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2008年8月21日 (木)

『スカイ・クロラ』

今年、最も期待していた映画を、大満足で観てきた。

最も敬愛する小説家、森博嗣氏の原作を、
これまた大好きな映像作家、押井守氏が映画にした『スカイ・クロラ』。

この「物語」に関しては、書き出すとキリがないきがするし、
いやいや、なにも書けないようにも思うから、
ともかく「映画」の中の「映像等」の部分にだけ関しての記事になります。

なんといっても「音」だ!

この映画の最大の魅力は、映像でも、幾通りにも読める物語でも無く、
数々の記憶と日常に結びつく「音」のリアルさだと思う。
歩く時の靴音、そして床の軋む音、
ドアの前に立ち止まり、或いは立ち止まらずに、そして開かれるドアの音。
絶えず聞こえる「空気」が動く時のあらゆる音。

小説を読んでいるときには思い至らないこれらの音が、
小説にあるのと同じ台詞の背景として登場し、
小説には無かった別の「奥行き」を与える。

「奥行き」という意味では、置かれた備品の数々も、
これが「この星」の物語なのを教えてくれる。
どこか「パラレルワールド」のような、もちろんそうなんだけど、この舞台に、
知っている美術品、とりわけ何度も出るガレの作品(特にベッド!)があることで、
「いま映画を観ている自分」との距離を感じられる。

カメラワーク、特に空に上がってからのカメラの視線が素敵だった。
まるで自分がその場にいて観ているようなカメラの動き。
そして、そのカメラとすれ違う物体が残す音、時に質感、これが凄い。
 (さすがスカイウォーカー・サウンドだなぁ。。。)
平面的な地上の描写も、ちょっと意味深で面白い。
どのみち、自分以外の「人」なんて、見た目と言葉と行動様式でしか測れないし、
 (まあ、それは、自分に関しても同じなんだけれどね)

もう一点、声優さんに関しても書いておこう。
最近は「声優」を使わない映画(特に吹替)が多いように感じるけれど、
押井監督は、比較的「声優」を使う監督だと思っていた。
しかし、今回は声優ではない俳優が多く起用されているのも面白い。
 (ちなみに、みかん星人も、最近の「声優」のにリアリティーを感じない)

最もハマっていたのは土岐野(トキノ)をあてた谷原章介氏だ。
もともと小説だから、容姿も想像の中だった土岐野だけれど、
その姿も声も、まさに「読んでイメージしていた通り」で驚いた。
「容姿」が想像通りなのは、草薙(クサナギ)だが、声はちょっと違っていた。
ただ、彼女の資質を考えると、妙な生カタさのある声は、似合いなのかも。
 (どうやら、監督がかなりほれ込んだ声らしい)

実は、みかん星人の頭の中で「クサナギスイト」をあてていたのは、
この映画で笹倉(ササクラ)を演じていた榊原良子さんなのだ(笑)
榊原さんは、監督の『イノセンス』でも登場していたけれど、
「パトレイバー・シリーズ」の「しのぶさん」だったり、
『風の谷のナウシカ』の「クシャナ姫」や「ガンダム」の「ハマーン」で<をたく?
あの凛として、やや鼻に掛かった声は、まさに「スイト」だったのだけど。。。

そう、原作ともの凄く違うのは、榊原さんが演じた「ササクラ」で、
映画ではなんと女性になっていて驚いた。
驚いたと言えば(笑)、プログラムを読んで知ったのだけれど、
我がファースト・ヒロイン「アンヌ隊員」こと「ひし美ゆり子」さんが出てたのね!

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