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2008年7月26日 (土)

『LOVE LETTERS』 @ ル テアトル銀座

「朗読劇」と言って良いのかな?
ニューヨークで19年前、日本で18年前に上演され、
その後も面々と続いている舞台。
みかん星人も関心を持っていたけれど、
今回、興味深い朗読者が登場したので、ようやく観て来た。

この『LOVE LETTERS』は、ここにあるように、何の工夫も無い舞台で、
一組の男女が、長い期間に渡って送り合った手紙を朗読するだけの舞台。
そして今回、
その舞台に登場したのは、「池田昌子」氏と「野沢那智」氏の二人。

来年の正月で70歳になるという池田さんは、
あげるときりがない役を演じてきた、最も好きな声優だけど、
私にとっては「オードリー」の声であり、「ラウラアントネッリ」の声であり、
つまりは「麗しい声、女性」の象徴のような存在。

一方の野沢氏は、
池田さん同様(年齢も彼がひとつ上)に、とても多くの役をもつ声優で、
やはり「アランドロン」だったり「ロバートレッドフォード」や「ダスティンホフマン」で、
 (一度、彼が二役をやる『大統領の陰謀』を観てみたいものだ・・・)
パイロット版の「ルパン三世」なんかもやった凄い存在だけれど、
なによりも、みかん星人に多大な影響を与えた演劇人。
彼が主宰した劇団薔薇座こそが、みかん星人の演劇好きの基点なのだ。
 (もちろん、「ナッチャコパック」や「深夜版ラジオマンガ」が原点(爆))

というわけで、舞台自体にはさしたる期待もしないで行ったのだけれど、、、

本当に、舞台(というか物語)は、そんなに面白くなかった(笑)

いや、物語は悪くないし、よくできているけれど、
やはり、ただ手紙を読みあうだけという動きの少ない舞台は、しんどい。
それに、途中で気がついたけれど、
これは「手紙の差出人が自分の手紙を読む」という形で進められる。
けれど「受取り手が相手の手紙を読む」方が自然ではないか?と思ったり。

ま、それでも、さすがに我が愛しの二人。
「声」で50年も君臨?してきただけはある素晴らしい芝居でした。

20年前に少し会話した時よりも元気そうな野沢氏は、
相手(池田さん)が読む手紙の内容に合わせて微妙な芝居をし、
観ていてちょっと楽しめる工夫が、さすが演出家!
 (この舞台の演出・青井陽治氏(なんとモトシキ)と野沢氏は、
  それこそ薔薇座時代からの交流だから、好き放題にしたんだろう)

また、池田さんの声の魅力は、いまなお圧倒的で、
幼い頃から、晩年まで、実に鮮やかに演じて、浮かび上がらせていた。

観おわってみて、
「他の組み合わせだと、どんな感じだろう?」と、ほんの一瞬思ったけれど、
この「手紙だけで綴る(50年以上の)大河ドラマ」をもう一度最初から、
興味を維持しつつ、最後まで観る(聞く)気は、とても起こらない。
 (この二人に匹敵する組み合わせを考えるのは楽しいかもしれないが)
ある意味で「一期一会」な舞台だったという気がする。

我が最愛の声で堪能できたのだから、もう、これで良いや(笑)

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