑜」との交流では、とても素敵だった。
その「周瑜」が、どうやらこの映画の中心人物らしいのだけれど、
演じるのは「トニーレオン」
なんと言っても『花様年華』のトニー様だから、黙して悩んでいると素敵(爆)

しかし、合戦の場に登場して、鎧冑姿のトニー様は、ちょっと、変。
この時代の「かぶと」のデザインの問題もあるのだろうけれど、
彼の顔が「かぶと」の中にギュウギュウに詰まっているかの様な印象で、暑苦しい。

そういえば、もっと暑苦しいかと思った「劉備」の弟達は、二人とも静かだった。
青龍刀を振り回す「関羽」は、それでもなかなか素晴らしいけれど、
蛇矛を振り回すようにも見えない張飛は、声ばかり大きい感じで、少し寂しい。

それでも、中盤の見せ場「亀甲陣」はなかなか面白い。
「孔明」と「周瑜」のコンビも上手く機能している。
『三国志』を知る者にとっては、この仲の良さがまた、むふふな訳でもある。

この映画、なかなか面白い仕掛けがある。
冒頭の日本語による解説もそうだけれど、
画面に「久しぶりの主要登場人物」が出てくると、名前等を説明する字幕が出る。
こういう心遣い?は、『三国志』には必要かもしれないなぁ。

さて、このPart1では「いよいよ【赤壁の戦い】が始まる」ところまで。
「孔明」の英知が炸裂する海戦と、その後のエピソードはPart2にある。
『三国志』でも最高に興奮する場面を映画館で観たいのなら、
このPart1を観ておかなければならないのは、間違いないことだ。

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コメント

私が三国志で一番好きなキャラ、それは、、、、

関平です(笑)

投稿: カトキチ | 2008年10月23日 (木) 午後 01時50分

カトキチさん、相変わらずいい線突きますなぁ。

関平って、孔明を看取るんでしたよね、、、ある意味最後の大物かも(笑)

投稿: みかん星人 | 2008年10月24日 (金) 午後 05時34分

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やーーーっと観に行けたレッドクリフ!!! 初日に観る予定が、「1」と知り、出来るだけ「2」との間をつめたいなぁと思っていたのに我慢できな... [続きを読む]

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